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シャドウバースのネフティスについて、カード能力や採用デッキをまとめています。特殊勝利を狙った構築も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
カード能力と評価
- ネフティス
- 冥府の女主人・ネフティス
ネフティスのカードは2種類あります。それぞれの能力や評価を見ていきましょう。
ネフティス
- 収録パック:バハムート降臨
- 声優:日笠陽子
ネフティスは、自身を除くコストの異なるフォロワーを自分のデッキから上限(4枚)になるまで出し、それらをすべて破壊するフォロワーです。ラストワードを持つフォロワーと相性が良く、採用するフォロワーのコストと種類を絞ることで、狙ったラストワードを確定で発動させられます。
ただし、ネフティスはコスト8と重いので、早いターンに出すための工夫が必要です。また、ネフティス以外に採用できるフォロワーが限られるので、構築の幅が狭いのも弱点です。
◆イラスト違い(プライズカード)
イラスト違いのネフティスは、構築済みデッキ第2弾・魂の支配者(ネクロマンサー)に収録されています。デッキ自体はかなり古く実用性がないので、別イラストのネフティスが欲しい方にはおすすめです。
冥府の女主人・ネフティス
- 収録パック:運命の神々
- 声優:日笠陽子
リメイク版のネフティスは、自分のデッキからコストの異なるフォロワー(自身を除く)を2枚出し、それらを破壊するフォロワーです。さらに「コスト1~10の自分のフォロワー」が破壊されているなら、エンハンス10でバトルに勝利します。
旧ネフティスよりも出せるフォロワーの数は少ないですが、より軽いコスト6で同じ能力を使えるのが強みです。しかし、狙ったフォロワーを破壊するなら、ネフティス以外に2種類しかフォロワーを採用できないのが難点です。また、エンハンス10の特殊勝利も遅すぎるので、実用的ではありません。
ネフティスのデッキレシピ
- デッキコード発行
- 総エーテル:49,600
- フォーマット:アンリミテッド
2023年現在、ネフティスネクロでランクマッチを勝つのは困難です。それでもデッキを組むとしたら、画像のレシピを参考にしてみてください。
フォロワーのコストを3,4種類に限定
上記のネフティスネクロは、ソウルテイカー・ララで5ターン目のネフティス着地を狙った構築です。ネフティスを1コストで葬送し、ララで0コストのネフティスを回収して、合計5コストでネフティスを出しましょう。
正攻法ならネフティスでフォロワーを4種類出せますが、この構築ではララで盤面が1つ埋まります。そのため、ネフティスから出せるフォロワーは3種類(4/7/8コスト)です。
4コストの枠は、ララとの兼ね合いで確定ではありませんが、次に働くラストワードをもう1回働かせるトワイライトクイーンを採用。7コストは、フォロワー破壊+回復を持つ冥守の戦士・カムラ。8コストは、ラストワードで無限に復活するデュエリスト・モルディカイです。
スタッツ5/5のモルディカイを場に残しつつ、ネクロインパルスの疾走ダメージで勝利を狙いましょう。
その他の相性がいいカード
上記で挙げたフォロワー以外に、ネフティスと相性のいいフォロワーをご紹介します。強力なラストワードを持つフォロワーがおすすめです。
◆冥闇の剛刃・バザラガ
バザラガは、スタッツ4/7で選択不可を持ち、ラストワードで復活するフォロワーです。同じ復活能力を持つモルディカイより攻撃力は低いですが、選択消滅や変身などを受けないのが強みです。モルディカイと並べて盤面を強化するのに使いましょう。
◆屍肉のハイドラ
屍肉のハイドラは、ラストワード(ネクロマンス6)で復活し、能力で場に出たときは2回攻撃を持つフォロワーです。ネクロマンスは必要ですが、場に残れば2回攻撃で大ダメージを与えるので、フィニッシャーとして使えます。
◆ダークアリス
ダークアリスは、ラストワードで自分の場・手札・デッキのネクロマンサー・カードをすべて消滅させ、復活するフォロワーです。ネクロのカードとは非常に相性が悪く、バザラガやモルディカイなど、場に残したいフォロワーとは併用できません。
ダークアリスを使うならニュートラル主体のデッキを組みたいですが、ネフティスで出すのにラストワードが強力なニュートラルフォロワーも少ないのが難点です。併用するなら、2回攻撃させる癒しの奏者・アンリエットや、デッキ5枚以下で9ダメージを与えるウーラノスなどが良いでしょう。
◆デッドメタルスター
デッドメタルスターは、疾走・守護を持ち、ラストワードでリアニメイト8を行うフォロワーです。その場で破壊するので疾走は活かせませんが、リアニメイト8でモルディカイを並べるのに使えます。また、アクセラレートでコスト9のデッドメタルスターをデッキに入れれば、もう1体並べられます。
◆冥界神・ハデス
ハデスは、ラストワードで冥府への道を出し、墓場を+6するフォロワーです。墓場が30枚以上なら、冥府への道で全体6ダメージを与えられるので、ネフティスを出すターンまでに墓場を溜めましょう。8コストで出すなら余裕を持って溜められますが、ララと併用するなら墓場を早く溜める工夫が必要です。
◆よろめく不死者、闇の従者など
2~4の低コスト枠には、ラストワードでフォロワーを破壊するよろめく不死者に加え、リッチ(4/4)を出す闇の従者や地獄の解放者などが採用されます。ララと併用するなら、出せるフォロワーが3種類で枠に余裕がありませんが、4種類なら採用の余地があります。
過去には2・3・7・8や3・4・7・8など、低コストも含めて4種類に絞った構築が見られました。また、3・4コストを闇の従者と地獄の解放者に絞り、死神の手帳で破壊して中盤にフォロワーを出すデッキもありました。
冥府の女主人・ネフティスのデッキレシピ
こちらも実用性は低いですが、リメイク版のネフティスを軸としたデッキも見ていきましょう。特殊勝利型とOTK型の2種類に分けてご紹介しています。
特殊勝利型
- デッキコード発行
- 総エーテル:51,650
- フォーマット:アンリミテッド
特殊勝利型のデッキは、元のコストが1~10のフォロワーを破壊し、ネフティスのエンハンス10で勝利するデッキです。高コストのフォロワーも破壊できるように、葬送カードを多く採用しています。
◆非常に遅いが特殊勝利は可能
エンハンスの発動は早められないので、PPブーストをしない限り、ネフティスでの特殊勝利は10ターン目以降にしかできません。ただし、葬送や直接召喚などでフォロワーは破壊しやすいので、特殊勝利そのものは無理なくできます。各コスト帯のフォロワーは次の通りです。
◆1コスト
1コスト枠はスケルトンです。そのバトル中に葬送したのが1~5回目なら、アンデッドパレードでスケルトンを2体出せます。6回目以降なら、4コスト4/4のリッチを2体出せるので、1枚でコスト2種類分の枠を埋められます。
◆2コスト
2コスト枠はカースドソーサラー・リーズです。葬送してランダム3ダメージを与え、葬送した回数が5回以上なら進化して守護を持ちます。ラストワードで1枚ドローもできる優秀なフォロワーです。
また、PPブーストを持つ2コストとして、メタトロンやラミエルも採用候補に入ります。
◆3コスト
3コスト枠は王墓の骸です。ファンファーレで隠された財宝を出し、自分のフォロワーが破壊されたときに2枚ドロー・リーダー2回復・墓場+2を発動します。ただし、3コストで出すには隙がやや大きいので、葬送の対象にしてもいいでしょう。
◆4コスト
4コスト枠はリッチです。アンデッドパレードによる6回目以降の葬送か、5,7,9回目の葬送で直接召喚される征伐の死帝からリッチを出せます。少ないPPでスタッツ4/4を並べられるので、盤面で押し切ることもできます。
◆5コスト
5コスト枠は招来の大天使です。相手の手札にある「フォロワー以外のカード」のコストを+1し、進化時に自分のリーダーの体力最大値を+5して5回復します。5コストはやや重いですが、特殊勝利を決める10ターン目まで粘るのに有効です。
◆6コスト
6コスト枠は幽暗の墓守です。結晶2で自分が葬送するたびにカウントダウンが進み、ラストワードで6コストの本体が出ます。進化時には葬送して「攻撃力最大の相手フォロワー1体」を破壊し、自分のリーダーを3回復するので、耐久向きの1枚です。
◆7コスト
7コスト枠は魂の岐路・ラカンドウラです。1ターンに2回以上葬送すると直接召喚されて手札に加わり、場を離れるときにランダム3ダメージを与えます。7コストは重すぎるため、葬送の対象にしましょう。同じ7コストの双魂の久遠・ケリドウェンは、結晶1で使うのがメインです。
◆8コスト
8コスト枠は征伐の死帝です。5,7,9回目の葬送で直接召喚されて手札に加わり、場を離れるときにリッチ1体を出します。ラカンドウラと同じく葬送の対象にしましょう。また、アクセラレートで葬送する死を知る者や、ボーンドミネーターも8コスト枠です。
◆9コスト
9コスト枠は、使い勝手のいいフォロワーが少なく難しいですが、今回は大妖狐・ギンセツを採用しています。攻撃力1で百鬼夜行と相性が良く、大腕の沙汰で使い回せば除去(突進)としても使えます。他には結晶持ちのデスブリンガーや、直接召喚されるアルティメットバハムートなどが候補です。
◆10コスト
10コスト枠は輪廻の女神です。アクセラレートで熾天使の剣(除去)か極光の天使(疾走メタ)をチョイスでき、本体は高スタッツでリーダーを7回復できます。双魂の久遠・ケリドウェンでリアニメイトすれば、本体の耐久力を活かせます。
OTK型
- デッキコード発行
- 総エーテル:52,400
- フォーマット:アンリミテッド
OTK型のデッキは、ロキでネフティスのファンファーレを2回発動させ、トワイライトクイーンと冥界神・ハデスを2回破壊するデッキです。ラストワードで冥府への道を4つ並べてOTKを決めます。
◆序盤の隙を埋めてロキを設置
まずは新たなる運命や天使の恩寵などでドローを進め、デッキから出したいトワイライトクイーンとハデスは神秘の指輪でデッキに戻しましょう。除去カードとしては、消えぬ怨恨や霊魂の強襲などを採用しています。
上記のカードで序盤を凌いだら、5ターン目にロキを出しましょう。ロキは「次に働くファンファーレ」をもう1回働かせるので、ネフティスのフォロワー2体を破壊する能力が2回発動します。
◆トワイライトクイーンとハデスを2体ずつ破壊
トワイライトクイーンは、ラストワードで「次に働くラストワード」をもう1回働かせるフォロワーです。同時に冥界神・ハデスを破壊することで、ハデスのラストワードを2回発動させます。
ハデスは、ラストワードで冥府への道を出し、自分の墓場を+6するフォロワーです。トワイライトクイーンとロキの効果も合わさることで、冥府への道が4つ並び、墓場は24増えます。冥府への道で6ダメージを与えるのに必要な「墓場30枚」も、一連の動きで達成できます。
最後はターンを終了し、冥府への道×4で合計24ダメージを与えてOTKを決めましょう。OTKにこだわらないなら隙が大きいロキは外し、トワイライトクイーンとハデスのみで確実にダメージを与えるのも1つの手です。
Switch版やアニメにも登場
Switchの「シャドウバース チャンピオンズバトル」にはアプリ版初期のカードが多く、その中にはネフティスも含まれています。当時使われていた、2・3・7・8やコストを絞ったネフティスネクロも健在です。ただしアグロデッキに弱いので、当時と同じく環境トップとは言えません。
また、2020年7月のTVアニメ「シャドウバース」にも登場。デュエリスト・モルディカイと併用する定番の使われ方でした。その他にも懐かしいカードが多く登場するので、ぜひSwitch版やアニメにも注目してみましょう。
まとめ
ネフティスを使うなら、ソウルテイカー・ララで早いターンに出すデッキがおすすめです。デュエリスト・モルディカイや冥守の戦士・カムラなどと併用し、盤面の強さで勝利を狙いましょう。
冥府の女主人・ネフティスは、特殊勝利ができる個性的なカードですが、エンハンス10という遅さが難点です。それよりも冥界神・ハデスやトワイライトクイーンなど、破壊するフォロワーを絞って強力なラストワードを働かせる使い方がおすすめです。
いずれも実用的ではなく、過去の環境でもあまり活躍しなかったので、余裕があればネフティスネクロで遊んでみましょう。