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アプリ「シャドウバース」のルールを解説しています。デッキの作成方法や対戦ルールなどの基礎をまとめているので、シャドバに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
ランクマッチのデッキ作成
対戦を行うため、まずは8クラスから1つを選んでデッキを作成しましょう。フォーマットは2種類ありますが、カードプールが狭くデッキを組みやすいローテーションのほうがおすすめです。
カードの種類
シャドバのカードは次の3種類に分けられます。
- フォロワー
- スペル
- アミュレット
◆フォロワー
場に出て攻撃や進化などを行うのがフォロワーです。他のカードゲームで言うクリーチャーやモンスターにあたります。
青い部分の数字は攻撃力で、相手のリーダーに攻撃したり、フォロワー同士で交戦したりする際に数字のダメージを与えられます。赤い部分の体力はダメージを受けると減り、0になると破壊されて墓場が1増えます。
◆スペル
プレイすると能力が働き、そのまま捨てられるのがスペルです。「カードを引く」「フォロワーを破壊する」などのバトルに働きかける能力が働き、使った後は墓場が1増えます。
◆アミュレット
攻撃力と体力を持たず、場に据え置かれるのがアミュレットです。場に出たときに効果を発揮したり、場にある限り効果が働き続けたりします。カウントダウンを持つアミュレットも多く、ターン開始時にカウントダウンが1進みます。
40枚のデッキを編成
デッキの枚数はちょうど40枚で組む必要があります。編成中に上限を超えたり下回ったりはできますが、最後は40枚に調整しましょう。使えるカードは、そのクラス専用のカードと全クラスが使えるニュートラルの2種類です。
採用カードは1種類につき3枚まで
同名カードは1つのデッキに3枚まで採用できます。コラボ仕様で別名になっているカードも、元のカードと同名として扱われます。バトルに欠かせないカードは3枚入れたり、「必要だけど引きすぎると困る」というカードは2枚以下で調整したりしましょう。
例外として、バランス調整のために1枚制限を受けているカードや禁止カードも存在します。詳しくは公式サイトでご確認ください。
ランクマッチのルール
ここからは実戦のルールを見ていきましょう。バトルの流れや、画面の見方などを解説しています。
バトルの流れ
バトルで覚えておきたい主な要素は、次の3点です。
- マリガン
- ターン開始時
- カードのプレイ
◆マリガン
バトルが始まると先攻・後攻をランダムで決めてから、デッキからカードを3枚引いてマリガン(手札交換)を行います。60秒の制限時間内で、必要なカードはキープし、不要なカードは上にスワイプして「決定」を押しましょう。
基本的には低コストのカードをキープし、序盤に動きやすい手札を揃えるのが理想です。また、交換に出したカードは引き直しで引くことはありませんが、そのカードを2枚以上採用しているなら同じカードを再度引く可能性もあります。
◆ターン開始時
ターンが始まるときはPP(プレイポイント)が1増加し、前のターンに使ったPPは全回復されます。さらにカードを1枚引くことができ、後攻1ターン目のみ2枚ドローできます。
また、後攻4ターン目と先攻5ターン目からは進化可能ターンです。EP(進化権)は後攻プレイヤーは3つ、先攻プレイヤーは2つ持っており、1ターンに1回のみEPを使ってフォロワーを進化させられます。
◆カードのプレイ
手札からカードを出すことをプレイと言います。カードの左上の数字がコストで、その数字分のPPを消費するとカードをプレイできます。残りPP=現在の自分が使えるコストなので、PPと手札のコストを照らし合わせてプレイするカードを決めましょう。
バトル画面の要素
バトル画面を構成する主な要素について詳しく見ていきましょう。解説方法は公式サイトを参考にしています。
1.リーダー
リーダーは、プレイヤーの身代わりとしてお互いに存在しています。初期体力は20あり、相手からの攻撃や能力によってダメージを受け、体力が0になると敗北です。また、自分のリーダーをタップして各方向にスライドすると、挨拶や謝罪などのエモートを出せます(1ターンにつき3回まで)。
2.フォロワー
フォロワーは、リーダーに代わって戦場に立つ存在です。各フォロワーをタップすると、能力の詳細を見たり現在かかっている効果を確認したりできます。
疾走や突進を持つフォロワー以外は、場に出た次のターンから攻撃可能です。相手のフォロワーに攻撃すると、お互いにダメージを与え合う交戦が発生します。フォロワーに交戦時や攻撃時能力があるなら、交戦より先にそちらが発動します。
また、すべてのフォロワーは進化することができます。進化することで攻撃力/体力が上がったり、進化時能力が働いたりするので強力なシステムです。基本は1ターンにつき1回EP(進化権)を使って進化できますが、カードによっては自動進化やEPを使わない進化もできます。
3.アミュレット
アミュレットは、フォロワーとの交戦ができず、場に出ることで効果を発揮するカードです。フォロワーと同様に、タップすると能力の詳細を見られます。アミュレットに付いている数字はカウントダウンと呼ばれ、ターン開始時に1進み、カウントダウンが0になるとアミュレットが破壊されます。
4.手札
画面下にあるのが自分の手札です。右下にあるときにタップすると、リーダーに被さる形でズームされ、1枚1枚のカードをタップすると能力の詳細を確認できます。手札以外の何もない部分をタップすると、ズームされた手札が右下に戻ります。
自分のターン中、手札でカードが緑色に光っているなら、それはPPが足りているのでプレイできる状態です。黄色に光っているのは、そのカード特有の条件付き能力を発動させられる状態を表しています。
プレイしたい手札を上にスワイプし、フォロワー・スペル・アミュレットを出しましょう。
5.PP
画面右に並んでいる緑色(消費後は灰色)のメーターと数字がPP(プレイポイント)です。1ターン目はお互いに1PPから始まり、1ターンごとにPPが1増えて全回復します(最大10PP)。1コスト以上のカードをプレイするには、そのコスト分のPPが必要です。
6.ターン終了
文字通り、自分のターンを終えるボタンです。自分のターン終了時に効果を発動するカードがあれば、そちらが発動してから相手にターンが移ります。ボタンを押さなければ約90秒で自動的にターン終了とされているので、1ターンの制限時間は90秒と知っておきましょう。
7.バトルメニュー
画面左上には、プレイヤーの情報やバトルの設定などを確認できるメニューがあります。タップすると、両プレイヤーの情報とともに「リタイア・設定・バトルに戻る」という3つのボタンが表示されます。リタイアを押して「はい」を選んだら、自分の敗北が決まってバトル終了です。
設定を押すと、バトルにおける細かい設定を変えられます。ただし、勝負の最中に気にする余裕はあまりないので、事前に設定しておくのがおすすめです。詳しくは後述の「バトルの設定方法」で解説しています。
8.バトルログ
画面左の中央には、バトルの進行状況を確認できるバトルログのボタンがあります。ここで見られるのは、お互いのターンごとの行動やプレイしたカード、破壊されたフォロワーなどの記録です。ただし、ターンごとの行動記録には上限があり、古い情報は見えなくなっていきます。
その他にも、場を離れたエルフ・フォロワーの数や消費したスタックの数(ウィッチ)など、細かい情報も確認できます。シャドバに慣れてきたら、これらの情報を見て相手の行動を読むことも頭に入れてみましょう。
場と手札の枚数上限
場に出せるフォロワー・アミュレットの上限は合計5枚です。自分の場に5枚のカードがあるとき、自分は新たにフォロワーやアミュレットを出すことはできません。何らかの能力で5枚以上のカードが出るときは、超過分のカードは消滅します。
手札の上限は9枚です。9枚を超えてもカードを引く能力は働きますが、超過分のカードは表示されるだけで捨てられてしまいます。手札は多いほうが良いとはいえ、引きたいカードを捨てるデメリットも大きいので、手札の管理には気をつけましょう。
勝利条件
バトルに勝つパターンは、大きく分けて次の4つです。
◆相手のリーダーの体力を0にする
最も一般的な勝ち方は、リーダーの体力を削り切ることです。特殊な例として、お互いのリーダーにダメージを与える効果で「同時に体力が0になった場合」は、その効果を使った側の自爆と判定されて敗北します。
◆相手がデッキのカードを引き切る
デッキのカードをすべて引き、最後に見える死神のカードを引いたら敗北が決まります。カードゲームでは一般的な山札切れ、ライブラリーアウトと呼ばれる仕様です。ただし、次で紹介する特殊勝利の中には、カードを引き切ることで勝利するものもあります。
◆特殊勝利を決める
「このバトルに勝利する」というテキストを持つカードは次の通りです。
- デッキの一番下にある死神のカードを、引いたら勝利する「勝利のカード」に変える(スパルタクス、真偽の逆転)
- アミュレットのラストワードで勝利する(栄光のセラフ・ラピス)
- コスト1~10のフォロワーが破壊されていたなら勝利する(冥府の女主人・ネフティス)
- スペルブーストが50回以上なら勝利する(未知の究明)
- バトル中に消費したEPが4以上なら勝利する(カラミティ・エンド)
また、メリットが多い代わりに「ラストワードで敗北」するノーライフパーティというアミュレットもあります。
◆相手がリタイアする
相手が負けを認めてリタイアするのも勝利条件の1つと言えます。相手の勝ち筋がほぼ決まっていたり、酷い手札事故で勝ち筋が見えなくなったりした際は、リタイアして次のバトルに切り替えるのも1つの考え方です。
とはいえ、相手も勝ち筋を見逃したりプレイミスを犯したりと何があるかは分からないので、あまり簡単に諦めないようにしましょう。
アリーナのルール
ランクマッチに続いて、特殊なルールで戦うアリーナについても見ていきましょう。アリーナでは2Pick・Open 6・グランプリ(期間限定)といったモードを遊べます。
2Pick
2Pickとは、2枚ずつ提示されるカードを2択から選び、30枚のデッキを組んで戦うフォーマットです。チャレンジチケット1枚・150ルピ・150クリスタルのいずれかを消費して入場できます。
流れとしては、ランダムに提示される3クラスから1つ選んでデッキを作成し、全5回戦を行います。すべての対戦を終えたら、勝利数に応じた報酬をゲットしましょう。途中でリタイアしたり一旦中断したりもでき、リタイア時はそれまでの勝利数によって報酬を得られます。
関連記事:【シャドバ】2Pickのコツとおすすめリーダー・カード一覧
Open 6
Open 6とは、6パックを開封して48枚を用意し、即席のデッキを組んで戦うフォーマットです。チャレンジチケット4枚・600ルピ・600クリスタルのいずれかを消費して入場できます。
2Pickと同様に、ランダムに提示される3クラスから1つ選び、デッキを組んで全5回戦を行うのが一連の流れです。勝利数を重ねればゴールド・レジェンドカードなど、2Pickよりも豪華な報酬が手に入ります。
関連記事:シャドバのOpen6(オープン6)はお得?2Pickをやるべき?報酬・攻略法を解説
グランプリ
グランプリとは、指定のフォーマットで勝ち抜く期間限定モードです。1日1回は無料で入場でき、それ以降はチャレンジチケット1枚・150ルピ・150クリスタルのいずれかを消費します。
グランプリはラウンド1・ラウンド2・決勝ラウンドと進み、勝利数によってAグループとBグループに分かれます。試合数はBグループ決勝のみ3回戦で、それ以外は5回戦です。グランプリ限定の報酬もあるので、積極的に参加しましょう。
バトルの設定方法
バトル設定で確認しておきたい主な項目は、大きく分けて7つあります。
◆BGM・SE・ボイス
集中力を高めるため、サウンドは全体的に小さめがおすすめです。
◆画面(フレームレート)
フレームレートは60fpsにすることで、スムーズな動作で快適にプレイできます。
◆軽量設定
バトルの演出とは、カードのプレイ時や攻撃時などに見られるエフェクトのことです。演出はあるほうが視覚的にも楽しめますが、時間を取られるのが気になる人はオフにしましょう。演出に関連して、リーダーアニメーション(進化時)もオフに切り替えられます。
◆プレイの確認
ターンエンド(まだ行動できる場合)・進化・融合を行う際は、実行する前に「~しますか?」という確認が入ります。こちらは好みが分かれますが、筆者はターンエンド時のみ確認をオンにしています。ターンエンドは間違えて押すこともありますが、進化・融合はいちいち確認するのが面倒に感じられます。
◆コストの補足情報
コストの補足情報とは、カードのエンハンス・結晶・アクセラレートも含めたコスト情報のことです。手札が見やすくなるので、付けることをおすすめします。
◆墓場・デッキ・手札の枚数(スマホ限定)
PC版では、お互いの墓場・デッキ・手札の枚数を一括で確認できる設定がデフォルトでオンになっています。しかし、スマホ版はデフォルトでオフになっており、かなり不便なので付けておくのがおすすめです。
◆その他
その他において特に気にかけたい項目は、バトルパスの情報表示とデッキのQRコード表示です。
バトルパスの情報は、リザルト(試合後)に毎回出てくる必要性をあまり感じないため、筆者は外しています。デッキのQRコードは、デッキ確認画面の左上に小さく表示され、他の人と共有しやすくなるのでオンがおすすめです。
まとめ
シャドバのデッキ作成・対戦ルール・バトル設定など、基本的な情報をご紹介しました。まずはこの記事の情報を抑えておけば、問題なくシャドバを遊べるかと思います。ぜひ使いたいデッキを組み、カードバトルを楽しんでみましょう。