- 2022-2-8
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シャドバのフォーマットは、ローテーションとアンリミテッドの2種類あります。そこで、ローテーションはどんなルールなのか?どのデッキが強いのか?気になる人も多いですよね。
今回は、ローテーションのルールやスタン落ちの仕組み、おすすめのデッキなどを詳しく解説します。初心者でも楽しめるフォーマットなので、ぜひチェックしてみてください。
ローテーションとは?
ローテーション(ローテ)は、限られたカードプールで戦うフォーマットです。そのルールについて詳しく見ていきましょう。
最新5パック+ベーシックカードが使える
ローテのデッキを組むときは、最新5パックのカードと、最初から持っているベーシックカードが使えます。
2022年2月現在は、「十天覚醒」「暗黒のウェルサ」「リナセント・クロニクル」「災禍を超えし者」「十禍闘争」の5パックが対象です。1クラスあたりのカード枚数は、絵違いカードを除いてニュートラルも含めると、117枚あります。
ベーシックカードは、フォーマットに関わらず全プレイヤーが使えるカードで、1クラスあたり19枚です。アンリミよりも覚えるべきカードが圧倒的に少ないので、初心者でも楽しみやすいでしょう。
3ヶ月ごとにローテ落ち(スタン落ち)する
ローテーションという名前の通り、使えるカードパックは1パックずつ入れ替わっていきます。新パックが実装されると、5パックの中で一番古いパックがローテ落ち(スタン落ち)して、新環境が始まるという仕組みです。
新パックは3ヶ月ごとに実装されるので、ローテ落ちの周期も3ヶ月と考えましょう。定期的に環境が変わることで、マンネリ化せずにゲームを楽しめますが、いずれ使えないカードが出てくるのはデメリットです。
アンリミテッドとはルールやランクも違う
使えるカードが限られるローテーションに対して、第1弾パックからの全カードが使えるアンリミテッド(アンリミ)。1クラスあたりのカードは500枚を超え、デッキ構築の幅も広いのが特徴です。カードをあまり持っていない無課金の人や、初心者にとっては遊びにくいフォーマットかもしれません。
ローテとアンリミはまったく別物なので、ランクマッチでのポイントも個別に計算されます。もし、ローテとアンリミでグラマスを目指すなら、それぞれで10,000MP稼がないといけません。また、ローテとアンリミのMPランキングに入ったら、報酬も2倍になります。
ローテとアンリミの違い
ここからは、ローテとアンリミはどう違うのか、より詳しく解説していきます。シャドバをやり込んでいる筆者の感想として、一つの参考にしてみてください。
ローテ:比較的デッキが多様な環境
アンリミに比べると、ローテではゲームバランスが保たれていて、さまざまなデッキを見かけられるのが特徴です。シャドバの公式生放送「しゃどばすチャンネル」でも、新カードの能力はローテを基準に決めていると明かされました。
それでも、一時期の「進化ネクロ」のように、1強状態になることもあります。そこで、強いカードがナーフされたり、不遇なクラスがアッパー(強化)されたりすることも多いです。そのため、ローテ環境は整備されているといえるでしょう。
また、ゲーム内で手に入るカードパックチケットも、ほとんどがローテ向けです。初心者でもカードを揃えやすいですが、デッキの必要エーテルが高額になりやすいのはデメリットといえます。とはいえ、今からシャドバを始めるならローテのほうがおすすめです。
アンリミ:トップとの差が激しい環境
アンリミでは、強いデッキが限られていて、あまり多様性がありません。最近は「狂乱ヴァンプ・骸ネクロ・AFネメシス・超越ウィッチ」が強く、そこに「回復ビショップ」も割って入ろうとしています。それ以外のデッキでは、勝つのが難しい現状です。
もちろん、構築やプレイング次第では、上記のデッキ以外で勝てる可能性もあります。ただし、早いターンにOTK(ワンターンキル)されたり、大型のフォロワーを並べられたり、理不尽な負け方ばかりです。また、アンリミ向けのナーフも行われますが、環境はほとんど変わっていません。
アンリミのメリットは、一度組んだデッキをずっと使い続けられること。ローテ落ちを気にする必要はなく、使えそうな新カードがあればデッキ構築を変えていくイメージです。それでも、アンリミで色々なデッキを1から組みたい場合は、無課金では厳しいと考えられます。
【2022年2月】クラス別のおすすめデッキ・立ち回り
2022年2月1日より、第23弾パック「十禍闘争」のアディショナルカードが実装されました。いつもよりカードの枚数が多く、以前登場した絶傑のリメイクでなので、ローテ環境も盛り上がっています。
ここからは、現環境でおすすめのデッキをクラス別にご紹介します。立ち回りも解説しているので、ぜひ自分の手に合うデッキを探してみてください。
ラティカエルフ
- プレイ難易度:高
- 必要エーテル:71,300
万緑の回帰・ラティカと宿命の狐火・セッカ、2枚のフィニッシャーを両立させたデッキ。瘴気の妖精姫・アリアを進化させて、フェアリーで突進+バーンダメージを行いつつ、ラティカの疾走条件である「1ターンで12枚プレイ」も狙います。
主な立ち回り
アリアを進化させれば、リバースブレイダー・アマツやフォレストフェアリーなど、フェアリーを場に出すカードが大幅に強化されます。特に、アマツの効果でセッカやラティカを手札に戻せれば、スペルを回収しつつフェアリーを展開できるのが強力です。
場を離れたエルフフォロワーが20体に達すると、九尾の決意でセッカを疾走させられます。九尾の決意1枚で+4/+4されるので、ダメージ計算は次のように考えましょう。
- セッカ+九尾の決意×1:7ダメージ
- セッカ+九尾の決意×2:11ダメージ
- セッカ+九尾の決意×3:15ダメージ
- セッカ+九尾の決意×4:19ダメージ
- セッカバウンス×1:12ダメージ(7+5)
- セッカバウンス×2:17ダメージ(7+5+5)
妖花の捕食者や閃光のエルフ・アルバータなど、他の疾走フォロワーも出せれば、さらにダメージが伸びます。
1ターンで12枚カードをプレイできれば、8/8疾走のラティカで2回攻撃できます。ラティカのプレイングで意識すべき点は次の2つです。
- 1~3枚目にラティカを出す
- 0コストの枚数を数える
4枚目のPP回復効果は、ラティカを4枚目に出すと発動しないので注意しましょう。
また、0コストの枚数は自分のPPに対して何枚あるか数えると、ダメージ計算が簡単です。たとえば、自分がPP7でラティカを持っていたら、0コスト5枚+1コスト7枚で12枚に達します。0コストのフェアリーウィスプとラティカの抱擁はもちろん、バウンスカードも活用してOTKを狙いましょう。
進化ロイヤル
- プレイ難易度:低
- 必要エーテル:67,700
フォロワーを並べて連携数を稼ぎつつ、アサルトナイトやモノクロのエンドゲームで進化回数を稼ぐデッキです。進化回数が5~7回に達したら、ロストサムライ・カゲミツなどを活かして体力を削り切ります。また、空絶の簒奪・オクトリスを軸に、財宝カードを活用することもポイントです。
主な立ち回り
中盤までは、連携数と進化回数を稼ぎましょう。連携8でオクトリスが無償進化できたり、連携10で撲滅の兵団長が直接召喚されたり、立ち回りが大きく強化されます。進化回数を稼げれば、コストが下がるクレイモアマスターや、全体ダメージを与えるカゲミツなどでフィニッシュを狙えます。
オクトリスの進化時に加わる空絶の残光は、財宝カードを融合することで1枚ドローできるスペルです。融合するだけでドローできるので、安定して立ち回るには欠かせません。4枚融合していれば、コスト2で8ダメージ与えるフィニッシャーとなります。
進化ウィッチ
- プレイ難易度:中
- 必要エーテル:57,600
フラワリングマジシャン・マリーや叡智の結実などで、進化回数を稼ぎながら戦うデッキ。ユピテルやギルド会議などで回復しつつ、魔導の申し子・フュンフで盤面を制圧するのが狙いです。
主な立ち回り
中盤までは進化回数を稼ぎつつ、盤面を処理していきましょう。機械カードは叡智の結実に融合したり、清澄の蒼・テトラの無償進化に使ったりします。進化5回に達したら、ユピテルやギルド会議、アンブレラウィッチなど回復手段が豊富です。
進化回数を稼いでフュンフの解放奥義を発動できれば、コスト6以上のフォロワーを並べつつ、全体を+5/+5できます。黄昏の神槍・オーディンが破壊されていれば、8/8の疾走として場に出せるのが強力です。また、アンブレラウィッチと同時に出して、8/8の疾走にすることもできます。
バフドラゴン
- プレイ難易度:低
- 必要エーテル:53,750
デッキや手札のフォロワーにバフをかけて、積極的に攻めるデッキです。コーラルシャークやウィンディドラゴニュートなど、体力をバフされることで効果を発揮するカードが多いです。PPブーストを進めつつ、焦熱の竜翼・ドラークなどで体力バフを行いましょう。
主な立ち回り
バフドラのフォロワーは、体力+2で効果を持つカードが多いので、デッキを2回バフすることを優先しましょう。序盤で竜の目覚めや原初の炎熱などを引ければ、スムーズに2回バフできます。また、竜の託宣やオラクルドラゴンでPPブーストもできれば理想的です。
2回バフできれば、ウィンディドラゴニュートが疾走を持ったり、メルヘンマーメイドが2枚ドローできたりします。ドラークのみ4回バフが必要ですが、2回バフ+進化でも効果を持つことは覚えておきましょう。バフ以外でも、ブルータルドラゴニュートや竜槍の戦士・ローウェンなどでダメージを稼げます。
進化ネクロ
- プレイ難易度:中
- 必要エーテル:47,450
「自分がネクロマンスした値」を稼いで、カースメーカー・スージーの直接召喚を軸に戦うデッキです。妖しき薬師・シャオや霊体の侵入などをネクロマンスでプレイしつつ、コストを下げたスケルトンレイダーでフィニッシュを狙います。
主な立ち回り
スージーを直接召喚させるために、ネクロマンスの合計10を目指しましょう。静謐の墓守でネクロマンス4、何らかのカードでネクロマンス6できれば、早々に達成できます。ネクロマンス6を持つカードは、霊体の侵入、シャオ、友魂の少女・ルナの3枚です。
手札にスケルトンレイダーがあれば、自分が進化するたびにコスト-1されます。1体破壊+全体1ダメージも兼ねているので、フォロワーを処理しつつリーダーの体力を削れるでしょう。また、ネクロマンスが合計20に達していれば、ケルヌンノスでスケルトンレイダーを復活させることもできます。
狂乱ヴァンプ
- プレイ難易度:低
- 必要エーテル:48,650
自分のリーダーにダメージ(自傷)を与えて、自傷7回の狂乱状態で戦うデッキです。終幕の吸血鬼・ユリアスによって立ち回りを強化し、愛絶の姦淫・ヴァーナレクや百獣の大悪鬼など、攻撃的なカードで体力を削っていきます。
主な立ち回り
序盤は、デコレーションデビルや愛絶の崇拝者など、低コストのカードで自傷回数を稼ぎます。また、ユリアスに進化を切って、テラーナイトから3枚のスペルをプレイしましょう。ナイトメア・タイムで毎ターンドロー、ブラッディネイルで破壊するたびに1ダメージ、ドレッドオーラで自傷ダメージを無効化できます。
相手のリーダーの体力を削るには、ヴァーナレクが有効です。エンハンス2で愛絶の飛翔を付与すれば、進化込みで合計7ダメージ与えられます。さらに、ラストワードで7枚のヴァーナレクがデッキに入るので、ヴァーナレクだけで押し切れることもしばしば。
回復ビショップ
- プレイ難易度:低
- 必要エーテル:60,350
ベレロフォンを進化させ、回復するたびに全体1ダメージを与えて戦うデッキ。回復だけでなく、贖罪の司祭・イリスからレリックゴッデスを出して、場に残し続けるのもプランの一つです。ホーリーセイバーや干絶の飢餓・ギルネリーゼなど、長期戦を終わらせるカードもあります。
主な立ち回り
ベレロフォンがないと戦えないので、最優先で進化させましょう。回復によってフォロワーを処理しつつ、リーダーの体力もジワジワと削っていけます。また、イリスも進化させて、レリックゴッデスを場に出せれば理想的です。
イリスを進化させて4種類のアミュレットが場に並ぶと、レリックゴッデスが出てきます。破壊・消滅などを受けずに場に残り続けるので、相手にとっては厄介な存在です。さらに、ホーリーセイバーで能力ダメージを無効化すれば、勝利が見えてくるでしょう。
アーティファクト(AF)ネメシス
- プレイ難易度:高
- 必要エーテル:60,200
アーティファクトを使って盤面を処理しつつ、疾走やバーンダメージで攻めるデッキです。結晶:ギガスファクトリーを出すことで、アーティファクトを最大限に活かせます。アストロウィング・ララミアやアーティファクトインパルスがあれば、OTKも狙えるでしょう。
主な立ち回り
ギガスファクトリーは5ターン目に出すのが理想ですが、相手によっては注意する必要があります。特に、ネクロやビショップはアミュレットを簡単に処理してくるので、無警戒でポンと置くのは控えたいところ。5ターン目が厳しければ、フィニッシュのターンまで温存することも視野に入れましょう。
序盤は、コイルデバーサーやアーティファクトシップなどで、フォロワーを並べつつパラダイムシフトを手札に加えます。
破壊されたアーティファクトが6種類に達すると、フィニッシュが一気に近づきます。ララミアでフォロワー全体を処理しつつ、アーティファクトインパルスで6ダメージ飛ばすのが強力です。また、キャノンアーティファクトやブリッツアーティファクトも、かなりのダメージを稼げます。
奏絶の破壊・リーシェナの使い道は、進化時のフォロワー展開です。エンシェントアーティファクトなどが破壊されていれば、リアニメイト1・2で場に出せます。また、ファンファーレでは奏絶の独唱をチョイスし、アーティファクトの破壊数を稼ぐのに活かしてみましょう。
ローテーションで格安デッキは組める?
「必要エーテルが高すぎて組めない!」「もっと格安なデッキはないのか…」と考える人も多いですよね。筆者もシャドバをやってきて、デッキが高すぎて組めないのは何度も経験しました。そこで、無課金でも組める格安デッキはあるのでしょうか?
強いカードはレジェンドばかり
ブロンズ・シルバーで優秀なカードもありますが、やはりゴールド・レジェンドには強いカードが集まります。デッキのフィニッシャーだけでなく、ドローソースや除去カードもレジェンドというクラスが多く、必要エーテルが5~6万にもなってしまいます。
アンリミで全体を見ると、シルバー以下のカードで代わりが務まることもありますが、ローテではレジェンドに頼らざるを得ません。それでも、必要エーテルが5万を下回るなら、比較的安いと言えるでしょう。
アディショナルカードも含めて高額
新パック実装から約1ヶ月後には、アディショナルカードも実装され、デッキに入れたいカードが増えてきます。しかし、基本的にはゴールド・レジェンドの追加なので、さらに高額なデッキになりやすいです。その分、デッキパワーも上がりますが、やはり手を出しにくいですよね。
テンポラリーカード・テンポラリーデッキがおすすめ
無課金で頑張りたい人は、テンポラリーカードやテンポラリーデッキにも目を向けてみましょう。テンポラリーカードは、テンポラリージェムを3,500個貯めると、無料でレジェンド1枚と交換できるシステムです。期限は今のところ決まっていません。
テンポラリーデッキは新パックが出るごとに3つ登場し、好きなデッキを一つ選べます。こちらは期限付きですが、レジェンドも4枚ほど入っているので、デッキを組むのに役立つでしょう。十禍闘争では「連携ロイヤル・守護ビショップ・アーティファクトネメシス」の3つから選べます。
まとめ
シャドバのローテーションのルールや、おすすめデッキについて詳しく紹介しました。
必要エーテルは高いですが、どれもランクマッチで十分戦えるデッキなので、ぜひ使いたいデッキを選んでみてください。最初は勝てなくても、実戦を重ねることで強い立ち回りが分かるようになります。