【LOL攻略】エンゲージって何?今更聞けないLOL用語と考え方


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僕は昔チャレンジャーの子に「シージって何?」って聞かれたことがあります。プロシーン観戦勢には当たり前でも、ノリでソロQ上がるセンスがある人達はそんなことも知らないでチャレンジャーなれるんだと感心しました。

まぁここまで極端なことはなくても「友達が言っているあの言葉って、実は知らないんだよね・・・」ってこと結構ありますよね?ということで、そんな言葉の代表格である「エンゲージ」について今回は説明していこうと思います。

結構「エンゲージ」は広い意味で使うので、話が食い違う代表格だと思います。皆さんも当たり前のように使っている「エンゲージ」。しっかり理解していますか?

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LOLにおけるエンゲージとは?

そもそもエンゲージとは何でしょうか?

◆エンゲージとは

『engage』つまり交戦する、交戦させるという意味らしいです。LOLで使うときは大概「ファイトの始まりの起点になる行為」と思っていいでしょう。

◆どういう時に行うのか

エンゲージとは、簡単に言えば「ファイトを起こすこと」なわけです。つまりウィントレードでもない限り、エンゲージとは「勝てる!」と思った時にするわけですね。

いやまぁ「勝てる気しないけど・・・いやでもここいかないとどうせ負けじゃん」って時にもしますね・・・うん・・・んでエンゲージしたせいにされるんだよなぁ・・・うわぁ・・・やだなぁ・・・。

キャッチとオールインとは?エンゲージと何が違うの?

さて「エンゲージ=交戦」ってのはみんな大体わかっていると思います。でもLOLはその辺り、もう少し細分化されているんですよね。界隈によって微妙に使い分けは違うと思いますが、大体こんな感じです。

◆キャッチ

「キャッチ」というのも結局、エンゲージのひとつなのですが「単体を捕まえる」というところに重きを置いています。「キャッチアップ」や「キャッチオフ」ということもあります。「1人を捕まえて落とし切る」のが「キャッチ」です。

◆オールイン

「オールイン」は「エンゲージをしたら全員で突っ込むぞ!」というものです。「オールイン構成」等とも言います。味方のキャリーが落ちるよりも、相手のキャリーを先に一気に落とすことで集団戦の勝ちへ導こうという考えです。全てのチャンピオンが、エンゲージに合わせるのが強い場合の考え方です。

補足ですが「オールイン構成」で有利を取ったら「5vs5でもとりあえず突っ込めば勝てる」負けてても「とりあえず突っ込まないと話にならない!」というシンプルな状況になるので、初心者~中級者。日本鯖で言えば、D1くらいまでならこういった構成が強い傾向にあります。

◆エンゲージ

「え?なに?エンゲージさっき説明したじゃん」という気持ちはわかりますが、一般的にファイトの始まり方がエンゲージである以上「キャッチをするべきなのか、それとも4vs4や5vs5をするべきなのか」という話になります。なので「キャッチの方がいい」という意見があれば、その反対の4vs4等の集団戦でのエンゲージを「エンゲージしよう」という表現になりがちです。

「4vs4や5vs5のエンゲージ」を表現する言葉がないので(あったら教えて下さい)、キャッチとエンゲージは分けて理解しておくほうがいいでしょう。「キャッチ=エンゲージ」で合っているのですが、基本的にキャッチしたいときに「エンゲージしよう」という表現にはなりません。

各チャンピオンのエンゲージが強い・弱いって何?

「このチャンピオンはエンゲージの強い」「この構成はエンゲージが弱い」という言葉をよく聞くはずです。さて、それって一体何なんでしょうか?

◆CCの強さ

まず皆さんが、パッと思いつくのは「CCの強さ」でしょう。「アリスターのWQ」「マルファイトのウルト」「ヘカリムのウルト」等、相手を足止めできれば味方がフォーカスを集めれます。相手の拘束時間と人数が多ければ、それだけ相手はダメージの出す時間も減らせますし、ポジショニングも取れません。これがエンゲージした際の勝率を上げる大きな要因になります。

◆エンゲージ距離

エンゲージ距離は非常に重要な要素で、短いとそもそも相手へエンゲージができません。相手が認識していない、もしくは認識していても食らってしまうのが強力なエンゲージチャンピオンと言えるでしょう。

◆エンゲージが強い「するのが強い」と「出来たら強い」は別物

先程の「CCの強さ」と「エンゲージ距離」のどちらもあるのが「エンゲージが強い」と言われるものです。分かりやすい例としては先程の「マルファイトのウルト」や「ヘカリムのウルト」。他には「ジャーバン4世のEQR」等があります。どれもエンゲージ距離もCCも強力ですよね。

ただ一方で「エンゲージできたら強い」と言われるチャンピオンは、一般的に「エンゲージチャンピオン」としての評価は下がります。例えば「アリスターのWQ」の射程は短い為、エンゲージ要素としては薄くなります。なので「エンゲージする」ことは、弱いチャンピオンです。ただ一方で「エンゲージできたら強い」チャンピオンであることは間違いありません。

一方で「ノクターンのウルト」や「ツイステッドフェイトのウルト」等、エンゲージ距離は抜群ですがCCの強さとしては、いまいちなのでエンゲージが強いという表現にはなりません。こういう風に「エンゲージできたら強いのか」又は「するのが強いのか」を考えるのは、構成や試合展開を考える上で大切な要素になっています。

◆「キャッチが強い」は「エンゲージが強い」とは別物

キャッチとエンゲージはほぼ同じ要素が求められますが、1番の違いとしてエンゲージは「複数へのCC」が求められます。一方でキャッチの強さは「単体へのバーストダメージ」が求められています。例えばよくある「ゼド」「タロン」「アカリ」等のアサシン系は、強力なCCがほぼありませんが「キャッチが強い」チャンピオンと呼ばれます。

同じように「カミールのウルト」や「エリスのE」は、集団戦のスタートとして大きな役割を果たすことはとても難しいですが、1人をキャッチするにはとても強力なスキルです。

先程の「ノクターンのウルト」や「ツイステッドフェイトのウルト」もキャッチをするには、単体へのCCは強力なので「エンゲージが強い」とは言えませんが「キャッチが強い」とは言えます。このように「キャッチ」と「エンゲージ」は似ていますが、チャンピオンや構成によって大きくプレイの仕方は違ってきます。

エンゲージの種類

エンゲージの種類は他にもあります。

◆セカンドエンゲージ

セカンドエンゲージとは「誰かがエンゲージしてくれた後にエンゲージする」ことです。例えばアリスターのエンゲージは、弱いと言いましたが「ジャーバン4世が囲んだところにアリスターのWQを入れる」等は、とても強い動きですよね。「ニーコ」等も、エンゲージチャンピオンとしては本当に弱いですが、セカンドエンゲージとしては優秀なチャンピオンです。

◆カウンターエンゲージ

カウンターエンゲージとは「相手のエンゲージに対してカウンターでエンゲージし返す」ことです。例えば「相手のへカリムがウルトを使ってエンゲージしてきたとき」に「相手のバックラインに味方のマルファイトがウルトを使ってエンゲージをする」といったような状況ですね。効果としては2つあって、1つは単純に「エンゲージに合わせて、前に出てきた相手キャリーを狙って逆に落としてしまう」ことです。

もう1つは同じ動きになりますが「味方を助けるために自分が犠牲になって、相手のバックラインに飛び込んで相手のバックラインを下げさせ時間を稼ぐ」ことです。これは「相手のエンゲージに対してピールする」と考え方は同じですが、一般的なピールがキャリーを守るように動くのに対して、カウンターエンゲージで時間を稼ぐ行為はむしろ前に出ていく行為です。

この後者の動きが理解していない人が結構います。これはキャリー側も「ピールしろよ」と脳死なことを言いますし、それを真に受けたタンクも「味方守らなきゃ!」と後ろに下がっていきます。その分相手のバックラインは前に来ているので、ダメージ負けしてしまいます。もちろんピールすることが正しい場面もありますよ。

このあたりは相手と比べて「キャリーが単体ダメージが大きい」のか「キャリーがAOEダメージが大きいのか」で変わってきますが、この話は長くなるので、このあたりで終わりましょう。

◆ベイト

相手がエンゲージやキャッチを狙ってくるだろうなという場面で、相手を釣る動きをしてエンゲージし返すことも、個人的にはエンゲージだと思っています。「交戦する」がエンゲージですからね。ウディア等で相手が狙ってしまうような動きをして、味方の方に引きつけてからファイトをしたり、他にはエズリアルで相手のエンゲージを誘って避けてからファイトをスタートしたり等があります。

◆ディスエンゲージ

エンゲージを回避する、いなすことを「ディスエンゲージ」といいます。一般的にはピール能力の高い「ブラウム」「ジャンナ」等の相手を弾き飛ばしたり、味方へのダメージをカットすることができる性能のあるチャンピオン達。

もしくは「エズリアル」や「ザヤ」のような自衛能力が高いチャンピオン達が「ディスエンゲージ能力が高い」と言えます。「リーシン」「グラガス」「アリスター」「レル」のように「エンゲージ(キャッチ)もディスエンゲージもできるチャンピオン」は、チームゲームでは構成を作りやすいので重宝されます。

まとめ

・エンゲージは交戦すること

・キャッチは単体を即死させようとするエンゲージ

・エンゲージの強さはCCの強さとエンゲージ距離

・キャッチの強さは単体ダメージも考える

・セカンドエンゲージやカウンターエンゲージという考えもある

最後に

「シージって何?」「エンゲージって何?」「キャッチって何?」「カットって何?」「ベイトって何?」

「それはLOLが上手く見えるおまじない」ということで、これくらいはセーフ・・・セーフだよね?セーフじゃなくて炎上したらどうしよう・・・。まぁ今更か。

今回は用語の記事を書いてみました。書いてて思うんですけど「エンゲージって何?」って考えたときの難しさね・・・。おまじないだよおまじない!

この記事の著者

syouko

syouko

学生時代はスポーツでプロを目指し、その後スポーツのコーチへ。
CIV4マルチという闇のゲームを4年したあとLOLにハマり、アマチュアチームの代表兼コーチとして1年半運営。
LOLを競技として捉えている人達を応援しています。

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