レーニングフェイズの理解度を高める「陣取り」の考え方とは?

「レーニングフェイズ」で何が行われてるか理解していますか?ジャングルをやらない人は、イメージしにくい話かもしれません。

ですがこれを理解してレーニング・ジャングルをしている人と、そうでない人とでは天と地ほどの差があります。

というか理解してない人は「たまにジャングルと言うお邪魔虫が来る」もしくは「ジャングルと言うお助けマンが来る」というゲームをしているだけですからね・・・。

この記事では「レーニングフェイズは陣取り合戦である」という考え方から、レーニングフェイズを説明しています。ぜひこの記事を読んで「ただレーンをしている人」から「LOLをしている人」へ階段を一段上りましょう。

レーニングフェイズの陣取り合戦のやり方

レーニングフェイズは陣取り合戦なのですが、具体的にどうやって陣を取り合っているか軽く説明していきましょう。

◆ジャングルのマッチアップ

ジャングルが1vs1を負けるマッチアップだと、それだけ画像のように押し込まれてしまいます。なぜならレーンの寄りが同じ、もしくはレーンがお互い寄ってこない場合、勝てますからね。その分、陣取り合戦に勝てるということです。

ただレーナーの人たちも試行を止めて「JG序盤強いの使えよ!」なんて思わないでください。確かに序盤強いチャンピオンを使えば「序盤」は楽になるかもしれませんが、試合を上手く作れないと「中盤」「終盤」は、相手のほうが楽になります。

逆に言えば序盤強いジャングルに試合を上手く作らせないのは、レーナーの責任です。

◆レーンのマッチアップ

レーンのマッチアップに負けると、こうなってしまいます。特にMIDに勝てば、TOP/BOTどちらにも有利を取れるので大きいのがわかってもらえると思います。BOTもレーンに勝てばサポートが自由に動けるので、図よりも押し込みが大きく押し込める傾向にあります。

◆視界の確保

相手のジャングルの位置がわかると、逆サイドのレーナーは強気に出ることができます。また視界を確保していればジャングルがどちらサイドに動くのかも見れるので、それでジャングルルートを読むことができます。それにより更にラインを上げることができます。

ラインを超えるとどうなるのか?というと、説明したラインを越えてしまうと、基本的には悪い結果にしかなりません。

先ほどのラインは要するに視界を取れるラインとも言えて、視界の確保が陣取り合戦の肝になってきます。

だからコントロールワード買わないやつは何も理解していない!!!人に文句言うならその前にコントロールワード買い続けろよ!!

視界を取られている状態でこのライン超えるということは、相手に狙われる的になってしまいます。

レーニングフェイズの陣取り合戦に勝つとどうなる?

陣取り合戦に勝てば色々なことができます。序盤のレーニングフェイズで強いチャンピオンを使っている場合、この勝っている有利を使って試合を畳まないといけません。陣取り合戦に勝った場合何ができるか、頭に入れておきましょう。

◆視界確保・デワードが安全になる

さきほど言ったように「陣取り合戦」とは「視界確保」「デワード(視界を消すこと)」のことです。この行為を小さく考えている人がいますが「レーニングフェイズ」のレーンの優劣とは、全てこの「視界確保」と「デワード」の為にあると言ってもいいくらいです。

◆ガンクルートが増える

陣取りに勝つことができれば、相手の視界に移ることが少なくなりますし、もし相手ジャングルがいたとしても勝てるので、どんどん入ることができます。

どんどん入ることができれば、図のようにガンクルートが増えるのでガンクを決めやすくなりますし、負けている側は視界確保をする必要がある場所が増えます。

ガンクを決めたければ、まず視界確保とデワードの陣取り合戦に勝つ必要があります。

◆結果レーンが勝つ

「レーン勝ってるから陣取り合戦勝てるんだろ!」と言うのはその通りなのですが、そのレーン・ジャングルが勝っている有利でレーンをさらに勝つことができます。

まずは先程言ったように、ガンクルートが増えるので単純にガンクが決まる確率が高くなりますし、相手からすればジャングルが見えないので引き気味にレーニングをしないといけなくなります。

つまりその圧力を使うだけでレーンを勝つことができるのです。相手のガンクは、視界を確保できるため決まりません。より安全に強気にレーニングを進めることができます。

レーニングフェイズの陣取り合戦に負けるとどうなる?

レーニングフェイズを理解をしていない人は、この陣取り合戦に負けるとどうなるかを理解していません。YIをピックする(あのくそったれなMから始まるラーメン好きとか)人などは、特に理解していないように感じるあれです。

◆視界確保・デワードができない

陣取り合戦に負けると、視界確保にリスクをがある状態が続きます。そのせいで視界確保をするタイミングでデッドしたり、そもそも視界確保することを諦めないといけなくなります。

しかも先ほど言ったように勝っているチームはガンクルートが増えるので、視界確保が難しくなります。デワードができなければ当然ジャングルは前に出ることができませんし、MIDもロームするのが難しくなります。

◆デワードされる

視界が消されます。視界が消されれば、ただでさえ多い、相手のガンクルートがさらに増えます。するとレーナーは前に出ることができません。

◆ガンクができない

上のガンクルートが増えるの図と比べてほしいのですが、ガンクルートが完全につぶれてしまいます。こんな状態で、ファーム以外することがありません。

◆ファームができない

全レーン負けていると、ガンクができないどころではありません。ファームすら命がけです。確かにプロシーンでは、ジャングルの圧力のかけ方でレーンの勝ち負けが決まることはあります。

しかしソロQでそんなところほとんどなくないですか?「ガンクを警戒しないレーナー」「ソロキル・キルまで起きなくてもジャングルと関係ないところで勝ち負けが決まるレーナー達」こんなのばっかりです。

だからソロQのジャングルは「ガンクを警戒しないレーナーを狩るためにガンクに強いチャンピオンを使う」か「ジャングルと関係なく勝負が決まる味方に関わらずしっかりファームして試合を動かすチャンピオンを使う」に分かれます。

レーニングフェイズの陣取り合戦を理解してない人が理解するべき事とは

この項目は、99%ジャングルを励ますだけにあります。もしかしたら1パーセントくらいのレーナーは、この記事で考え方を変えてくれるかな?と思っていますが、ぶっちゃけ何も期待していません。

◆ジャングルの責任はガンク?

ジャングルの責任と言うものを考えた時、確かにガンクというのもあります。ずっと説明しているように、ガンクと言うのはこの「陣取り合戦の圧力」を作るためであり、その圧力のラインよりも前に甘えたやつを処するためする行為でもあります。

逆に言えば、このラインが下がれば下がるほどガンクはできません。もちろんレーンを勝たせれば、そのラインは上がるのですが「簡単に決まるガンク」「置かないコントロールワード」そして「ソロデス」これが味方に起きれば、どれだけガンクに強いジャングルであっても、ガンクを決めることはかなり難しくなります。

逆に言えば、相手がそんな状態ならガンクに弱いジャングルでも決めることは容易になります。ジャングルの責任と言うのは「相手のジャングルに負けない」これだけです。

レーナーのせいでジャングルがきつくなっても、ジャングルの責任ではありません。むしろ決まらないガンクをしてジャングルがきつくなれば、その余波はレーナーに来ます。

馬鹿なレーナーの「助けて!」に釣られてジャングルも負けてしまうことがあれば、それはジャングルの責任です。馬鹿なレーナーは無視しましょう。それがジャングルの責任です。

◆コントロールワードを買おう

何度も、なーんども言いますがコントロールワードは買いましょう。「レーンを勝つために75円もったいない!」と言う方がいますが「視界を取るために・相手の視界を消すためにコントロールワードを置くためにレーニングに勝つ」という側面がある以上、買わないのはありえません。

もし買わないほうが勝率が高いなら、それはあなたがコントロールワードを置いて視界を制圧する強みを、活かせてないだけです。レーン強い自慢は結構ですが、LOL自体も上手くなりましょう。

◆レーナーの責任は何か?

レーナーの責任とはシンプルに言えば「ミニオンからCS・経験値を取ること」「レーンの主導権を取ること」「ガンクを警戒して、できれば相手ジャングルにガンクをさせて避けること」この3つです。

まず1つ目のミニオンからCSや経験値を吸うのは当然ことです。2つ目のレーンの主導権を、できれば取れるほうがいいでしょう。ガンクを警戒することは当然の行為です。

「ガンク来てたら決まってたよ!相手馬鹿だもん!」と言うのは、あなたが「馬鹿」だから思うことです。あなたが警戒してないからといって、相手もしていないと思わないことです。

「レーナーがお金や経験値が欲しい!」「相手ジャングルにガンク来て欲しくない!(主導権を取ってほしい)」「ガンクに来て欲しい!」とレーナーが思うのと同じで、ジャングルも

「クリープを取ってファームをしたい!」「相手ジャングルを潰すためにレーンの主導権を取ってほしい!」「相手のガンクを避けて、ジャングルを有利にしてほしい!」と思っています。

それはお互い様ですよね?もし「ジャングルが来なかったから負けたんだ!」「なんかよくわからないけど俺を助けてくれ!」という風にママの様な存在が欲しいなら、今すぐ親孝行してください。

もしくは彼女でも作ってください。見知らぬジャングルに「ママ!」っていうやつに女の子が振り向くかはわかりませんが。

まとめ

・レーニングフェイズとは陣取り合戦である

・陣取り合戦とは視界の取り合い・消し合いである

・陣取り合戦に勝つと選択肢が増え。負ける選択肢が減り最後には何もできなくなる

・陣取り合戦は5人全員の責任だが、その勝敗は大きくジャングルに響いてくる

最後に

ソロQにおいては実際、レーニングフェイズの陣取りを理解しないでジャングルの責任にする人が多いです。

ジャングルも勝っているレーンの近くは陣取り合戦勝っているはずなのに、なぜか負けているレーンに寄って行って姿を見せたり、挙句ガンクで時間を無駄にしている人が非常に多いです。

「負けているレーンには近づかない!」これは心に銘じて試合に臨みましょうね。

この記事の著者

syouko

syouko

学生時代はスポーツでプロを目指し、その後スポーツのコーチへ。
CIV4マルチという闇のゲームを4年したあとLOLにハマり、アマチュアチームの代表兼コーチとして1年半運営。
LOLを競技として捉えている人達を応援しています。

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