【2022】シャドウバースの「奥義」「解放奥義」とは?グラブル発の能力

シャドウバースの奥義

シャドバにはたくさんの能力がありますが、その中に「奥義・解放奥義」というのもありますよね。奥義と解放奥義は、元々は「グランブルーファンタジー」に出てくる能力で、それをシャドバで再現したものです。

今回は、シャドバにおいて、奥義・解放奥義はどんな能力なのか、バトルでの実用性はあるのかについて解説します。気になる人はぜひ参考にしてみてください。

シャドバでの「奥義・解放奥義」とは

奥義

まず、奥義を発動させるには、奥義の横に書いてある数字のターンにならないといけません。もし「奥義10」なら、10ターン目以降にプレイすると発動します。

そして、奥義を持つカードが手札にあれば、自分のフォロワーが進化するごとに奥義の横の数字が1ずつ減っていきます。たとえば、2回進化すると「奥義10」から「8」に減るので、奥義が8ターン目以降に発動するということです。

解放奥義

解放奥義も同じで、横に書いてある数字のターンになると発動します。ただし、奥義よりも数字が大きく、発動するまでに時間はかかりますが、奥義よりも強い能力です。

また、解放奥義の条件を満たしていれば、奥義と同時に発動します

第19弾パック「十天覚醒」で登場

Eternal Awakening / 十天覚醒

そんな奥義・解放奥義は、グラブルとのコラボパックである「十天覚醒」で登場しました。このパックに収録された12枚のカードが、奥義・解放奥義を持っています。グラブルに登場する「十天衆」のキャラが中心です。

グラブルでの奥義は、キャラクターの奥義ゲージを100%に溜めると発動する、必殺技のような攻撃です。シャドバでは「進化回数を稼ぐ」という形で、グラブルの奥義を再現しました。

「ユニオンバースト」と同じ能力

「ユニオンバースト」と同じ能力

奥義を見て気づいた人がいるかもしれませんが、以前登場したユニオンバーストと全く同じものです。ユニオンバーストは「プリンセスコネクト!Re:Dive」発の能力で、シャドバに収録されたプリコネのキャラが持っています。

ユニオンバーストは奥義と同じく、横に書いてある数字のターンになると発動します。進化すると数字が減っていく仕様も、奥義とまったく変わりません。

奥義・解放奥義を持つカード一覧

ここからは、「十天覚醒」に収録された奥義・解放奥義を持つカードを12枚見ていきましょう。ちなみに、奥義の数は10解放奥義の数は15で、すべてのカードが統一されています。それぞれの実用性も紹介するので参考にしてみてください。

開眼者・ウーノ

開眼者・ウーノ

十天衆の1人目、ウーノ。奥義で相手のフォロワー1体に11ダメージ、解放奥義で自分のリーダーとフォロワーが受けるダメージを-1します。

ウーノは除去と耐久性に優れた能力を持ちます。たった2コストで11ダメージを与えるのは、大型フォロワーにも強いトップクラスの性能です。解放奥義の「受けるダメージを-1する」効果は永続するので、長期戦に持ち込んで発動させると強力。

また、自身も「次に受けるダメージを0にする」効果を持っており、攻撃で倒すには2回殴らないといけません。この使い勝手の良さから、守護進化ビショップで重宝されています。

魔眼の狩人・ソーン

魔眼の狩人・ソーン

十天衆の2人目、ソーン。奥義で自動進化・自分以外のフォロワーを+2/+0、解放奥義で攻撃時「相手全体に自分の攻撃力と同じダメージ」を持ちます。奥義で他のフォロワー全体の攻撃力を2上げ、盤面の強化を行えます。

さらに、進化込みで相手全体に5ダメージ与えるのは、除去とバーンダメージを兼ねた強い能力です。ソーン自身は、必殺と「フォロワー1体を攻撃不能にする」効果を持ちます。

強力な解放奥義を持っていますが、実用性については微妙。以前はアクセラレートエルフのフィニッシャーとして使えましたが、今の環境ではパワー不足です。もしソーンに疾走も付いていたら、今でも強かったかもしれません。

怪力乱神・サラーサ

怪力乱神・サラーサ

十天衆の3人目、サラーサ。奥義で相手全体に2ダメージ、解放奥義で1ターンに3回攻撃できるようになります。元の能力では突進を持ち、覚醒状態なら次のターンまで「体力以上のダメージでは破壊されない」という効果も発揮します。

その上で、上記の奥義や解放奥義を発動できれば、除去フォロワーとしてかなり優秀です。しかし、残念ながらサラーサの出番はほとんどないでしょう。

まず、解放奥義を使うのはバトル終盤と考えたら、サラーサの能力では決定力が足りません。また、コスト4の除去フォロワーとしても、同じドラゴンのゲオルギウスティアマト・マグナが優先されてしまいます。

閃耀の双剣・カトル

閃耀の双剣・カトル

十天衆の4人目、カトル。奥義でランダムな相手のフォロワーに4ダメージ×3、解放奥義で自分のフォロワーすべてに「2回攻撃」を付与します。

奥義の除去性能は、コスト2のフォロワーの中でも非常に優秀です。また、解放奥義では、自身も含めたフォロワーすべてが2回攻撃できるようになります。これを疾走フォロワーに付与して、ダメージを2倍にする動きが強力です。

元のスタッツは4/2と高い分、序盤に出しても手札に戻ってくるのが特徴。ただし、フォロワーの攻撃力を下げるファンファーレを持つので、序盤でも使いやすいカードです。カトルの実用性は、比較的高いと言えます。

魔導の申し子・フュンフ

魔導の申し子・フュンフ

十天衆の5人目、フュンフ。奥義で「バトル中に破壊されたコスト5以上のフォロワー2体」を場に出し、解放奥義で自分のフォロワーすべてを+5/+5・リーダーを5回復します。

奥義でフォロワーを展開する能力を持っており、破壊された大型フォロワーを復活させることもできます。さらに、解放奥義でフォロワーを大幅に強化すれば、相手は除去するのが難しいので、そのまま押し切れるでしょう。

元のファンファーレでは、自分のフォロワーを1体選び、破壊されても復活するラストワードを付与。盤面にフォロワーが残りやすくなります。解放奥義まで発動できると強いので、進化ウィッチに採用してみても良いでしょう。

神狼・シス

神狼・シス

十天衆の6人目、シス。奥義でもう1体のシスを場に出し、解放奥義では1体ではなく2体場に出します

元の能力では、突進と2回攻撃を持っているシス。攻撃時能力は少しわかりにくいですが、要するに相手のフォロワーに攻撃したら疾走を持つ、というものです。解放奥義を発動すると、3体のシスが場に並びます。

疾走を持つため、フィニッシャーとして期待できそうですが、採用はあまりおすすめしません。その理由は、相手のフォロワーに攻撃しないと疾走できないという点です。相手の場にフォロワーがいなかったり、フォロワーがいても潜伏や必殺を持っていたりすると、シスを出しても無駄になってしまいます。

天星剣王・シエテ

天星剣王・シエテ

十天衆の7人目、シエテ。奥義で自分のロイヤル・フォロワーすべてを進化、解放奥義で自身に「受けるダメージを0」「能力で破壊されない」を付与します。また、ファンファーレで「解放奥義を持つカード」をサーチできる唯一のカード。

まず、奥義で進化回数を稼げるので、進化軸のデッキとは相性が良いです。さらに解放奥義を発動すると、変身や消滅でなければ倒されなくなり、かなりの耐久性を誇ります。シエテは奥義とサーチ能力が優秀なので、使ってみる価値はあるでしょう。

刀神・オクトー

刀神・オクトー

十天衆の8人目、オクトー。奥義で手札のロイヤル・フォロワーのコストを-5、解放奥義でデッキのロイヤル・フォロワーのコスト-5します。

自身はコスト8と重いですが、手札のコストを下げる奥義はかなり強力。コスト5以下のロイヤル・フォロワーなら、すべて0コスでプレイできるようになります。

特に、オクトーの奥義でコストを減らし、複数の疾走フォロワーを0コスで並べれば、OTK(ワンターンキル)も狙えます。同じロイヤルのシエテと共に、進化ロイヤルの主力として使ってみるのも面白いでしょう。オクトー・シエテのコンビは、十天衆の中では最も実用性があるかもしれません。

繊細の魔奏者・ニオ

繊細の魔奏者・ニオ

十天衆の9人目、ニオ。奥義で自分のフォロワーすべてを+1/+1・必殺を付与、解放奥義で相手のフォロワーすべての守護消失・攻撃不能にします。

奥義では味方を強化し、解放奥義では相手を弱体化するという能力。2コスで全体のスタッツを上げ、必殺まで付与できるのは、なかなか優秀です。また相手の場にフォロワーが5体並んでいれば、すべて攻撃不能にすることで、盤面ロックにもつながります。

スタッツも1/4と高めなので、進化軸のデッキなら出番があるかもしれません。ちなみに、ニオは守護と潜伏を持っていますが、この2つが重なっている場合、守護は無効です。潜伏が解けたら守護が復活します。

魔弾の射手・エッセル

魔弾の射手・エッセル

十天衆の10人目、エッセル。奥義で+2/+0して疾走、解放奥義で手札のフォロワーすべてに疾走を付与します。

奥義で4/4の疾走フォロワーになるのも強いですが、特に魅力的なのは解放奥義。手札のフォロワーすべてが疾走を持つので、かなりの爆発力を秘めています。また、弟のカトルと同じく、序盤に出しても手札に戻ってくるのが特徴です。ただしエッセルはカトルと違い、1枚ドローという平凡なファンファーレしかありません。

実用性については微妙ですが、カトルとの解放奥義コンボを狙うデッキもあります。エッセルの解放奥義でカトルが疾走を持ち、カトルの解放奥義で2回攻撃を付与すれば、2人の疾走で計16ダメージ。決まる確率は低いですが、ロマンならあります。

未来への飛翔

未来への飛翔

グラブルの主人公、グランとジータを出せる未来への飛翔。奥義はなく、解放奥義で十天衆を総べし者・グラン&ジータを場に出します。解放奥義が発動できなければ、PPを消費してグランの覚悟ジータの決心をチョイスします。

グランの覚悟

ジータの決心

解放奥義で出せるグラン&ジータは、5/5の疾走フォロワーです。

グラン&ジータ

「連携20」で2回攻撃を持ち、計10ダメージを与えられます。その前に「連携40」なら進化して、10/10で2回攻撃できる疾走フォロワーという、とんでもないカードに変貌。しかし連携20はチャンスがあるものの、連携40はほぼありえない数字です。そのため、グラン&ジータを進化させるのは、まず不可能と考えて良いでしょう。

とはいえ、チョイスのスペルは汎用性が高く、進化軸のデッキでなくても採用されることがあります。

サムライドリーマー・ミリン

サムライドリーマー・ミリン

グラブルの女剣士、ミリン。奥義で相手のリーダーに3ダメージ、解放奥義で3ダメージではなく6ダメージ与えます。2コスで6ダメージを飛ばせるのは強いですが、残念ながら実用性は低いです。

フィニッシャーとしては物足りず、複数枚出すにも奥義が発動しないと弱いので、安定感がありません。また、ロイヤルの2コス帯には、他に採用したいカードが多いのも難点です。

奥義・解放奥義は強い?

奥義・解放奥義は強い?

カードによって能力はそれぞれですが、奥義・解放奥義は総じて扱いにくい能力と言えます。奥義は進化によって数字を減らし、なるべく早いターンに発動させるのが理想です。しかし、手札になければ数字が減らないので、安定性に欠けてしまいます。

グリームニル

最近の進化ギミックのカードで代表的なのは、虚無ノ哭風・グリームニル。こちらは、「バトル中に進化した回数が5回以上」なので、奥義よりも緩い条件です。これに比べると、奥義は発動させるのが難しいと言えます。

プリンセスナイト

また、ユニオンバーストの時代には、進化時に手札のユニオンバーストすべてを-2する、プリンセスナイトがいました。自身の進化も合わせると、合計で-3できる優秀なカードです。このようなカードが奥義関連にも欲しいのですが、今のところ登場していません。とにかく使い勝手が良くないので、奥義を持つカードの優先度は低くなっています。

【DOC】奥義を活かせる主なデッキ

Dawn of Calamity / 災禍を超えし者

2021年10月、現在は「災禍を超えし者」の新カードが加わった環境です。そんな今でも、環境トップではありませんが、奥義を持つカードを採用したデッキもあります。興味のある人は、ぜひ参考にしてみてください。

進化守護ビショップ

進化守護ビショップ

守護フォロワーを多く採用し、進化回数を稼げるカードも豊富な「進化守護ビショップ」です。開眼者・ウーノを採用。

簡単な立ち回りとしては、双砲の神罰・アンヴェルト聖地の守護獣などのカードを結晶で置き、守護フォロワーを並べていきます。またユルルングルナールの聖騎士など、自動進化できるカードも活かして、進化回数を稼ぎます。

進化回数が多くなったら、ウーノの奥義で守りを固めたり、グリームニルでフィニッシュを狙ったりしましょう。

進化ウィッチ

進化ウィッチ

大型フォロワーの展開を狙う「進化ウィッチ」。魔導の申し子・フュンフを採用しています。清澄の蒼・テトラフラワリングマジシャン・マリーなど、EPを消費せずに進化できるカードで、進化回数を稼ぐのが主な立ち回りです。

また、フュンフの奥義で出せるように、黄昏の神槍・オーディンユピテルなど、コスト5以上のフォロワーも使っていきます。フュンフの解放奥義を発動できるターンになったら、プレイして大型のフォロワーを並べましょう。

進化ロイヤル(オクトーOTK)

進化ロイヤル(オクトーOTK)

オクトーでOTKを狙うタイプの「進化ロイヤル」。刀神・オクトー天星剣王・シエテを採用しています。

8ターン目にオクトーを出すため、シエテやモノクロのエンドゲームを使って進化回数を稼ぎましょう。オクトーの奥義は「8」にすれば良いので、そこまで大変ではありません。

また、後攻ならラミエルの進化でPPブーストを行うと、より早く8ターン目を迎えられます。そして、8ターン目になったら、オクトーを出します。暴威の武人・ジェノ雷滅卿・アルベールなど、0コスの疾走フォロワーが手札にあれば、一気にOTKを狙えるでしょう。

まとめ

奥義・解放奥義について詳しく解説しました。扱いにくい能力ではありますが、発動さえすれば強いカードが多いです。

進化軸のデッキを使ってみたい人は、ぜひ採用を検討してみてください。

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