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シャドウバースのネメシス(ローテーション/アンリミテッド)について、ランクマッチで連勝を挙げているデッキを紹介しています。ぜひ構築や立ち回りを参考にしてみてください。
天示す竜剣(CDB)ローテ環境の変化
2度のナーフを経て人形が定着
「天示す竜剣」の環境初期は、アブソリュート・チェイストや人形の団結などが追加された人形ネメシスが台頭しました。また、人造の代弁者・ヴァーミディアやドミネートデバイス・ジルクが加わったAFネメシスも、構築が固まるにつれて台頭してきます。
◆人形ネメシスが弱体化
2022年10月5日をもって、チェイストとエターナル・ドグマ(神器鳴動)がナーフされました。どちらも人形ネメシスへの採用が多く、同デッキにとっては大きな痛手でした。それに代わって、以前から環境上位だったAFネメシスがほぼ一強状態となります。
◆AFネメシスが弱体化
2022年11月2日をもって、次はジェネシスアーティファクトがナーフされました。AFネメシスのフィニッシャーと言える存在だったので、こちらも大きな痛手です。2度のナーフを経て以前よりは拮抗した環境になりますたが、再び人形ネメシスの立ち位置が良くなりました。
アディショナル後の新デッキにも注目
万識を超えたものは、自分の「破壊された5コスト以上のフォロワーの数」によって能力を持ちます。今期でローテ落ちしますがカラミティ・モードとの相性が良く、コントロールデッキのフィニッシャーとして期待できます。
アニマルパペッターは、1/1のターミネイトマシンベアを出すフォロワーです。元は6/6の機械・自然フォロワーなので、破壊された機械・フォロワーを展開する百獣獅子王・グライアスと相性が良いです。
「天示す竜剣」アディショナルを経て、人形・AF以外のデッキタイプも形になりつつあるので、今後の環境にも注目してみましょう。
人形ネメシスのデッキレシピ
アディショナル環境で人形ネメシス使って23連勝~!🥳
ディスカドラ、秘術ウィッチにはかなり有利付いてる!
オリヴィエ&シルヴィアのおかげで人形ネメシスの弱かった部分なくなってガチで最強だった!✌️動画でも解説してるからぜひ見てね👀
動画→https://t.co/WeWSX21Wxf pic.twitter.com/oUzLK93NHc— 神桜 コウ🌸✨@Vtuber (@kamizakura_kou) November 23, 2022
人形ネメシスは、操り人形を軸にフォロワーの破壊数や連携数を稼いで立ち回るデッキです。序盤からフォロワーを展開して攻めることに長けています。
主な採用カード
◆エンドレスワールド・オーキス
融合;操り人形
これに融合したとき、操り人形1体を出す。それを+1/+0する。
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ファンファーレ 「これに融合した枚数」が1枚以上なら、オーキスドール・ロイド1体を出す。3枚以上なら、それとこれは進化する。(進化後)自分の場に操り人形が出るたび、それは疾走を持つ。
ロイドは4/6・疾走守護で、相手のフォロワー2体を攻撃不能にするフォロワーです。盤面を制圧し、疾走で攻撃するフィニッシャーとして使えます。
◆奏絶の破壊・リーシェナ
・新約・白の章
・新約・黒の章
・奏絶の独唱
ファンファーレ チョイスした1枚を手札に加える。このバトル中に破壊された自分のフォロワーが10体以上なら、チョイスではなく、1枚ずつ加える。
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能力によって破壊されない。進化時 リアニメイト0、リアニメイト1、リアニメイト2
白の章は回復、黒の章はバーンダメージを持つ8コストのアミュレットで、自分のフォロワーが破壊されるたびにコストが下がります。基本的には黒をチョイスしますが、アグロデッキに対しては白を選ぶのも有効です。
◆アブソリュート・チェイスト
自分のフォロワーが破壊されるたび、自分の手札のこのコストを-1する。
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守護
ファンファーレ 相手のフォロワー1体を消滅させる。進化時 カードを自分の手札が7枚になるまで引く。
低コストで確定消滅を持ち、進化時には手札も補充できるフォロワーです。オーキスと同時に並べて、強力な盤面を作ることもできます。
◆箱庭の追憶・オリヴィエ&シルヴィア
守護
ファンファーレ 自分のEPを上限まで回復。進化時 相手のフォロワーすべてにXダメージ。自分のPPをX回復。Xは「このバトル中に消費した自分のEP」である。
EPを全回復し、進化時にはフォロワー全体に消費したEP分のダメージを与えられます。進化権が物足りない人形ネメシスと相性が良く、長期戦を勝ち切るのに有用な1枚です。
◆時空の掌握者
自分のターン中、これが自分のデッキから手札に加わるとき、このコストを2から10の中でランダムにして、これを公開する。
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ファンファーレ 攻撃力/体力をX/Xにする。Xは「これのコスト」である。
ファンファーレ 「守護を持つ」「疾走を持つ」「必殺を持つ」「EPを消費せず進化できる。を持つ」「自分のリーダーを4回復」「自分のPPを2回復」「他のフォロワーすべてに3ダメージ」「相手のリーダーに2ダメージ」「ランダムな相手のフォロワー1体を破壊する」「カードを2枚引く」の中から、ランダムにX個の能力が働く。進化時 自分のデッキをランダムに10枚消滅させる。時空の掌握者10枚をデッキに加える。
ランダム要素が強いですが、コストが高いほど能力も増えるフォロワーです。デッキ補充によって長期戦に強くなるため、主にコントロールデッキ対策として採用されます。
マリガンと立ち回り
◆マリガンでキープするカード
- 幼き糸使い
- ねじまき売り子
- 職人の一念
- エンドレスワールド・オーキス
- 奏絶の破壊・リーシェナ(後攻時)
低コストで人形を回収できる幼き糸使いや、ねじまき売り子などは最優先でキープします。オーキスも引いて、序盤から人形を融合できれば理想的です。後攻なら、最優先で進化させたいリーシェナをキープしましょう。
◆フォロワーの破壊数・連携数稼ぎ
序盤は操り人形を中心に、フォロワーを展開しつつ盤面を処理しましょう。連携数を稼ぐことで、人形の団結や職人の一念などを強く使えます。チェイストや、リーシェナの白の章か黒の章が手札にあれば、積極的にフォロワーを破壊してコストを下げましょう。
◆オーキスでフィニッシュor盤面強化
オーキス(ロイド)や操り人形などの疾走で、相手の体力を削り切りましょう。フィニッシュできなくても、強力な盤面を押し付けてバトルを継続できます。中盤~終盤は、オリヴィエ&シルヴィアや時空の掌握者なども活かして勝機を見出しましょう。
採用候補のカード
- クロックワークマギ・リヒト:破壊されたフォロワーが20体以上なら、手札の操り人形に疾走を付与するフォロワー。フィニッシャーとして1~2枚採用。
- ジェットパックガンナー:エンハンス6で2回、エンハンス8で3回攻撃を持つ疾走フォロワー。クロックワークマギ・リヒトとの選択で1~2枚採用。
- メタトロン:進化後、相手よりEPが多ければPPブーストを行うフォロワー。後攻時のオーキスにつなげるために2~3枚採用できるが、リーシェナ進化を優先したい場面も多い。
天示す竜剣(CDB)アンリミ環境の変化
ヴァーミディアでAF強化→ジェネシスナーフ
「天示す竜剣」で人造の代弁者・ヴァーミディアが追加され、ローテ・アンリミ共にAFネメシスが大幅に強化されています。1枚制限のカードが増えたアンリミAFにおいても、ヴァーミディア1枚で安定感が増しました。
しかし、ローテのAFネメシス一強状態に際して、ジェネシスアーティファクトがナーフを受けました。キャノンアーティファクトの枚数が1枚になり、打点が大幅に下がったものの、ローテに比べるとアンリミAFへの影響は少なめです。
共鳴ネメシスにも可能性
カシムとローザが制限された共鳴ネメシスも、少なからず存在しています。これはプレイヤーの好みにもよりますが、採用候補にドミネートデバイス・ジルクが加わったのが要因の1つです。総じて、大量のナーフを受けてもなお、アンリミのネメシスは健在と言えます。
AFネメシスのデッキレシピ
ナーフ後アンリミAFネメシス10連勝!
AFしか勝たん pic.twitter.com/Ao5imMjudq— cacao (@CacaoGameacount) November 2, 2022
AF(アーティファクト)ネメシスは、多種類のAFを活かして立ち回るデッキです。破壊されたAFが6種類以上になると、デッキパワーが全体的に増します。
主な採用カード
◆機構の解放(1枚制限)
自分のリーダーは、ターン終了まで「自分の場にアーティファクト・カードが出るたび、自分のPPを1回復して、カードを1枚引く」を持つ。
アーティファクトのコストを踏み倒しつつ、繰り返しドローできるようになるスペルです。手札から出せるアーティファクトが多ければ、積極的に使います。
◆加速装置(1枚制限)
カウントダウン 3
自分の場にアーティファクト・フォロワーが出るたび、それは突進を持つ。
自分がアーティファクト・カードをプレイするたび、自分のPPを1回復。
アーティファクトのコストを踏み倒しつつ、突進を付与できるアミュレットです。突進付与の対象は「場に出た」アーティファクトですが、PP回復は「プレイした」アーティファクトなので注意しましょう。
◆ギガスファクトリー
結晶 5
自分のターン中、自分の場にアーティファクト・フォロワーが出るたび、それは突進を持つ。自分のPPを1回復。カードを1枚引く。
機構の解放と加速装置を合わせたような効果を持つ結晶フォロワーです。結晶5で出すときの隙が大きいので、0コストのパラダイムシフトや、生命の量産で0コストになったフォロワーを同時に出すのが理想です。
◆人造の代弁者・ヴァーミディア
自分のターン終了時、「このバトル中に破壊された自分のアーティファクト・カードの名前」が6種類以上なら、自分のアーティファクト・フォロワーすべては+1/+1されて、守護を持つ。
ファンファーレ 葬送したなら、エッジアーティファクト1体を出す。
他のアーティファクトを葬送すれば、1体で3種類のAFを破壊できるフォロワーです。エッジアーティファクトは3/4・突進ドレインなので、アグロにも強く出られます。
◆カイザーインサイト
アクセラレート 1;手札1枚を選択して、選択したカード以外の手札をすべて消滅させ、「消滅させたカードの枚数」と同じだけカードを引く。1ターン目なら、さらに1枚引く。
1枚を除いて、手札の総入れ替えができるアクセラレート持ちのフォロワーです。1枚制限のキーカードやフィニッシャーを引き込むのに役立ちます。
マリガンと立ち回り
◆マリガンでキープするカード
- 機構の解放
- 加速装置
- 終末の番人・スピネ
- メカニカルドッグ
- カイザーインサイト
キーカードかつ1枚制限の機構の解放と、加速装置は最優先でキープしましょう。1コストAFのスピネ(アクセラレート)とメカニカルドッグや、手札を入れ替えるカイザーインサイトもキープ対象です。
◆アーティファクトを破壊
序盤はAFを展開しつつ、最速で6種類破壊の達成を目指しましょう。加速装置とギガスファクトリーで突進を付与したり、ヴァーミディアや反逆の命・ミリアムなどで自壊したりするのが有効です。上手く回れば、マーキュリーイージス・シオンのバフで序盤ながら強い盤面ができます。
◆疾走やバーンダメージでフィニッシュ
6種類破壊を達成したら、一気にダメージを出しやすくなります。ジェネシスアーティファクトや、アーティファクトインパルスなどで打点を稼ぎましょう。ヴァーミディアの全体バフ+守護付与で、強力な盤面を作るのも有効です。
採用候補のカード
- アブソリュート・モデスト:進化すると、自分のターン終了時「このバトル中に破壊されたAFの種類数」と同じダメージを与えられるようになる。打点として1~2枚採用。
- アストロウィング・ララミア:破壊されたAFが6種類以上なら、相手のフォロワー全体に4ダメージ与える。ギガスや加速装置に依存しない除去要員として、1~2枚採用。
- 虚数物体:AFを捨てることで、4ターンの間リーダーへのダメージを3以下に抑えるアミュレット。ホズミエルフや骸ネクロなどの対策に1~2枚採用。
共鳴ネメシスのデッキレシピ
アンリミ共鳴18連勝!継続中!
深夜帯の連勝ブーストきちゃ。超越はかわせ pic.twitter.com/fDdBGqoSAi— cacao (@CacaoGameacount) November 3, 2022
共鳴ネメシスは、手札の入れ替えやドローによって共鳴状態になった回数を稼ぐデッキです。10回、20回と共鳴回数を増やすことでフィニッシュが近づきます。
主な採用カード
◆勇気の少年・カシム(1枚制限)
自分のリーダーが共鳴でない状態から共鳴状態になるたび、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに1ダメージ。
ファンファーレ 自分の手札1枚を消滅させる。それと同名のカード1枚をデッキに加える。このターン終了時、カードを1枚引く。進化時 自分の場に解放の少女・ローザがいないなら、1体を出す。
非共鳴→共鳴を繰り返すことで、相手全体にダメージを飛ばす強力なフォロワーです。ローザは共鳴状態になるたびに全体回復ができるフォロワーで、進化時にお互いを出せます。
◆次元の超克者・ユアン
相手のターン開始時、「このバトル中、自分のリーダーが共鳴でない状態から共鳴状態になった回数」が5回以上なら、ランダムな相手のフォロワー1体に4ダメージ。10回以上なら、さらに、相手のリーダーに4ダメージ。
ファンファーレ 自分の手札1枚を消滅させる。それと同名のカード1枚をデッキに加える。カードを1枚引く。進化時 アナライズアーティファクト1体を出す。
非共鳴→共鳴を10回繰り返すことで、4点バーンダメージを与えるフォロワーです。相手のターン開始時に与えるので、大いなる調停者・ゾーイのような自ターン限定のバリアも貫通できます。
◆マグナゼロ
ファンファーレ 相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに3ダメージ。「このバトル中、自分のリーダーが共鳴でない状態から共鳴状態になった回数」が10回以上なら、3ダメージではなく10ダメージ。20回以上なら、10ダメージではなく20ダメージ。
非共鳴→共鳴を20回繰り返すことで、相手全体に20ダメージ与えられるフォロワーです。7ターン目には共鳴20回に達することが多いので、ほぼ確実にフィニッシュを決められます。
◆虚数物体
カウントダウン 2
このアミュレットが場にある限り、自分のリーダーへの4以上のダメージは3になる。
ファンファーレ 自分の手札にアーティファクト・カードがあるならランダムに1枚捨て、カウントダウンを2遅らせる。
自分のリーダーが4以上のダメージを受けなくなるアミュレットです。ホズミエルフや骸ネクロなど、大型のフォロワーで攻撃してくるデッキを対策できます。
◆メカニカルドッグ
ファンファーレ 自分の場に他のフォロワーがいるなら、その中から1体を破壊して、カードを1枚引く。アーティファクト・フォロワーを選択したなら、進化する。
盤面を空けつつ、1枚ドローによって共鳴調整ができるフォロワーです。アーティファクトなので、機構の解放や加速装置でコストを踏み倒せるのが強みです。
マリガンと立ち回り
◆マリガンでキープするカード
- 機構の解放
- 加速装置
- 勇気の少年・カシム
- 終末の番人・スピネ
- メカニカルガンナー
- マグナジャイアント
- 解放の少女・ローザ(後攻時)
- 虚数物体、ワールドブレイク(対面次第)
序盤は1枚制限のカードを中心に、ドローソースを幅広くキープしましょう。後攻なら、進化でカシムを出せるローザもキープ対象です。ホズミエルフや骸ネクロなど、大型フォロワーが並ぶデッキには虚数物体やワールドブレイクで対抗しましょう。
◆共鳴10回で盤面強化・バーンダメージ
上手く回れば3~4ターン目に共鳴10回に達し、ユアンで相手のフォロワー1体とリーダーに4ダメージ与えられます。また、オートマティックメイデン(4/5守護)の直接召喚で盤面も強くなるので、共鳴回数を意識しながらドローや手札交換を進めましょう。
◆マグナゼロでフィニッシュ
共鳴20回に達したら、マグナゼロの全体20ダメージでとどめを刺しましょう。虚数物体のようなダメージカットには弱いですが、高い決定力を誇ります。マグナゼロを出す前に、カシムやユアンなどで押し切れるなら、積極的に攻めましょう。
採用候補のカード
- 永久の盾・シオン:能力ダメージ・破壊・消滅耐性を持ち、リーダーへの能力ダメージも防げる守護フォロワー。ハンドレスヴァンプやAFネメシス対策に1~2枚採用。
- カイザーインサイト:アクセラレート1で、1枚を除いて手札を総入れ替えできるフォロワー。キーカードを引き込むために2~3枚採用。
- 暗雲の巫女・エネス:3コストでカシムと同じ共鳴時効果を持ち、攻撃されないフォロワー。2枚目以降のカシムとして1~2枚採用。
まとめ
シャドバのネメシスについて、連勝デッキを参考に立ち回りを解説しました。デッキ構築は一例ですので、環境の流れやプレイヤーの好みによって採用カードは変わります。流行をチェックしつつ、ぜひネメシスの強いデッキを組んでみてください。