- 2020-12-1
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- LoL, ノクターン, 初心者, ジャングル

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今シーズンも終わっちゃいましたね。今回は「なんとか来シーズンはゴールドに行ってみたい!」「ジャングル全然わかんなけどやってみたい!」という人向けに、ノクターンを紹介したいと思います。
正直ノクターンは使っていて、個人的にはあまり楽しくないです・・・。しかし、ノクターンはスキルも簡単でジャングルとしてやることも、とても単純です。しかもそれなりに強いので、自信のない人や初心者の人にはお勧めできます。実際、僕の様なノーフィジカルのおじさんでも、それなりに勝つことができます。
初心者に勧めたら「ウルトが楽しい!」という人もいたので(というか僕も最初はウルト楽しかったな)ジャングルを覚えるうえで、レートを上げる目的でもノクターンは良いチャンプじゃないかなと思います。
【LOL攻略】ノクターンのスキル説明
まずはノクターンのスキルを説明していきます。
◆パッシブ
Passive: 一定時間毎のAA物理DMが20%増加して周囲200の敵ユニットにDMを与える範囲攻撃になり、当たった敵ユニット毎にLvに応じたHPを回復する。また、CDは建物を含む敵ユニットへのAA毎に1秒、対象が敵チャンピオンか中立モンスターの場合は3秒解消される。
回復HP(1Hit毎):
15/16/18/19/21/22/24/25/27/28/30/31/33/34/36/37/39/40 (+0.15AP)
固定CD: 14s
簡単に言うとパッシブが溜まると、AA(オートアタック)が範囲攻撃になって回復します。そしてAAごとにパッシブのCDが解消されていき、すぐにパッシブのAAが出来るようになります。
このパッシブによってジャングルクリープを早く、なおかつヘルスを残して回ることができます。さらに殴り合いさえできれば、ダメージと回復でほとんどのチャンピオンと殴り合いに勝つことができます。殴れば殴るほどパッシブは解消されていくので、ASが上がるリーサルテンポとも相性がいいですね。
◆Q
Active: 指定方向に影の刃を投げて当たった敵ユニットに物理DMを与え、範囲内と刃が当たった敵チャンピオンの動いた軌道上に影の軌道(5s)が残る。影の軌道の上ではADとMSが増加してユニットをすり抜ける。
増加AD: 20/30/40/50/60
増加MS: 15/20/25/30/35%
物理DM: 65/110/155/200/245 + [増加AD × 75%] 弾速: 1600
Cost: 60/65/70/75/80MN CD: 10s Range: 1125
これは「方向指定スキル」でチャンピオンに当てると、当てたチャンピオンから影が伸びます。影の上では移動速度とADが上がります。ノクターンは、素のステータスのADが高くなく、この上で殴り合って初めて強い設計になっています。
Qを当てる→リーサルテンポの発動ラグの間に近づく→AD増加とリーサルテンポのAS増加で殴る→移動速度が高いから相手は逃げれないという風に、相手をキル取ることができます。
逆に言えば、Qを当てれないとMSもADも上がっていない状態になります。その状態は本当に弱いので、しっかり当てましょう。当てれないときは、下がりましょう。
◆W
Passive: ASが増加する。
増加AS: 30/35/40/45/50%
Active: スペルシールド(1.5s)を獲得し、その間一度だけ敵のスキルを無効化する。無効化した場合、5秒間Passiveの増加ASが100%増加する。
増加AS: 60/70/80/90/100%
Cost: 50MN CD: 20/18/16/14/12s
Wはスペルシールド、つまりスキルを1つ無効化することができます。忘れてはいけないのは、このスキルを取ればASが上がること、スペルシールドを成功すればさらにASが上がることです。
レベル2でWを取ればファーム速度が上がりますし、ドラゴンやヘラルドの攻撃をスペルシールドで防げばASが更にあがり、素早くオブジェクトを取ることができます。
◆E
Passive: Flee中の対象に向かって移動する際、MSが335増加する。
Active: 指定対象の敵ユニットに2秒かけて魔法DMを与え、2秒間対象が一定範囲内(範囲465)に留まり続けていれば、更にFleeを与える。
魔法DM: 80/120/160/200/250 (+1.0AP)
Flee効果時間: 1.25/1.5/1.75/2/2.25s
Cost: 60/65/70/75/80MN CD: 15/14/13/12/11s Range: 425
対象を指定して、範囲内で2秒間かけ続けたらFlee(フィアだと思ってた)が、かかります。フィアはランダムに動き、多分自分から相手が逃げるように動くのがFleeだと思います。
FleeがかかるとノクターンのMSが上がるので、余裕がある場面では相手を追い越して、自分から逃げる性質を利用して味方の方に寄せたりできます。
リーサルテンポの発動タイミングと、Fleeのかかるタイミングがちょうどよく入るのでそこで殴り続け、相手に大ダメージを入れることができます。ジャングルを狩る際も、特にスカットラーを狩る際は、しっかり使っていきましょう。
◆R
Active: 全敵チャンピオンの視界範囲を半減させて対象自身の視界のみ得られる状態(6s)にする。敵チャンピオンへの再使用時に指定対象の元までリープし、物理DMを与える。再使用時に漆黒の帳(W)のスペルシールドが有効の場合、リープ終了までスペルシールドが延長される。
物理DM: 150/275/400 + [増加AD × 120%]
Cost: 100MN CD: 150/125/100s Range: 2500/3250/4000
相手の視界をかなり狭くし、敵チャンピオンへかなり長い距離飛んでいきます。相手はミニマップも見れなくなるので、集団戦中のポジショニングも難しくしますし、テレポート等も飛べなくさせることができます。
忘れてはいけないのは、ウルトのレベルによってレンジが長くなっていくので、レベル6~10ではそこまで広い範囲をカバーできません。このスキルが、ノクターンの価値の9割を占めています。
ノクターンの強み
ノクターンの強みを活かす展開になれば、本当に強いチャンピオンです。
◆殴り合いに強い
ノクターンは殴り合いで、ほとんどのジャングルに勝つことができます。「ビビらずに殴り合う!」ということを、忘れないようにしましょう。ただ、Qは絶対に当てないとダメだということはお忘れなく。
◆ファームが比較的安定して早い
ノクターンはQとパッシブによって、AOEダメージもあり回復もするので比較的早く安定して、ジャングルを周回することができます。
特に初心者にお勧めできるのは、ジャングルを狩る難易度が低いことです。例えば、ジャングルを回るのが早いと噂のリリアやニダリーは、回ること自体に結構な操作難易度を要求されます。
しかしノクターンは、思考停止で殴るだけでヘルスがそれなりに残ります。この辺りも、初心者ジャングラーにお勧めすることができます。
◆ウルトでキャッチ、キル回収が強い
普通ガンクというのは、しっかりワードを置いていれば避けることができます。しかし、ノクターンのウルトは相手が見えない位置から打つことができます。これにより、相手はずっと警戒しないといけないですし、警戒しない相手はキルを取ることができます。
ジャングルというのは、レーナーからすれば「突然現れる存在」かもしれませんが、実際はジャングルは「戦闘が起こりそうな場所」「戦闘が起こせそうな場所」にいる必要があります。ノクターンは、突発的な戦闘に対してウルトでかなりの範囲カバーすることができます。
◆相手の視界を消すことができる
上記で説明したように、視界を消すことができれば大きなアドバンテージを得ることができます。例えば普通のジャングラーであれば、ガンクに対してテレポートでカウンターを取ることができます。ノクターンには、それをすることができません。集団戦中に視界が消えれば、スキルやAAを当てることが非常に難しくなります。
ノクターンの弱み
ノクターンがプロシーンでピックしにくいのは、弱みがいくつかあるからです。かなり致命的な弱みもあります。ソロQでは、この弱みが出ないように立ち回る必要があります。
◆集団戦に弱い
ノクターンは、集団戦がとても弱いです。たしかに視界を消すことはできます。しかしノクターン自体が飛び込んでも、即時CCがないためキャリーに逃げられますし、そこから戻るスキルもないので、ただ突っ込んで死ぬだけの存在になります。
これを理解していない人は「突っ込んで殺せよ!」と言ってきますが、無視しましょう。
◆レートゲームに弱い
集団戦に弱いということは、レートゲームにも弱いということです。視界の取り合いでも、ノクターンは無力です。
もしレートゲームになったときは「視界を消すだけ消して、手前のタンクにフィアをかける」「視界を消しながら、奥に突っ込んで自分にスキルを使わせて死ぬ。味方の誰かがその分殴ってくれることに期待する」「サイドレーンの主導権を取ろうとしてる相手にウルトを使う」の、どれかをしましょう。
◆レベル6までが弱い
確かに殴り合いは強いのですが、ウルトがない状態ではそもそも相手に飛び込めず、殴ることができません。ガンクが、ほぼできないと考えてください。
◆ウルトがない時が弱い・・・弱すぎる
ノクターンのウルトは非常に長く、その間はただの置物と化します。ブッシュで待って、捕まえたりすれば別なのですが「真正面からQを当ててEを当てて」なんかしても、フィアがかかるころには死んでます。
初心者ジャングラーにノクターンがオススメな点
初心者におすすめ要素を説明しましょう。
◆操作が簡単
操作がとても単純です。正直難しい要素はQくらいで、それすらも確定キルなら「Eから入ってFleeがかかってからQを当てる」で確定で当たります。
「ウルトの飛んでる最中にQを当てる」という技術もあるのですが、そんなこと僕はできません。「できたからレートが上がる」というのは、もっとレートが高くなってからだと思います。
◆警戒心がない相手に強い
ノクターンの強みは、警戒心の相手にぶっ刺さります。少なくとも、ダイア下位くらいまでなら警戒されたことはないので、ゴールドまでは絶対に警戒されないと思います。
ノクターンの弱みであるレベル6前や、ウルトがない時に相手が試合を動かすということもしてきません。
◆考え方がシンプル
ノクターンの考え方は、とてもシンプルです。要するに「ウルトをどうやって上手く使うか」だけを考えればいいのです。強みと弱みがはっきりしているからこそ、考えがシンプルにできます。
初心者ジャングラーにノクターンがオススメできない点
「難しい要素あるのか?」と思っていたのですが、初心者にやらせてみると結構あるみたいです。
◆画面固定を外さないといけない
僕は、LOLをプレイした初日に画面固定を外したので分からなかったのですが、ノクターンのウルトを使うには画面固定を外さないと使えませんよね?画面固定がまだ外せない人は、ノクターンを使うのは難しいかもしれません。
ぶっちゃけジャングラーをするには画面固定を外さないと、おそらくできないので・・・どっちにしろって感じはします。
◆ミニマップを見ないといけない
これもジャングラーなら絶対必須なのですが、ミニマップから状況を判断できないと難しいです。ノクターンなら、他のチャンピオンより判断できなくていいんじゃないかな・・・と思います。
なぜなら、どうせウルトがない時は見る必要がないからです。ウルトがない時に見れる人は、他のチャンピオンでも見ることはできるでしょう。
ノクターンジャングル試合の流れ
試合の流れを軽く説明していきます。
◆ルーンマスタリー
ルーンは、こんな感じがいいと思います。好みもあるので、使い慣れたら他のルーンも調べてみましょう。「冷静沈着」か「凱旋」かは好みです。
◆おすすめアイテム
アイテムが変わったので難しいのですが、とりあえず「電撃」のルーンを持つならこれがいいでしょう。
◆レベル6までずっとファーム
レベル6までは、基本的にずっとファームで大丈夫です。もちろんレベル6前に、ガンクが決まれば理想ではあるのですが・・・。「そんなことができれば苦労しねぇ!」と思ってファームしましょう。
ノクターンでガンク決めれる人は、他のチャンピオンでもガンクがどんどん決めれる人です。つまり初心者や、レートの低い人には無理だということです。そんなことを考えている暇があるなら、レベル6にどれだけ早くなれるか考えましょう。
ノクターンウルトの使い方と上達のコツ
ウルトのコツをいくつか紹介したいと思います。
◆ウルトを使う場所を探す
ウルトを覚えたら、ウルトを使う場所を探しましょう。極端な話をすれば「キルを取れる場所」に行くべきですが「それがわかれば苦労しねぇよ」ということなので、後で説明します。
◆ウルトを安易に使わない
使ってみないとキルラインがわからないと思うので、どんどん使うべきです。しかし「ウルトを持っているだけで相手は警戒をする」逆に言えば「ウルトがない間は相手はとても有利になる」ということを、頭の中に入れておきましょう。
◆ウルトがない時はずっとファーム
ウルトがない時のノクターンは、本当にいてもいなくても同じなので、基本的にファームをずっとしていて大丈夫です。
もちろん、ウルトがない時のアクションが決まることもあります。しかし、そのアクションをしている間に「ウルトのCDが上がるまでファームしてリコールして装備を整える」ということをすれば、ウルトを使用した際の成功率は格段に上がります。
◆ブリンクの無い相手を狙う
ブリンクの無い相手にウルトを使えば、基本的にキルを取ることができます。もし相手にブリンク持ちADCなどがいれば、サポートを狙うのもありです。
◆ブリンク後を狙う
ブリンクの無い相手と同じ理屈ですが、ブリンクを使ったチャンピオンを狙いましょう。大体のチャンピオン、例えばルブランやフィズなどはダメージトレードにブリンクを使います。
その前にウルトを打ってしまうと、そのブリンクで逃げられてしまいます。しかし、相手がダメージトレードをしたのを見てから打てば、そのブリンクがCDなので逃げることができません。
◆ヘルスが少ない相手を狙う
ヘルスが少ない相手なら、場所やチャンピオンは選びません。キル回収するために、ウルトを使うことが1番簡単な使い方なので、暇な時間は相手全員のヘルスを見るようにしましょう。
◆味方に入らせてからウルトを打つ
「ウルト届くよ~」とピングを出して、味方に先にファイトさせてから打つと、相手はブリンクやピールのスキルを使いますし、ダメージも足りるようになります。
例えば相手がエズの様な逃げるのが得意なチャンピオンでも、味方に入らせて逃げさせてから、その逃げた先にウルトを打つことによって、簡単にキルを取ることができます。
ルルの様な守るのが得意なチャンピオンでも、味方にルルのスキルを吐かせることで、ノクターンにスキルが打てなくなります。
ノクターンをプレイする時の注意事項
さて、先程言ったように弱みも多いチャンピオンです。弱みはしっかり理解しましょう。
◆集団戦最初に飛び込まない
集団戦に最初に飛び込んではいけません。誰か別に飛び込むチャンピオンがいるなら、そのチャンピオンを飛び込みやすいようにウルトを使って、真っ暗にしてあげましょう。
自分が育っているならその味方が先に、自分が育っていなくて飛び込む味方が育っているなら、先にウルトで飛び込んでフォーカスを受けてあげましょう。その結果、死ぬのは仕方ありません。
もし飛び込む相手がいないなら、相手が飛び込んできてからウルトで真っ暗にして、相手にファイトをしにくくしましょう。その後、奥に突っ込むか手前に突っ込むか、そもそも突っ込まないかは、少し悩みどころです。そもそも集団戦は弱いので、ウルトで暗くするタイミングをしっかり考えましょう。
◆殴る状態になったら引かない
ノクターンは、殴れる状態になったら引いてはいけません。引いた後やることがないからです。引くときは「殴れない!」という状態になったときに逃げるだけで、基本Eが入った場合は、死んでもいいから殴ったほうがいいです。
◆難しかったらEのあとにQ
ウルトの最中にQを当てるような難しいプレイもありますが、逆に絶対にキルが取れるときはEでFeelがかかってるタイミングでQを当てても構いません。
レートゲームになった時のノクターン
何度も言うように集団戦が弱いです。つまりレートゲームが弱いということです。変にバロンやドラゴンにグループアップしても、よほど味方が強くない限り勝てません。
味方が強い場合はグループアップしても構いませんが、自分だけが強い場合は集団戦ではなく、取りたいオブジェクトの逆側に行って、浮いている敵を倒しましょう。
最悪バロンやドラゴンをされても、ウルトで遅れてファイトに参加することはできます。基本的には25分くらいまでに、試合をぶっ壊すイメージでゲームをしましょう。
まとめ
・レベル6までファームしよう
・レベル6からはウルトをアグレッシブに使おう
・ウルトがない時はファームしよう
・集団戦はできるだけしないようにキャッチを狙おう
・オブジェクトの逆側を叩き潰そう
最後に
日本人ジャングラーって本当に少ないんですよね。レベルもかなり低く感じます。LJLでも日本人選手は、かなり少ないですし。僕自身上手いプレイヤーではないので、LJLレベルのジャングラーをどうこうはできませんが、人口は力です。
この記事を読んで、少しでもジャングラーが増えてくれたらいいなと思います。次のパッチで、ジャングルが不遇ロールにならないことを祈ります。