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シャドウバースのサタンやサタナエルなどについて、カード能力や使い道を詳しく紹介しています。アポカリプスデッキとコキュートスカードの詳細もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
サタンのカード能力
サタンは、自分のデッキを10枚のアポカリプスデッキに変えるフォロワーです。第1弾パック「クラシックカードパック」に収録されています。
アポカリプスデッキ
- サタンズサーヴァント×3
- 沈黙の魔将×3
- ディースの裁き×3
- アスタロトの宣告×1
アポカリプスデッキは4種類で構成され、上記の枚数に分けられています。どのカードも桁違いなパワーを誇りますが、高コストのカードが多く動きにくいのも特徴です。
◆サタンズサーヴァント
サタンズサーヴァントは、5コスト13/13という驚異のスタッツを持つフォロワーです。ただし破壊や能力ダメージなどに耐性がなく、簡単に処理されてしまいます。その他にも一切能力を持たないので、見た目ほど強いカードではありません。
強く使うとしたら、風読みの少年・ゼルや無謀なる戦などで疾走を付与したり、力比べや守護の陽光などで守護を付与したりする動きが考えられます。いずれにしても、サタンズサーヴァント単体で活かすのは難しいでしょう。
◆沈黙の魔将
沈黙の魔将は、6コストの8/8疾走フォロワーです。シンプルに大ダメージを出せるので、アポカリプスデッキのフィニッシャーと言えます。ただし、守護1枚で阻まれてしまい、コストの重さから他のカードとの併用も難しいのが弱点です。
◆ディースの裁き
ディースの裁きは、7コストで相手のリーダーかフォロワー1体に7ダメージ与え、自分のリーダーを7回復させるスペルです。実質ドレインでリーダーも選択できるため、沈黙の魔将に並ぶフィニッシャーとなるでしょう。
◆アスタロトの宣告
アスタロトの宣告は、相手リーダーの体力が1になるようにダメージを与えるスペルです。この1枚で相手を追い詰められるのは強力ですが、逆に言えば体力が必ず1残るので勝ち切れず、さらに10コストと重いのが難点です。
なお、竜爪の首飾りや魔術の始祖・マナリアなどで自分が与えるダメージを+1すれば、相手の体力を0にできます。
ドラゴンで稀に採用
勝負が長引きやすかった最初期のシャドバにおいて、サタンは10コストとはいえ、フィニッシャーとして少なからず採用されていました。特にPPブーストを持つドラゴンは、勝負が長引くかに関わらずサタンを活用し、アポカリプスデッキのパワーで押し切ることができました。
さらにコスト5以上のフォロワーをサーチする竜の伝令や、手札のコストを下げる騎竜兵など、ドラゴンにはサタンを早く出すためのカードも多くあります。
しかし、同じニュートラルで10コストのバハムートやゼウスなどが追加されてからは、サタンの出番は減った印象です。サタン本体にはデッキを変える以外の能力がなく、プレイ時の隙が大きいため、より単体の性能が高いカードのほうが重宝されています。
氷獄の王・サタンのカード能力
サタンのリメイクにあたる氷獄の王・サタンは、自分のデッキを13枚のコキュートスカードに変えるフォロワーです。また、アクセラレート3で4枚のコキュートスカードをデッキに入れられます。第11弾パック「次元歪曲」に収録されています。
コキュートスカード
カード4種類のアポカリプスデッキとは違い、コキュートスカードはハイランダー(13種類が1枚ずつ)です。アポカリプスよりも運要素が強く見えますが、低コストの除去やドローソースもあるので、比較的扱いやすい構成と言えます。
◆辺獄の悪鬼
辺獄の悪鬼は、次の相手のターンが始まる際に手札をランダムに1枚捨てさせるフォロワーです。1枚のみなので効果は薄いですが、相手がまさに出そうとした1枚を捨てられれば妨害の役割を果たせます。
滅多にありませんが、ドラゴンには波濤のプレシオサウルスや黒白の乱舞・ノール&ブランなど、手札から捨てられることで能力を持つカードも多ります。そんなディスカードドラゴンにとっては、手札を捨てる行為はメリットと言えるので注意しましょう。
◆欲望を纏う者
欲望を纏う者は、ランダムな相手のフォロワー1体を破壊し、その攻撃力と同じだけリーダーを回復させるフォロワーです。平均以上のスタッツで除去と回復をこなせるため、1枚で有利な状況を作れます。
◆貪り食うベヒーモス
貪り食うベヒーモスは、進化前はリーダーに7ダメージ、進化後は9ダメージを与えるフォロワーです。直接ダメージを与えるので決定力が高く、進化で打点を伸ばすこともできるため、フィニッシャーとして活用できます。
◆貪欲なスコーピオン
貪欲なスコーピオンは、7/6疾走・必殺・ドレインのフォロワーです。沈黙の魔将とディースの裁きを合わせたようなデザインで、疾走でフィニッシュを狙えるのはもちろん、ドレイン(回復)で耐久できる点でも役に立ちます。
◆怒り狂う氷魔
怒り狂う氷魔は、2コストでEPを2回復できるフォロワーです。4/4の高スタッツで盤面に干渉しやすく、他の大型フォロワーに進化を切って攻めやすくもなるので、トップクラスの実用性を誇ります。
◆異端なる冥獣
異端なる冥獣は、自分のリーダーに「他のフォロワーの数」と同じダメージを与え、他のフォロワーをすべて破壊するフォロワーです。デメリットとして、自傷ダメージの値は自分のフォロワーの数も参照し、さらに破壊対象にも自分のフォロワーが含まれてしまいます。
さらにコスト8という重さも使いにくい要素です。相手のフォロワーを一掃できるのは強力ですが、どうしてもデメリットのほうが目立ちます。
◆暴威の統率者
暴威の統率者は、相手のフォロワー1体に4ダメージ、進化時には6ダメージ与えるフォロワーです。高いスタッツと選択ダメージで盤面を処理できるので、怒り狂う氷魔に並ぶ便利なカードです。
◆悪意の炎帝
悪意の炎帝は、5/5疾走で相手のアミュレットをすべて消滅させるフォロワーです。アミュレット軸のデッキに対するメタとなり、疾走でダメージにも貢献できます。特に虚数物体や安息の領域など、ダメージカット付きのアミュレットを除去しつつ、疾走でダメージを与えるのが強力です。
◆サタンの眼光
サタンの眼光は、次の自分のターンが始まるまで相手の手札にあるスペルのコストを+10し、カードを1枚引くスペルです。スペル主体のデッキが多いウィッチには特に刺さります。また、1枚ドローが付いているのも優秀です。
◆サタンの波動
サタンの波動は、1コストでカードを3枚引くスペルです。非常にコスパが良く、デッキの実用性を高めるドローソースとして活かせます。ただし、コキュートスカードは13枚しかないので、長期戦でのデッキ切れには注意が必要です。
◆天握
天握は、相手のフォロワー1体かアミュレット1つを消滅させ、1枚ドローするスペルです。2コストの確定除去というコスパの良さに、貴重な1枚ドローも付いています。守護やダメージカット持ちのカードを除去し、貪欲なスコーピオンのような疾走で攻める使い方が強力です。
◆地壊
地壊は、お互いのニュートラル以外のフォロワーをすべて破壊するスペルです。コキュートスカードはすべてニュートラルなので、自分はほぼデメリットを被らず、相手にしか作用しない全体除去として活かせます。
◆アスタロトの宣告
アポカリプスデッキにもある通り、アスタロトの宣告は相手リーダーの体力が1になるようにダメージを与えるスペルです。10コストと重く、体力が必ず1残るうえに盤面にも触れないというデメリットが目立つので、使い勝手は良くありません。
アクセラレートでも実用性低め
初代サタンに比べると、本体が1コスト低くスタッツも1/1上がり、トークンのカードパワーも高いので実用性は増しています。初代と同じく、PPブーストを持つドラゴンでは特に実用性が高いです。しかし「プレイ時の隙が大きい」という点は変わっておらず、環境トップでは通用しないカードでした。
また、アクセラレートでカードをデッキに加えても確定サーチの手段がなく、狙ったカードを引ける確率が低いので便利とは言えません。サタンが手札で重複してもアクセラレートがあるので、2枚以上採用しやすい点はメリットと言えます。
関連カード
- 氷獄の呼び声
- 穢れた聖杯
- 異端の修道女・メルコット
- 邪教の神殿
- 氷獄の顕現
- サタナエル
サタンシリーズの関連カードとしては、上記の6枚が挙げられます。
氷獄の呼び声
氷獄の呼び声は、相手のフォロワーを1体破壊し、エンハンス8ならサタンズサーヴァントを手札に加えるスペルです。8コストの確定除去はテンポロスが非常に大きく、能力なしの13/13フォロワーが手札に加わるのも、テンポロスを取り戻すには物足りません。
5コストの確定除去としても、リーダーに2ダメージ与えられる死の舞踏に劣るため、総じて使い所に困る1枚です。
穢れた聖杯
穢れた聖杯は、お互いのフォロワーすべてに2ダメージ与え、カウントダウン3を経てサタンズサーヴァント・沈黙の魔将・ディースの裁き・アスタロトの宣告から3種類を手札に加えるアミュレットです。コストとカウントダウンが重く、除去ダメージも低いですが、サタンよりも少ない隙でアポカリプスデッキを使えます。
デッキ変化ではなく、即座にアスタロトの宣告や沈黙の魔将などのパワーカードを手札に加えるのが強みです。カウントダウンを進めるカードを活かせば、手札に加わるターンが遅い点も改善されます。
後述のメルコットや邪教の神殿も含めて、ビショップにはサタン関連のカードが何枚かあります。
異端の修道女・メルコット
メルコットは、ニュートラルのフォロワーを手札に加えるフォロワーです。ビショップでは貴重なサタンをサーチできる存在で、ストーリー的にも氷獄の王・サタンを信仰しているキャラです。
邪教の神殿
邪教の神殿は、ラストワードでサタンか氷獄の王・サタンをコスト1で手札に加えるアミュレットです。カウントダウンは9で、相手よりEPが多ければ自分のターン開始時にカウントダウンが1進みます。
コストが高く隙が大きいサタンを1コストで出せるのは強力ですが、カウントダウンが長いので序盤に引けなければ厳しいのが難点です。また、早いターンに割れても高コストのカードが多いので、中盤までは扱いにくいでしょう。特にサタン(アポカリプスデッキ)は、最低でもサタンズサーヴァントの5コストです。
立ち回りやすさを重視すると、低コストも含まれる氷獄の王・サタン(コキュートスカード)のほうが優秀ですが、サタンとのランダム2択なので不安定です。
氷獄の顕現
氷獄の顕現は、コキュートスカードの欲望を纏う者・辺獄の悪鬼・異端なる冥獣から1枚をチョイスするスペルです。相手よりEPが多ければ、自分のリーダーに2ダメージ与えてPPを4回復するので、デメリットがある代わりに実質0コストで使えます。
特に実用性が高いのは、相手のフォロワーを1体破壊し、その攻撃力と同じだけ自分のリーダーを回復させる欲望を纏う者です。後攻4ターン目ならPPを4回復し、そのまま欲望を纏う者を出して除去に使えます。リーダー回復もできるので、自傷の2ダメージを補うこともできます。
サタナエル
サタナエルは、自分の手札をすべて消滅させ、アポカリプスカードかコキュートスカードの中から6種類を手札に加えるフォロワーです。両方合わせて16種類のカードから、ランダムに6枚を補充します。
理想としては、怒り狂う氷魔や暴威の統率者などの低コストに加え、ディースの裁きや貪り食うベヒーモスなどのフィニッシャーを揃えたいところです。安定感はありませんがパワーカード揃いなので、どんな6枚でも何かしらの活躍には期待できます。
ただし、プレイ時の隙が大きいのは過去のサタンシリーズと変わりません。コスト6は軽いとは言えないので、安定して着地させるための工夫が必要です。
また、アスタロトの宣告はアポカリプスとコキュートスの両方に含まれますが、手札に加わる確率は2倍にはなりません。アポカリプス4種類+コキュートス13種類から、アスタロトの重複分を除いた16種類で抽選されます。
まとめ
シャドバのサタンについて、関連カードも含めた性能を詳しく紹介してきました。アポカリプス・コキュートスカードは全体的にコストが重いため、主な採用先はPPブーストを持つドラゴンです。1枚1枚のパワーだけで押し切るのは難しいので、基本的にはロマンデッキと言えるでしょう。
また、ビショップには穢れた聖杯や邪教の神殿など、サタン関連のカードを使えるアミュレットもあります。こちらは上手く回れば本家サタンよりも扱いやすいので、活躍のチャンスがあるかもしれません。機会があれば、ぜひサタンデッキを組んでみてください。