日本TFT界で活躍中!黄身たろう氏へのロングインタビュー

TFTを皆さんやっているだろうか?僕は現在ダイア3に到達した!その上達するの中で1番大事だなと思っているのが「強い構成」だったり「強い動き」等の情報集めである。

そんな情報集めをして見つけたなかで、数も質も個人的に1番いいと思っているのが「黄身LOL日記」というブログだ。

そのブログを書かれており、日本でおそらく初である大型のTFT大会の実況まで務めた、黄身たろうさんに今回は話を聞かせていただいた。
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黄身LOL日記
個人的に一番好きな記事

――まずは軽く自己紹介をお願いします  

黄身たろう氏:LOL歴はもうすぐ2年ほどで、確か2018年の3月から始めました。きっかけは前職のインターネット広告会社で、Eスポーツ部が立ち上がったことでした。

ちょうどその時レインボーシックスシージで有名な方が一緒の職場で、その方がLOLという面白いゲームがあるよと勧めてくれて。

企業対抗戦などがあるという話もあって、それを目標にプレイし始めました。その会社で7年ほど勤めた後、経営に興味があったので今は実家の鰹節屋をやっています。現在は31歳です。

――ブログはどういう経緯で始めたのですか?  


黄身たろう氏:最初のころはサモナーズリフト熱が高くて、シルバーからゴールドに上がりたいと思っていました。その中で自己成長のために、他の人の動画や意見などから得た気づきなどをまとめるために、ブログを始めたのがきっかけです。

稼ぎたいとか有名になりたいとかはあまり思っていなくて、自己成長のためにまとめていました。その上で、同レベルの人たちの役に立てばいいなと思って続けていました。今はブログを始めて1年ほど経ちましたね。

――そこからTFTに移られた理由などはありますか? 

黄身たろう氏:もともとDOTAオートチェスなどはやっていましたが、先程言ったようにその頃はサモナーズリフト熱がやっぱり高くて。

最終的にプラチナになりたくてやっていたのですが、ゴールド2まで上がって高い目標としていたプラチナ4が見えてきた頃に、運悪くパソコンの調子が悪くなってしまって。

やっぱりランクの途中で落ちてしまうと、周りに迷惑かけてしまいますからね。TFTだと自己責任なのとパソコンが突然落ちることが少なかったのでTFT中心になりました。

もう1つは、そのPCがビジネスノートPCで、やっぱりスペック的に足りないのとダイアやチャレンジャーの方と比べると、反射神経等が足りないと思ってしまってサモナーズリフトは、お休みをしました。

僕はやるからには日本一を目指したいと思っていたので、そこでTFTなら「このPCでも、反射神経がなくてもできるじゃないか!」と思って、そこから真剣にTFTにのめり込み始めました。

――――それでブログもTFTに移られたということですね。黄身さんのブログには上手い人のインタビューがありますが、なにか気づきなどはありますか?  

黄身たろう氏:現在はSet1で3人。Set2で3人。合計6人にインタビューさせていただいています。普段僕は仕事もいて嫁もいて、子供もいるのでやっぱり上位陣の方とは違い、プレイ回数とインプットする時間が少ないなと感じています。

――黄身たろうさん自身もダイア1と高レートですが、チャレンジャーとの違いは感じますか?

黄身たろう氏:僕はSet1もダイア2まで上がったんですが、やはりチャレンジャーと僕とでは差は何かしらあるなと感じています。僕はSet1ダイア2に上がったときも、メタが僕に向いたから上がった。

まぐれに近い形で上がったんですね。だからメタが変わるとダメになる。そういう人って別にTFTが上手いわけじゃないんですよ。

一方チャレンジャーの方たちは、僕がなんとなくやっている部分をしっかり言語化できていて、実体験で語ることができます。実際に僕が急に申し込んだインタビューでも、しっかり言語化して話してくれます。

――どこが違うのでしょうか? 

黄身たろう氏:もちろん上位の人の中には得意な構成や決め打ちもしますし、それが悪いわけではありません。でも本当に上手い人はそれが、パッチや環境に左右されません。

構成の作り方やゴールドの使い方、彼らなりの勝ちパターンやどうやったら勝てるかの考え方、前準備などが全て具体的にありました。それがインタビューを通して伝わってきて衝撃を受けましたね。

――なぜインタビューを始めたのですか?

黄身たろう氏:先程言った通り、僕はチャレンジャーの方たちと差を感じていました。それで僕自身がD1、チャレンジャーになる為にその違いを言語化してみようと。壁を取っ払いたいと思って始めました。ただ現在は、逆に情報過多になっていて悩んでいます。

――どういうことを学んだか教えてください 

黄身たろう氏:みんな色々な考え方を持っているので、ざっくりと回答します。まず、最初の方はとにかく相手のカメラを見るとおっしゃっていました。

周りの盤面や駒を見てそれを自分と比較した上で、作りやすくてなおかつ強い、カウンターの取れる構成はこれだなと言うことを分析して勝つ。

例えばバーサーカーが多いならアサシンは負けてしまうので、レンジャーやオーシャンメイジ構成に行くといった様に、変化していく。

もう1人の方は、まだ何が強いのかわからない時期のインタビューだったので今はどうしているかわからないのですが、上手い人の情報をサイトや動画で調べていました。

そこで得られる強い構成を自分の画像保管庫のようなところにまとめ、そして更に自分でティアを作ってどれが強いのかをまとめているそうです。

なので中盤、終盤に強い構成を数多く理解しているので、それだけ武器を持っているよという考え方の人でした。

またある方は、序盤からどんどん連勝していきたい。アイテムも作れるものを作っていって、最終的なシナジーなどもそこまで気にせず、その場その場で1番強い形を取っていく。

そうしていけば4位までには入れるし、もちろんその結果1位も取れることもあるよねという考え方でした。Set2のインタビューからは強い構成を教えてくださいという形だったので、そういう話を聞けませんでした。

ただ、やはりうまい人は強いと言われている構成を使っていてその構成を極めているので、苦手な構成への対策がしっかりと考えられています。

メイジ系にはポイズンをつけるとか、ワーデンがいるなら静寂をつけるとか。そういうフレキシブルに変化をするパターンを、たくさん持っているのが上位に入っている方の特徴だなと思いました。

――悩んでいると言いましたが、現在は何を課題にしているのでしょうか? 

黄身たろう氏:今悩んでいることは、お金の使い方です。自分は、すごくそのあたりが下手だなと思っています。上手い方は序盤の連敗とかをあまり気にしません。

そしてお金を貯めていって、50ゴールドしっかり貯めた後3コス4コスの☆2を作るスピードがとても速いです。

そういったお金の近い方がTFTでは一つのキーだと思っていて、「メタを踏まえたゴールドの使い方を自分で言語化しないとな」と思っています。できたら記事にしたいですね。

――現在チームに所属されているんですよね?

黄身たろう氏:ConnectGamingと言うところに所属しています。今はAPEX部門とオーバーウオッチ部門とストリーマー部門があって、まだ入ったばかりで、他のメンバーのことはあまりわからないのですが、日本最上位の人たちがいるみたいです。

ConnectGamingでストリーマー部門が募集されたときに、現チームメイトのしゅうちゃが応募して、代表と会話のなかでTFT部門を作っちゃおうかという話になったそうです。

オーナーがTFTにハマっていたことも一因みたいですね。現在は僕・しゅうちゃさん・いけなるさんの3名がTFT部門に所属しています。

――TFT部門の目標はありますか? 

黄身たろう氏:これから人数も増えるかもしれませんが、今のところ最終的なゴールは僕ら3名がスタープレイヤー、つまりチャレンジャーになってストリーマーとしても輝くことです。

そして、その上で今後どうなるかわかりませんがRIOTが大会を開催したときに、大会で優勝を狙えるメンバーを育てていく。かつTFTが盛り上がっていく場を作っていくのが目標となっています。

――その一環で大会も開かれたんですよね?見ていて楽しかったです。今後もありますか?  

黄身たろう氏:ぽつぽつ他にも大会は開かれていたんですが、大型の大会はありませんでした。なので1回64名の大会を開いてみようという話が出て、開催させていただいた次第です。

まだ今の段階では決まっていませんが、3カ月ごとに大会を開催していきたいという話をしています。

――その大会で実況もされていましたよね?

黄身たろう氏:大会で実況か解説をしてほしいという話になり、僕自信TFTの知識はあるとは思っているのですが、その場その場で話すことのほうが得意で、解説というより実況向きかなと思いまして、実況をやらせていただきました。

大会前にリクルートさんのインタビューが、Eスポーツジャーナルでも上がっていたので、それも参考にさせていただきました。

リクルートさんのインタビュー記事はコチラ

他にはオールスターのTFT大会や、箱根駅伝などを見て2週間ほど結構真面目に勉強して、実況と解説の関係や、実況の概念などを考えて実況に挑みました。

――以前eyesさんにもインタビューさせていただいたのですが、その時話されていたLOL創世記時代の話に少し似ているように感じました

黄身たろう氏:僕にもTFTで実況できるチャンスがあるならやってみたいです。いつもメンバーと言っているのですが、今の状況では時間の関係や実力の問題から、チャレンジャーになることは少し難しいと考えています。

もちろん目指してはいきますが、それに加えて実況やアナリストなどの運営側でチームを盛り上げていくのもいいなと。

TFTを盛り上げることを前提として動いているので、やれることは何でもチャレンジしていきたいと思っています。

そういう意味では実況の枠が今後、空いているなら積極的に出れる大会の実況には全て出るくらいの気持ちでいます。そういう意味ではまた大会を開きたいですね。

――日本のTFT事情はどうなっているのでしょうか?  

黄身たろう氏:まずそもそも人口は、圧倒的に少ないと考えています。というのもNAや韓国と比べても日本のチャレンジャーの人数が少ないのです。

今調べた感じだとおそらく日本だと50人で、韓国は300人、NAは200人となっています。他にも人口の少ないことが分かるのが、僕は200戦程度しか回していないのですが、それですら上位1%に入ってしまうということです。それだけ回している人が少ないということですね。

――僕もサブ垢含めると300戦くらいは回しています

黄身たろう氏:そうなんですよね。僕はサブ垢を持っていないのですが、上手い人はみんなサブ垢をもって回しているので、僕の試合数が多く見えるというのもあるとは思います。

ただ逆に言えばサブ垢を、みんな持っていてこれなんですよね。チャレンジャーの方たちも僕が知っているだけで5.6人が2アカウント、なんなら3アカウント持っている方もいます。

ということはチャレンジャー枠の、4分の1の20枠近くが同じ人で埋まっているんですよ。もちろん、その人の実力があるのが悪いわけではないのですが、延々と同じ人とマッチしてしまうことになっています。

実際に僕の配信でスナイプしてくれる人と5.6戦近く一緒にしたり、そういうことがありますね。なので「真剣に上位を目指しているよ」という人が少ない印象が日本サーバーにはあります。

ただNAでもそうみたいなので、どのサーバーも下位と上位の差は大きいのかもしれません。

――構成等も違いますか? 

黄身たろう氏:僕がNAでプレイしているわけではないので友人から聞いた話になりますが、NAはバーサーカーが少ないみたいです。

TLに流れてきただけなので事実確認はしていませんが「日本人のバーサーカー使いがNAを荒らしてるぞ!」というのが話題になったようです。

その方はNA10位以内に入っていますからね。その時には一時期増えたようです。

――僕が好きな配信者ですね。海外の方もコメントしているのをよく見ます 

黄身たろう氏:謎のドミニカ人が現れたりしていますよね(笑)その影響もあって増えたんですけど、その後NAではバーサーカーに強いシャドウインフェルノや、レンジャーが流行ってバーサーカーは一気にいなくなったようです。

日本ではバーサーカーがまだまだいっぱいいるので、そのあたりが違いですよね。

――日本のメタの特徴はありますか? 

黄身たろう氏:自分でいうのもなんですが、ツイッター社会なのか有名な上位のプレイヤーや僕が、ブログなどで何か情報が発信されると、特にプラチナからダイア3くらい辺りですごく流行るんですね。先程のバーサーカーなんてまさにそうです。

勝ちパターンをまだ自分で持っていない人が、そういう持っている人の意見を聞いて「やってみよう!」となっているみたいですね。

悪く言えば島社会の小さなところで、メタが回っています。実際に僕が「キンドレッド☆3を使ったシャドウが強いらしい!」というツイートをしたら、3戦連続シャドウが3人以上被ったり(笑)
――僕もバーサーカーやっていますしね(笑) 

黄身たろう氏:ただ良く言えば、勤勉でよく勉強しているなと。実際NAチャレンジャーの方々は、日本鯖のほうが上がりにくく感じると言っていました。

最上位はともかく、中間層のレベルは高いのかもしれません。ただ株とかと同じで、構成が人気になってからだと遅いんですよね。周りが流行る前にそれを見越して強い構成や、動きを作っておかないといけないんですよ。

だから僕もバーサーカーの記事を上げる前日、バーサーカーを回してから記事を上げて、上げてからはバーサーカーのカウンターの構成を練習していました(笑)

――現在NAチャレンジャーの方はどれくらいいるんでしょうか? 

黄身たろう氏:僕が知っているだけで3、4人くらいです。他にもいるとは思うんですが。

――これからの展望をお願いします 

黄身たろう氏:個人的な目標としてはTFTで1番有名になりたいと考えています。もちろん「有名人になりたい!」という自己顕示欲もあるのですが、初心者の方などが「TFTの情報を仕入れたい!」と思った時に、僕のところに来れば情報が手に入るよという状況をなんとなく作りたいと考えています。

なのでチャレンジャーになること。そして配信やTFTの試合数、ブログの頻度も質も高くしたいですね。youtubeへの動画投稿も考えています。

あとはプレイヤーとしてもきっとRIOTが大会等も開きプロ化もすると思うので、それに向けて牙を研がせてもらって、勝てる選手になるように目指しています。

――最後にファンに向けてお願いします 

黄身たろう氏:まだ僕にファンがいるのかわからないのですが、僕が所属しているConnectGamingというのは、単純にゲームが好きが集まっているわけではありません。

しっかり週に1回ミーティングをして、PDCAを回して努力するようなちゃんとしたプロチームを目指しています。代表もかなり展望をもっていて、全員が稼げてかっこいい、尊敬できる選手になってほしいと語ってくれる人です。

これからTFTをやっていきたいと思っている人たちに強烈なメッセージを与えられる選手、実況者になっていきたいと思っているので、今後ブログや配信等見に来てくれると嬉しいなと思っています。応援お願いします。

筆者から

この記事を書いた後、めでたく黄身たろうさんはチャレンジャーになりました。大会でも決勝に残る活躍をしていて、これからもプレイヤーとしても楽しみですね。

日本には上手い人が沢山いるのですが、その中で情報をコンスタントに出してくれる人は数少ないので、本当にありがたい存在だと思っています。

記事を書くという意味ではライバルなのですが、お互いTFT界を盛り上げていけるように頑張っていきたいですね。

この記事の著者

syouko

syouko

学生時代はスポーツでプロを目指し、その後スポーツのコーチへ。
CIV4マルチという闇のゲームを4年したあとLOLにハマり、アマチュアチームの代表兼コーチとして1年半運営。
LOLを競技として捉えている人達を応援しています。

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