【LOL攻略】ドラゴンファイトする?しない?判断する材料まとめ

SHG vs V3試合のドラゴンファイト動画

さて、この試合この場面。盛り上がりましたよね。僕は絶対にSHG側は、このドラゴンはギブするべきだと断言できます。もちろん、現場で実際にプレイしている彼たちは、いわゆる「神の視点」で見れてないないので、判断的には難しいです。

しかしもしこの「神の視点」で見ても「なんで?」「よくわかんねぇな」と思う方は、是非この記事を最後まで読んでください。最後に答え合わせをします。

もちろん「これはギブでしょ!」という方も、思考の整理などに役立ってもらえればいいなと思っています。

ドラゴンファイトはするべきなのか?

そもそも「絶対ドラゴンファイトをするべきだ!」と思ってる人が、結構な数います。

◆ドラゴンの価値を考えよう

まず大前提の話からします。そもそもの話、ドラゴンの価値とは何でしょうか?ドラゴンとは「試合に勝つために道具」でしかありません。

「ドラゴンを4つ集めると試合に勝ちやすいよ」と言うだけであって、ドラゴンを4つ取るのに必死になって試合に負けては本末転倒です。

特にドラゴンを3つ取るのに必死になって、結局そこから4つ取られて負ける試合を、僕はソロQでもプロシーンでもよく見ます。

今の「ドラゴンバフ」自体にほぼ価値はありません。「ドラゴンソウル」になって初めて意味があります。なので「ドラゴンバフ」に必死になってファイトをして負けて、そして試合にも負けてしまうのは本当に馬鹿らしいです。

◆3つ目までなら渡しても構わない

先程言ったように、ドラゴンバフに価値はありません。なので今のドラゴンは2つ目、なんなら3つ目までなら渡しても構いません。

もちろん3つ取ったほうが「ドラゴン4つ目を取る」という部分で精神的な優位になるので、3つ目を渡したくないという気持ちはわかります。

なのでそういった場合は、3つ目のドラゴンファイトで初めて「渡して3つ目でファイトをすること」と「今ファイトすること」を天秤にかけましょう。

なんなら「4つ目を渡すこと」と「4つ目でファイトすること」を、天秤にかけることまで考えないといけない場面すらあります。柔軟に考えましょう。

ドラゴンファイトをするべきかの判断(1):視界

まずは1番重要な視界です。

◆視界の差はファイトの勝敗に大きく関わる

視界のあるなしは、ファイトの勝敗に大きく関わります。なぜなら「相手がどこにいるか」ということが、LOLにおいて非常に大事だからです。

わからなければ、相手のバックラインを狙う人たちもどこに行けばいいかわかりませんし、バックラインの人たちもいつ相手が飛び込んで来るかわからないので、ポジショニングが取れません。

単純にファイトの始まり方が、相手のキャッチから始まる可能性が非常に高くなります。ファイトの始まり方が有利というだけで、ファイトの勝率は視界を取っている側が有利になりますよね。

◆視界確保とデワード(視界の除去)は1分前~1分30秒前が基本

視界確保は1分~1分30秒前が基本です。なぜならあまりにも早すぎると、ミニオンやジャングルクリープのロストが多すぎます。一方30秒前などになると、相手がドラゴン前に陣取っているので、視界確保するのにとてもリスクがあります。

なので1分前くらいにドラゴン前に陣取れるのがどうか、視界確保・デワードができるのかどうかが判断材料になります。

◆どこの視界をとるべきか

画像のピンクは、デワードが必要な場所。これはコントロールワードでも、赤トリンケットでもかまいません。そして青側は青、赤側は赤のところに視界が必要です。

まず、ピンクのデワードが必要な場所の理由としては主に2つ。1つは、こちらのポジショニングがばれないか。

もう1つは、後ろにテレポートを飛ばれないかです。後ろにテレポートを飛ばれてしまうと、集団戦の形が難しくなるのでデワードは必須です。

そして視界を取る理由として大きなものは、相手のポジショニングを知ることです。「相手のキャリーはどこなのか」「相手ジャングルはドラゴンのスティールを狙ってきているのか」「近くに何人いるのか」。

そういった情報を、視界確保から得る必要があります。最低でもこのデワードと視界確保は8割~9割できていないと、そのドラゴンファイトは運に任せたものになります。

ドラゴンファイトをするべきかの判断(2):ファイトに勝てるかどうか

さて、1番みんなが判断するうえで当たり前だと思っていて、一番難しいこの「ファイトに勝てるかどうか」の判断。少なくともこれらは常に意識しましょう。

◆視界の差

先程も言ったように、視界の差はファイトの勝敗を大きく左右します。

◆ゴールド差・レベル差

ひとくくりにすればファーム差です。装備差や、レベル差を常にTABで確認しましょう。

◆人数差

人数差はとてもわかりやすく、大事な要素です。相手がTOPにいたり、ファイトに勝ってキルを取っていたりすれば人数差が出来ます。当然、人数が少ない方はファイトに勝つのが難しいので、多い側は積極的にドラゴンを狙いましょう。

◆ポジショニング

これについて話すと記事1つ・・・いや3つくらいになるので詳しくは話しませんが、各自のいる場所はとても大事になります。

簡単に言えばTPが後ろに飛べたり、ADCを守るポジションができていたり。そういったものがファイトには大きくかかってきます。

◆パワースパイク

パワースパイクとは、チャンピオンの1番強いタイミングを言います。また構成によってもパワースパイクは変わってきます。

ファイトする場合「その時間に戦って勝てるのか?」ということを構成で、しっかり考えましょう。勝てないのはもちろん、勝てるのにファイトしないのもよくないことです。

◆リソース

この場合のリソースとはつまり「ウルト」「サモナースペル」「ヘルス・マナ」のことです。例えばウルトがない状態のノクターンがいたら、それはただの置物なのでドラゴンファイトをするべきではありません。

しかしノクターンのウルトで相手のリソースを使わせた後なら、ドラゴンファイトに勝てる可能性は高くなります。

ドラゴンファイトをするべきかの判断(3):ミニオンの状況

みんながあまり気にしていないですが、これを意識しないとドラゴンを取れても意味がありません。

◆ミニオンを押さないとどうなるのか?

ミニオンとは「視界+ファーム」です。ミニオンを押せば相手がどこにいるかわかりますし、ミニオンを無視すればファームを捨てることになります。

◆特に大事なミッドレーン

図のように、特にMIDを押している側はドラゴンに固執した相手に対して、この行動ができます。いくら相手がドラゴンを取っても、MID1本目や、MID2本目とミニオンをロストしてしまえば、次からのドラゴンを取ることはかなり難しくなります。

もちろんドラゴン4つ目のドラゴンソウルや、エルダードラゴンの様な大きなバフの場合は構わない場合がありますが、それ以外の場合は基本的にダメなトレードになります。

なのでお互いMIDのプッシュをして先に制した側が、ドラゴンへの主導権を握ることになります。

ドラゴンファイトをするべきかの判断(4):構成とゲームプラン

さて、話は少し難しくなります。先程説明したパワースパイクと関係性が大きくあります。

◆ドラゴンを取らせても勝てる

ドラゴンは、取らせてもいいオブジェクトになります。例えばドラゴンとリフトヘラルドをトレードした場合、基本的にリフトヘラルド側が得です。

ドラゴンを取っている間に、相手にTOPサイドのジャングルクリープを取られてしまうだけでも、負けてしまうことはよくあります。なのでドラゴンは、無理に取るべきオブジェクトではないと覚えましょう

◆ウィンコンディションを考える

ウィンコンディションとは、構成的に勝てる状況になっていることをいいます。簡単に言えばカサディンのレベルが16になったり、カリスタに序盤5キル入っているような状況です。

この話はパワースパイクの話と密接に関係していますが、そもそもLOLは「ドラゴンを早く4つ取る側」と「ドラゴンをできるだけ遅らせる・4つ目を取られるまでに追いつく側」に分かれます。

もちろんお互いにドラゴンを取り合うような構成になる場合もありますが、その場合はどちらか試合の主導権を握っている側がドラゴンを取り、不利な側がドラゴンを阻止したり、ドラゴンを捨ててその分ゴールド的に追いつく判断をします。

ウィンコンディション的に自分たちはドラゴンを取るべきなのか。それとも防いだり、捨てなければいけないのかを考えましょう。

◆構成によって変わるドラゴンの取り方

「ドラゴンを取る!」と言っても、その取り方は様々です。

「ポークして相手のヘルスを削って取る」「相手をドラゴンまでおびき寄せたところをカウンターでエンゲージして集団戦を起こす」「相手がエンゲージしないといけないようにドラゴンを殴り続けて、エンゲージしてきたところをかわして集団戦に勝つ」

「ドラゴン前に1人キャッチして、人数差をつけてからドラゴンを取る」「スプリットプッシャーがサイドに圧力をかけて、相手に厳しい選択を押し付ける」など、書いてたらキリがありません。

ただ「自分たちはどういう形でドラゴンを取るのが1番いいのだろう」ということは、常に考えましょう。

ドラゴンファイトを捨てる場合の行動

さて「ドラゴンが取れない」という判断をした場合、どうすればいいのでしょうか。

◆逆側(TOP側)のオブジェクトをトレードする

ドラゴンを触ってる相手に対して、TOPのタワーや、リフトヘラルド。TOP側の視界を取ったり、TOP側のジャングルクリープを奪いましょう。

マクロの基本は、トレードです。トレードとは相手がどこかのオブジェクトを取っていたら、違うオブジェクトや行動をすることです。

勝てるかどうかわからないドラゴンファイトよりも、少し不利になるけど被害が最小限になるようにトレードする。それがマクロです。

◆相手の状況を見てトレードにチャレンジする

先程のドラゴンを取ってる間にMIDを押す動きを代表に、相手がドラゴンに固執している場合は、それ以上の大きなオブジェクトを取ることができます。

最近1番よく見るのは、ドラゴンを3つ取っている側が、4つ目を取られたくない相手の思考を逆手にとって「バロンラッシュ」することです。

他にもドラゴンを邪魔している間に、TOPのインヒビまでスプリットプッシャーが押したり。

あとはある意味「ドラゴンを相手に渡すけど、その分相手に悪い形を取らせて集団戦に持ち込んで勝つ」ことも大きなトレードと言えるでしょう。

◆試合時間を延ばすことで相手のミスを待つ

ドラゴンを捨てるときは、たいてい負けている時でしょう。負けているということは、自分たちの方が終盤強い構成であることが多いと思います。

そういう時は、完全に捨てて試合時間を延ばし、相手のミスを待ちましょう。馬鹿みたいにドラゴンでファイトすることは、相手にとって大きく有利ができるのでありがたいのです。

ちなみに序盤勝たないといけない構成の場合「構成とゲームプラン」の話になりますが、不利でも意地でもドラゴンファイトしないといけない判断もあります。

どうせ試合時間長引けば負けますからね。20分で負けても50分で負けても、負けは負けです。

まとめ

・ドラゴンが取れるかどうか考えよう

・判断材料としては「視界・ファイト・ミニオン状況」

・自分たちの構成の取り方を考えよう

・取れないときの基本はトレード

最後に(答え合わせ)

さて最初の動画の答え合わせをしましょう。もちろんこの場面Week MVPにも選ばれた、Raina選手のプレイは素晴らしいものです。

しかし最初に言ったように、この場面絶対にファイトしてはいけません。理由としては簡単で「パワースパイクが来ていないから」です。

確かに、この場面アフェリオスにキルが集まって、アフェリオスのパワーはかなりあります。しかし一方でヴラッドミアはまだパワースパイクを迎えていませんし、逆にV3側はカリスタ・ニダリー・ボリベア・ガリオと、この時間強いチャンピオンたちが順調に育っています。

ミニオン状況もよくありません。この場面ドラゴンを選択したことによって、TOPのウエーブはガリオが押し続けています。

つまりSHG側からすれば、このドラゴンは「今すぐ触って取りきらないといけないドラゴン」になってしまっています。

この場面、もしTOPがこの状況でなければ、MIDを押したりドラゴンの圧力をかけたりの、駆け引きをする余地はあったでしょう。しかしTOPがこの状況では、SHGの判断は1つしかありません。

逆に言えばSHG側は「アフェリオスとヴラッドミアが順調に育っている」と言ってもいい場面です。もしこのドラゴンを渡したとしても、次のドラゴンにはヴラッドミアとアフェリオスが、パワースパイクを完全に迎えることができます。

そうなるとV3側はドラゴン4つ目を悠長に待っていては危ないので、バロンに圧力をかける必要があります。当然リスクは、ドラゴン<<<<<<バロンなので、バロンでミスをする可能性は、ドラゴンよりも非常に高かったでしょう。

もちろん最初に言ったように現場でプレイしながら、この判断をするのは非常に難しいものになります。しかしそれでもSHGは「パワースパイク」を正確に判断できず、ゲームプランを読み間違えてウィンコンデションを作れませんでした。

それが敗因だと私は思います。もちろんV3のTOPをガリオがプッシュした判断や、思い切ったファイト判断は称賛されるべきものです。

この記事の著者

syouko

syouko

学生時代はスポーツでプロを目指し、その後スポーツのコーチへ。
CIV4マルチという闇のゲームを4年したあとLOLにハマり、アマチュアチームの代表兼コーチとして1年半運営。
LOLを競技として捉えている人達を応援しています。

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