【LOL攻略】クリティカルアイテムのいろは<概要と強み>

皆さんがクリティカルを用いてダメージを出すチャンピオン、主にマークスマンを使用するときに「何を積めばいいかわからない、」「どれから積めばいいかわからない」といった方もいると思います。

ビルドサイトを見て、みんなが積むものをマネするというのもよいですが、どのようなアイテムがあるのか、そしてそのアイテムの強みというものを理解し、状況にあったアイテムを詰めるようになりましょう!

この記事では、クリティカルアイテムの概要と簡単な強みを説明していきます。

LOLにおけるクリティカルって何?

クリティカル攻撃とは、簡単に言えば大ダメージを与えるということです。基本的には、クリティカルが発生すると200%、つまり2倍のダメージを与えることができます。

オートアタックで与えるものを連想しがちですが、魔法スキルにクリティカルダメージがあったりもします。ここでは、あくまでもオートアタックにおけるクリティカルダメージを、想定させていただきます。

クリティカルダメージは2倍の火力が出せます。多くのマークスマンは、クリティカルダメージを出したいと思うわけなのですが、初期値は0%なので、アイテムを買わなければ発生しません。

つまり、クリティカルを発生させるためにクリティカルアイテムを積むということです。例えばファントムダンサーを購入した場合は、+25%のクリティカル発生率が生じるので、25%の確率で200%のダメージを出すことができます。

クリティカル発生率を合計100%にすれば、オートアタックは100%、つまり確定でクリティカルダメージとなるのです。

クリティカルアイテムは、アタックスピード(AS)を上げるジールというアイテムから派生するアイテムと、主にアタックダメージ(AD、攻撃力)を上げるB.Fソードの派生アイテムに分かれます。

こちらは後程説明します。

クリティカルを積むメリットとは?

マークスマンは、クリティカルアイテムを積むというのは固定概念化していますが、クリティカルは絶対積まなければならないのかと言われれば違います。

なぜ積むのかという疑問がある方のために、ここで簡単に説明します。クリティカルアイテムを積むメリット。それは、「圧倒的なDPS(継続的に出すことのできるダメージ)」です。

アイテムで得たAD、ASとクリティカルによって200%~のダメージを、クールダウンの存在しないオートアタックで、出し続けるため非常にDPSが高いのです。

DPSを出すということは、LOLにおいてとても重要な役割です。集団戦で敵にダメージを与えるのはもちろん、タワーの破壊やドラゴン、バロンの獲得といった、あらゆる場面で重要となります。

クリティカルアイテムの説明

◆BFソード派生アイテム

主に攻撃力(アタックダメージ)の上昇するアイテムとなります。

(1):インフィニティエッジ

値段 合計3400G
上昇能力 +80攻撃力 +25%クリティカル発生率
効果 (重複不可)クリティカル時のダメージが200%ではなく225%になる

インフィニティエッジは、クリティカルビルドを選択した場合、ほとんどすべての場合に採用されます。

理由としては、80という攻撃力の上昇に加え、クリティカルダメージを25%増加するという効果によって圧倒的なダメージをたたき出すことができるためです。

他アイテムを比べて100G以上高価なアイテムではありますが、クリティカルを出すことを目的とするビルドであれば、必須といってよいほど欠かせないアイテムとなります。

(2):エッセンスリーバー

値段 合計3300G
上昇能力 +70攻撃力 +25%クリティカル発生率
効果 (重複不可)・クールダウン短縮 +20%・通常攻撃時に減少マナの1.5%を回復

エッセンスリーバーは、自動効果であるクールダウン短縮とマナの回復が特徴的なアイテムです。スキルを多用して、ダメージを与えることを得意とするチャンピオンに採用されます。

ルシアンやザヤ、シヴィアなどスキルを回し、マナが枯渇しやすいチャンピオンでは初手に積むほどに重要なアイテムとなります。

(3):ストームレイザー

値段 合計3200G
上昇能力 +50攻撃力 +25%クリティカル発生率 +15%攻撃速度
効果 (重複不可)【エネルギー充填】移動もしくは通常攻撃を重ねることで、エネルギー充填状態の通常攻撃が可能になる。

【麻痺】エネルギー充填状態の通常攻撃が120の追加魔法ダメージを与える。エネルギー充填状態の通常攻撃で0.5秒間75%のスロウ効果を与える。

ストームレイザーは、エネルギー充填攻撃のできるアイテムです。エネルギー攻撃は、歩いたり、攻撃すると溜まっていき、溜まった状態でオートアタックするとエネルギーを消費して効果が発動します。

後述するジール系アイテムにも存在しており、それぞれ効果が異なります。エネルギー充填は、重複不可と書かれていますが、他アイテムのエネルギー効果は名称が違うので、追加ダメージと効果は重なって適用され、一緒に積むことで真価を発揮します。

ストームレイザーは【麻痺】という効果で、エネルギー攻撃を当てると、追加ダメージに加え、75%という重いスロウを付与します。

そのため、レーン戦でのハラスや中盤のピックアップが非常に強くなります。この効果と、バランスのよいステータスによってケイトリンやジンなどレーンが強く、射程の長いチャンピオンが序盤に積むことが多いです。

◆ジール派生アイテム

主にAS(アタックスピード)と移動速度の上昇するアイテムとなります。

(1):ファントムダンサー

値段 合計3300G
上昇能力 +25%クリティカル発生率 +30%攻撃速度 +7%移動速度
効果 【幽霊のワルツ】チャンピオンに通常攻撃すると、2秒間ゴースト化して移動速度が7%上昇する。

【ライフライン】体力が30%未満になるダメージを受ける際に、最大240 – 600の耐久値を持つ徐々に減衰するシールドを2秒間獲得する(クールダウン90秒)

ファントムダンサーは、攻守ともに優秀な自動効果を持つアイテムです。ジール派生アイテムは、移動速度が上昇します。移動速度は重要なステータスであり、集団戦の位置取りやKiteといったあらゆる場面で優位に立つことができます。

このアイテムは、幽霊のワルツによる移動速度上昇によって、さらに助長してくれるのです。さらにライフラインによるシールド獲得は、1v1やアサシンに狙われるという場面で非常に役に立ちます。

これら強力な自動効果とステータスによって、主にヴェインなどの1v1が得意なマークスマンや、アッシュやシヴィアなどKiteが重要となるマークスマンなど幅広く採用されます。

(2):ラピッドファイアキャノン

値段 合計3300G
上昇能力 +25%クリティカル発生率 +30%攻撃速度 +7%移動速度
効果 【エネルギー充填】移動もしくは通常攻撃を重ねることで、エネルギー充填状態の通常攻撃が可能になる。

【心眼】エネルギー充填状態の通常攻撃が120の追加魔法ダメージを与える。エネルギー充填状態の通常攻撃の射程が35%増加する(最大増加射程+150)

ラピッドファイアキャノンは、エネルギー攻撃が可能なアイテムです。特徴は【心眼】による射程の増加です。エネルギー攻撃は、射程が増加した状態で追加ダメージが乗ったオートアタックを一方的に与えることも可能です。

この射程の増加はマークスマンにおいては正義で、ケイトリンやトリスターナといった射程の長いチャンピオンの長所を伸ばす際や、ルシアンやザヤなど射程の短さがネックのチャンピオンの短所を補うといった際など幅広く採用されます。

(3):スタティック・シヴ

値段 合計3300G
上昇能力 +25%クリティカル発生率 +40%攻撃速度 +7%移動速度
効果 【エネルギー充填】移動もしくは通常攻撃を重ねることで、エネルギー充填状態の通常攻撃が可能になる。

【電気ショック】エネルギー充填状態の通常攻撃が120の追加魔法ダメージを与える。エネルギー充填時の効果が7体の対象に連鎖する。

スタティック・シヴもエネルギー攻撃が可能なアイテムです。【電気ショック】によって、連鎖してエネルギー攻撃の追加ダメージと効果が発生します。

連鎖は、ミニオンの処理に役に立ちます。ラピッドファイアキャノンなどの、すべての追加ダメージに加えてストームレイザーのスロウも、連鎖して発生するためエネルギー充填攻撃を多く積むビルドでは強力です。

しかし、6個しかアイテムを積めないことを考えれば、他のエネルギー攻撃アイテムを積むことが前提ともいえる効果である点、全て積んだとしてもそこまで強くないという点で、ASを40%にする差別化が行われてもなお、現状ではマークスマンにおける採用率は低くなっています。

(4):ルナーン・ハリケーン

値段 合計3300G
上昇能力 +25%クリティカル発生率 +40%攻撃速度 +9%移動速度
効果 【連撃の風】
通常攻撃時、対象の周囲にいる敵(最大2体)にも矢を放つ。この矢はそれぞれ攻撃力の40%の物理ダメージを与える。矢にはクリティカル判定があり、通常攻撃時効果が適用される。

ルナーン・ハリケーンは、オートアタックすると発生する通常攻撃効果の乗る矢が特徴的なアイテムです。

通常攻撃効果の適用というのは、ルインドキングブレードやウイッツエンドなどのアイテムによる追加ダメージやライフスティール、コグマウのWの追加ダメージやトゥイッチの毒のスタックといった通常攻撃によって発生する効果が、2本の矢にも乗るということです。

集団戦において、このような追加ダメージが合計3体のチャンピオンに適用されるので非常に強力なアイテムとなります。

追加ダメージだけでなく、クリティカル判定もあるので、クリティカルビルドでも強力です。

このようにクリティカルビルド、オンヒットビルド(コグ=マウやカイ=サのような追加ダメージを乗せたオートアタックを得意とするビルド)両方において効果を発揮し、集団戦からミニオンの処理まであらゆる場面で強いため、非常に採用率の高いアイテムとなります。

まとめ

以上がクリティカルに影響するアイテムとなります。7つのアイテムしかないとはいえ、インフィニティエッジを軸にして、あらゆる組み合わせが存在しています。

アイテムの強みや、特徴というものを少しでも分かっていただけたら幸いです。LOLは正解のないゲームですから、チャンピオンの性能であったり、好みであったり、試合の状況であったりを考えながら、いろいろと試していきましょう。

マークスマンは、ほかにも様々なアイテムを積むことがあります。次回は、そのようなアイテムを解説していけたらと思います。読んでいただき誠にありがとうございました。

この記事の著者

kilen

kilen

ライターのkilenです。League of Legendsを主にやっており、プレイするのももちろんですが、観戦することが好きです。LCKが好きで、よく観戦しています。LPLやLSCも時々視聴しています。

関連記事

ページ上部へ戻る