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シャドウバースのオールスター2Pick(2ピック)について、開催情報やおすすめ提示カード・デッキを紹介しています。オールスター2Pickの期間中は、ぜひ参考にしてみてください。
オールスター2Pickとは
オールスター2Pickとは、特別なカードプールで行われる2Pickフォーマットのことです。常設ではなく半年に1回ほどのペースで、グランプリ・ルームマッチ限定で開催されます。
選ばれたカードプールによる2Pick
通常の2Pickと同じく、オールスター2Pickではランダムに提示される3クラスから1つを選び、2枚1組のカードを選び続けて30枚のデッキを作成します。通常と異なるのは、運営によって選ばれたカードプールが提示される点です。
カードプールの範囲は決まっておらず、過去の環境で活躍したカードが揃っているので、まさにオールスターと言える仕様です。また、通常2Pickでは3回しか出ないレジェンドカードも多く出るので、より強力なデッキを組みやすくなっています。
グランプリ限定フォーマット
オールスター2Pickを遊べる機会はグランプリと、グランプリ開催に伴うルームマッチのみです。開催時期は年2回、シャドバのアニバーサリー(6月)と年末という周期で続いています。
Winter Cup 2022の攻略情報
ここでは、2023年4月時点の前回大会「Winter Cup 2022」の情報をまとめています。ぜひオールスター2Pickの攻略にお役立てください。
提示カード
各クラスの提示カードを抜粋してご紹介します。すべての提示カードは公式サイトでご確認ください。
◆エルフの主要カード
- 瘴気の妖精姫・アリア
- 黒百合の女王・ノワリス
- ベネディクションエルフ
- 宿命の狐火・セッカ
- リノセウス
フェアリーを強く使えるアリアとノワリスや、全体除去を持つベネディクションエルフは単体で高い制圧力を誇ります。コンボ性が高い宿命の狐火・セッカやリノセウスも、フィニッシャーとして活用できます。
◆ロイヤルの主要カード
- 銃士の誓い
- モノクロのエンドゲーム
- ビクトリーブレイダー
- 忠義の剣士・エリカ
- 雷滅卿・アルベール
銃士の誓いやモノクロのエンドゲームなど、フォロワー展開に長けたカードが豊富です。疾走持ちのエリカやアルベールなど、フィニッシャーにも恵まれています。
◆ウィッチの主要カード
- マナリアクイーン・アン
- レグニスロード・グレア
- 究明の魔術師・イザベル
- 魔力による複製
- マナリアの偉大なる研究
デッキ20枚以下で能力を持つアンとグレアは、2Pickで活かしやすいフィニッシャーです。同名カードを増やす魔力による複製や、マナリアの偉大なる研究も活躍します。
◆ドラゴンの主要カード
- 竜槍の戦士・ローウェン
- 波濤のプレシオサウルス
- ティアマト・マグナ
- ブリザードハート・フィルレイン
- ドラゴニックレイジ
単体でダメージを出せるローウェンや、ディスカードによってダメージを飛ばす波濤のプレシオサウルスなどが攻撃の軸です。ティアマト・マグナやフィルレインなど、守りを固めるカードもあります。
◆ネクロマンサーの主要カード
- 絶叫の沈黙・ルルナイ
- ナイトメアイーター
- マスカレードゴースト
- テラーバンケット・ギンセツ
- 死期を視るもの・グレモリー
ルルナイとナイトメアイーターは、単体でのフォロワー処理・展開に長けています。中盤はマスカレードゴースト、終盤はギンセツなどでダメージを与えつつ制圧できます。
◆ヴァンパイアの主要カード
- 終幕の吸血鬼・ユリアス
- 紅き血の女王・ヴァンピィ
- 夜天の吸血鬼
- 魔獣の女帝・ネレイア
- ダークエンペラー
ユリアスやヴァンピィなど、狂乱ヴァンプの軸となるカードが強力です。単体での制圧力が高いネレイアやダークエンペラーなどもいます。
◆ビショップの主要カード
- ベレロフォン
- ユニコーンウォーリアー
- 砕氷の聖獣
- 絶望の安息・マーウィン
- ホーリーセイバー
全体ダメージを与えるベレロフォンや、盤面で圧倒できるユニコーンウォーリアーなど、リーダー回復を活かせるカードが優秀です。フォロワーをすべて破壊するマーウィンは、高い汎用性を誇ります。
◆ネメシスの主要カード
- アブソリュート・モデスト
- 奏絶の破壊・リーシェナ
- 粛清の器・メイシア
- カラミティ・モード
- 神器鳴動
アーティファクトネメシスの軸としては、モデストが非常に強力です。リーシェナやメイシアなど、破壊されたフォロワーの数を参照するカードも無理なく活かせます。
おすすめリーダー・デッキ構築
「Winter Cup 2022」のおすすめリーダー(クラス)を順位化すると、次のように考えられます。
- エルフ
- ヴァンパイア
- ウィッチ
- ネメシス
- ネクロマンサー
- ビショップ
- ドラゴン
- ロイヤル
1.エルフ
エルフは、プレイ枚数や場を離れたエルフ・フォロワーの数によるコンボの爆発力が高いです。また、カード単体でも除去性能やスタッツの高いフォロワーが多く、2Pickでの評価は高いです。
◆フェアリーを活かす立ち回り
フェアリー自体はただの1/1フォロワーですが、瘴気の妖精姫・アリアや黒百合の女王・ノワリスが1枚あれば大幅に強化されます。フェアリーを並べることで場を離れたエルフ・フォロワーの数も増え、宿命の狐火・セッカや妖精の騎士・タムリンなども強く使えます。
また、プレイ枚数によって攻撃力が上がるリノセウスもフィニッシャーとして強力です。2枚プレイするだけでも、導きの巫女・コッコロや旋律のダークエルフ・アルバなどの能力発動に活かせます。
◆コントロールに寄せた動き
コンボに絡まないカード単体で見ても、ベネディクションエルフやコスモスファングなど、1枚で形勢逆転できるカードがあります。ヒーリングフェアリーやプライマルギガントなどで回復力も補えるため、守って勝つこともできるでしょう。
2.ヴァンパイア
ヴァンパイアは、自傷・狂乱関連のカードでデッキを組むのが理想です。その他にも、スタッツや耐性に恵まれた大型フォロワーで勝利を狙えます。
◆狂乱ヴァンプの立ち回り
狂乱を軸にするなら、自傷カードと狂乱状態で使うカードを揃える必要があります。ダークオーダーや鮮血の花園などで自傷回数を確保し、狂乱状態ではハウリングデーモンや紅き血の女王・ヴァンピィなどで攻められるようにしましょう。
◆大型フォロワーで制圧
軸に沿ったデッキを組むのは難しいので、単体のカードパワーを押し付けるのも作戦の1つです。特に、フォロワー除去と耐性を兼ね備えた魔獣の女帝・ネレイアやダークエンペラーは、1枚で制圧できるほどのパワーがあります。
3.ウィッチ
ウィッチは、30枚のデッキで戦う2Pickにおいて、デッキ20枚以下で効果を発揮するカードが非常に強力です。その他にも、能力ダメージや体力最大値を下げる効果で勝利を狙えます。
◆デッキ20枚以下での能力を活用
マナリアクイーン・アンとレグニスロード・グレアのフィニッシャー2枚に加えて、銀灰の星・アレイスターや魔眼の行使などがデッキ20枚以下で強く使えます。終盤はカード消滅も活かしてデッキを5枚まで減らし、イクシードブラストとフェイタルバーンで大ダメージを与えましょう。
◆能力ダメージでフィニッシュ
フィニッシャーとしては、究明の魔術師・イザベルから加わるアルティメット・マジックや、真理の大文豪・ユキシマなども決定力が高いです。猫耳の魔法使い・キャルと《愚者》・リンクルで、相手の体力最大値を減らすのも有効です。
4.ネメシス
ネメシスは、アーティファクト(AF)カードを主体にしたデッキが強力です。その他のコンセプトでも優秀なカードが揃っており、安定感があります。
◆AFネメシスの立ち回り
AFネメシスでは、破壊されたアーティファクトの種類を稼いでカードの能力を発動させます。6種類以上のAFが破壊されたら、アストロウィング・ララミアやジェネシスアーティファクトなどでフィニッシュを狙いましょう。
また6種類に留まらず、破壊された種類と同じだけ攻撃力が上がる音速の機構・ララミアや、毎ターン終了時にダメージを飛ばすアブソリュート・モデストもいます。これらを軸にするため、AFカードはできるだけ多く採用しましょう。
◆カードパワーの高さが持ち味
破壊されたフォロワーの数を参照するカードも決定力が高いです。操り人形やストレイホロウ・イルガンノなどを活かしてフォロワーの破壊数を稼ぎ、ヴォイドリアライズや粛清の器・メイシアなどで体力を削り切りましょう。
5コスト以上の大型フォロワーを軸として、カラミティ・モードや万識を超えたものを活かすのも強力です。
5.ネクロマンサー
ネクロマンサーは、ラストワード関連のカードが特に優秀です。墓場を増やしてネクロマンスを使う、シンプルな戦法も活かせます。
◆ラストワードに寄せられれば強力
破壊されたラストワードを持つカードの数を稼ぎ、鎖杖のネクロマンサーや冥焔の獄犬・ケルベロスなどで攻めるのがラストワード軸の理想です。忌まわしき再誕やフギン&ムニンなど、十分なドローソースがあるかも重視されます。
◆基本は単体のカードパワーを重視
ラストワードを持つカードが10枚以上破壊される必要のあるラスワネクロは、デッキ作成のハードルがやや高いです。そのため、基本はマスカレードゴーストで制圧したり、ネクロマンスで強化されるナイトメアイーターやネクロインパルスで攻めたりするのを目標としましょう。
6.ビショップ
ビショップは、フォロワー除去やリーダー回復などで耐えるのが基本です。守護やアミュレットなど、汎用性の高いコンセプトもあります。
◆回復を活かす立ち回り
回復ビショップにおいては、回復するたびに全体ダメージを飛ばすベレロフォンや、フォロワー全体を+1/+1するエイラの祈祷(清純なる祈り・エイラ)が軸とされます。これらを起動したうえで、ユニコーンウォーリアーやセトなどの高スタッツで制圧しましょう。
◆守護・アミュレット軸は高難易度
守護を多く採用するのは難しく、ウィルバートや双砲の神罰・アンヴェルトなどの強力なカードも活かしにくいでしょう。また、アミュレットも単体の効果は強いですが、廃滅のスカルフェインやパニッシュメントスナイパーなどが無ければ軸にはできません。
基本的には、単体で除去性能が高いホーリーナイト・ルシウスや絶望の安息・マーウィンなどを採用し、リーダー回復による耐久に寄せましょう。
7.ドラゴン
ドラゴンは、PPブーストできるカードと覚醒状態で強いカードを両立できれば、十分戦えるクラスです。ただし、他のクラスに比べると爆発力に欠けます。
◆PPブースト→高コストをプレイ
竜の託宣やドラゴニックレイジなどでPPを増やし、竜槍の戦士・ローウェンや古今独歩の大拳豪・ガンダゴウザなどで攻めましょう。さらにPP10に達したら、キャプテン・ドラグウッドやゲオルギウスなども強力なダメージ源となります。
耐久面では、相手の手札のコストを+1するブリザードハート・フィルレインが特に優秀です。独尊竜・スーロンやティアマト・マグナなど、回復力を補うカードもあります。
◆他クラスに比べると決定力不足
強気に攻められるカードは粒揃いですが、他クラスよりも突出したカードがない印象です。ただし、PPブーストから早いターンに大型フォロワーを出すのはドラゴンの特権であり、そのまま押し切れる可能性も十分あります。
8.ロイヤル
ロイヤルは、序盤からフォロワーを展開できる安定したクラスです。ただし、こちらも他クラスに比べると物足りない印象です。
◆安定したフォロワー展開
モノクロのエンドゲームや銃士の誓いなど、1枚で複数フォロワーを並べるカードが特に強力で、そのまま押し切れるパワーもあります。また、除去性能が高いファントムデュオ・バニー&バロンや華の大将・タケツミなども心強いです。
◆無難すぎる印象
ロイヤルも忠義の剣士・エリカや雷滅卿・アルベールなどのフィニッシャーを携えていますが、他クラスに比べると、シンプルな疾走フォロワーは決定力で劣ります。また、他クラスには除去性能が高いカードも揃っており、フォロワーの展開力だけでは戦いにくいでしょう。
開催期間と報酬
「Winter Cup 2022」の開催期間は、2022年12月16日 ~ 12月27日です。報酬としては、ルピやカードパックチケットをはじめ、クリスマス仕様のスリーブとエンブレム「聖夜の義賊・カッツェ」などが用意されました。
まとめ
シャドバのオールスター2Pickについて、おすすめリーダーや提示カードを中心に解説してきました。通常の2Pickよりもコンボ性の高いデッキを組みやすく、高い爆発力を発揮できるのが魅力です。逆に、フォロワーを並べる堅実な戦い方は通用しにくいと言えます。
特別感のあるお祭りフォーマットなので、オールスター2Pickが開催されたらぜひ楽しんでみましょう。