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シャドウバースのウィッチ(ローテーション)について、ランクマッチで連勝を挙げているデッキを紹介しています。ぜひ構築や立ち回りを参考にしてみてください。
天示す竜剣(CDB)ローテ環境の変化
秘術・スペルが環境上位
「天示す竜剣」のリリース後、ウィッチで最初に有力視されたのは、前期から強力でローテ落ちも無かった秘術ウィッチです。また、究明の魔術師・イザベルがローテ落ちしたものの、新カードの追加が多かったスペルウィッチも浮上してきます。
新登場のチェスウィッチは、本格的な環境デッキとはなっていません。コスト16というミスティックキングの重さと、マジカルポーンを出すカードの少なさが課題といえます。
ミスティックキングが強化
「天示す竜剣」のリリースから約1週間後、ミスティックキングがコスト16→13に変わる能力調整がありました。これでコストを-8すれば5コストになり、最速で5ターン目に出せるようになっています。マジカルポーンは不足しやすいものの、チェスウィッチが上手く回ったときのパワーは上がりました。
また数は少ないですが、優秀なスペルが増えたことでセブンズウィッチ(セブンズフォースソーサラー)も増えたので、かなり多様な環境と言えます。この記事では、スペル・秘術・チェス・ユキシマと、4つの連勝デッキを見ていきましょう。
スペルウィッチのレシピ
ナーフ後環境スペルウィッチ10連勝💪https://t.co/yZn8Y76tIe pic.twitter.com/7Ja8S3V7AA
— 屈辱 (@LivetubeSTAR) October 11, 2022
スペルウィッチは、スペルブーストを溜めて大ダメージを狙うデッキです。ウーシンマスター・クオンを15回以上スペルブーストして、式神・貴人を出すのが主な勝ち筋です。ブレードレインを管弦の魔術師に付与し、打点を上げて攻撃することもできます。
主な採用カード
◆ウーシンマスター・クオン
クオンは、スペルブーストの回数に応じて強化されるフォロワーです。15回以上のスペルブーストで出る式神・貴人は、相手全体に「自分の残りPP」と同じダメージを与える、10/10で破壊・消滅を受けない強力なフォロワーです。
スペルブースト5~14回でも、式神・暴鬼や式神・天后といった、スペルブーストを行うラストワード持ちのフォロワーを出せます。
◆管弦の魔術師
管弦の魔術師は、「自分がデッキから引いたカード」が15枚以上なら疾走・守護・ドレインを持つフォロワーです。ドローソースが豊富なので条件を達成しやすく、打点を出せるフィニッシャーとして、クオンとあわせて使えます。
◆ブレードレイン
ブレードレインは、自分のフォロワー1体を+3/+3してランダムなフォロワーに3ダメージ与えるスペルです。元はコスト9ですが、スペルブーストでコストが下がります。疾走を持った管弦の魔術師に付与して、打点を伸ばすのが主な使い道です。
◆万能の奇跡・メルティーナ
メルティーナは、2枚ドローとスペルブースト1回を行うフォロワーです。さらに、スペルブースト5回以上ならPPを2回復し、ランダムなフォロワーに3ダメージ与えられます。スペルブースト10回以上なら、EPも1回復できるのが強力です。
進化時には、相手のフォロワー1体を消滅させてメルティーナ1枚を回収し、それにスペルブーストを2回かけられます。
◆カードキャスター・マリ
マリは、「スペルブーストを持つカード」を1枚サーチできるフォロワーです。スペルブーストによってコストが下がり、ラストワードでスペルブーストを行えます。上記のクオンやメルティーナなど、強力なカードを探すのに活かせるでしょう。
マリガン・立ち回り
◆マリガンでキープするカード
- ウーシンマスター・クオン
- 知恵の光
- 叡智の神鳥
- 一世の探究
序盤からスペルブーストを進めるため、クオンは最優先でキープしましょう。知恵の光や一世の探究など、キーカードを引くためのドロソもキープ対象です。
◆フォロワー除去とドローを優先
序盤はクオンやブレードレインなどのキーカードを引くため、一世の探究のようなドロソを優先してプレイしましょう。相手のフォロワー展開には、チャクラムウィザードやブレイズボムなどの除去カードで対応します。ドローや除去を通じて、手札のスペルブーストが溜まっていれば理想的です。
大いなる意志やカウンターマジックなど、相手からのダメージをカットできるスペルも活かして、クオンを出すターンまで耐えましょう。
◆クオン・管弦の魔術師・ユキシマなどでフィニッシュ
クオンを15回スペブできたら、式神・貴人の全体ダメージで制圧しましょう。スタッツ10/10で破壊・消滅耐性を持つので、早く出せれば出せるほど処理されにくいです。ブレードレインのコストも下がっていれば、管弦の魔術師に付与してダメージを伸ばせます。
勝負が長引いても、9ターン目には真理の大文豪・ユキシマでフィニッシュを狙えます。エンハンス9で「バトル中に引いたカードの枚数」と同じダメージを相手に与えるので、9ターン目ならかなりのダメージを出せるでしょう。
秘術ウィッチのレシピ
秘術ウィッチで
13連勝しましたわぁ!
そんな事より最後の試合の
結晶ビショップ
頭スカルフェインでした笑! pic.twitter.com/B2VgxRLmJa— イザベル田中 (@izabel_tanaka) October 5, 2022
秘術ウィッチは、スタックの補充から土の秘術を発動させて立ち回るデッキです。土の秘術でドローしつつバーンダメージを飛ばし、スタックを7消費したらスペリオルコントラクターを軸にフィニッシュを狙います。
主な採用カード
◆スペリオルコントラクター
スペリオルコントラクターは、スタックを7消費すると聖なる王の獅子(4/4疾走)を出せるフォロワーです。進化込みで1コスト7点を出せるので、秘術ウィッチには欠かせないフィニッシャーと言えます。
◆アストラルシャーマン・ライリー
ライリーは、スタックを7消費すると「リーダー3回復・1枚ドロー・フォロワー1体破壊」を発揮して5/5守護になるフォロワーです。貴重な回復持ちとして、バトル中盤~終盤に活かせるでしょう。
◆工房の錬金術師・ノノ
ノノは、ウィッチのフォロワーを融合すると大地の魔片を1つ出せるフォロワーです。4コストの本体は、土の秘術で合計3体のガーディアンゴーレムを2ターンかけて展開するので、主に先攻4ターン目で強力です。
◆アシッドゴーレム
アシッドゴーレムは、土の秘術3で相手のリーダーに6点与えるフォロワーです。一度にスタックを3消費しながらダメージを飛ばせるので、スペリオルコントラクターにつなげるダメージ源として活躍します。
◆大地の魔拳
大地の魔拳は、土の秘術2で相手のフォロワーとリーダーに3点ずつ与え、ターン終了時に自分の手札へ戻ってくるスペルです。相手のフォロワーがいないと撃てませんが、使い回せるダメージ源として1~2枚採用されます。
マリガン・立ち回り
◆マリガンでキープするカード
- 禁書庫の番人
- ルインソーサラー
- ブルームウィッチ
- 魔力の充填
- 工房の錬金術師・ノノ(先攻時)
- 強欲の魔女(後攻時)
- ストーンバレット(対面次第)
結晶で土の印になり、1枚ドローもできる禁書庫の番人とルインソーサラーは最優先でキープしましょう。土の印を出せてドローもできるブルームウィッチも優先度が高いです。強欲の魔女は進化ターンで使い、ストーンバレットは序盤からフォロワーを並べてくる対面で使います。
◆スタック補充とドローを優先
序盤はスタックを溜めつつ、ブルームウィッチや氷塊のゴーレムで手札を補充していきます。3ターン目は、一度にスタックを3補充して1枚ドローする魔力の充填を出せれば理想的です。先攻4ターン目にはノノを出し、ガーディアンゴーレムを並べて圧をかけましょう。
後攻なら、毎ターン終了時にスタックを補充できるようになる強欲の魔女を優先的に進化させましょう。ドレインもあるので、それまでに削られた体力を取り戻すこともできます。相手のフォロワー展開が速ければ、進化(土の秘術)で全体2ダメージを飛ばす遥かなる叡智・レヴィが有効です。
◆疾走とバーンダメージでフィニッシュ
中盤からは大地の魔拳やアシッドゴーレムなどで、リーダーに打点を飛ばしていきます。ただし、対面によっては回復されるので、なるべく一気にプレイして体力を削り切りましょう。レヴィから加わる紅蓮の魔術も、1コストの打点として慎重に使いたいカードです。
スタックを7消費できたら、スペリオルコントラクターでフィニッシュを狙いましょう。1コストの本体と聖なる王の獅子で2体並ぶので、盤面が足りなくなる状況には要注意です。フィニッシュが難しければ、ライリーの回復・ドロー・除去で粘りながら勝機を伺いましょう。
チェスウィッチのレシピ
チェスウィッチ10連勝♟️ pic.twitter.com/lzkBaCOOpD
— 藤原こはく (@k0ha_sv) October 7, 2022
チェスウィッチは、場を離れたマジカルポーン(1/1突進)の数を稼ぐデッキです。8体のマジカルポーンが場を離れたら、コストの下がったミスティックキングで勝利を狙います。
主な採用カード
◆ミスティックキング
ミスティックキングは、マジカルポーンを4体出して疾走・守護を付与するフォロワーです。自分の場を離れたマジカルポーンが8体以上なら、手札でコストが-8されます。スタッツが13/13と非常に高く、相手に選択されないのも強みです。
◆マジカルストラテジー
マジカルストラテジーは、マジカルポーンを1体出して1枚ドローするスペルです。自分の場を離れたマジカルポーンが8体以上なら、2体出して2枚ドローできます。
◆ミスティッククイーン・メイティ
メイティは、自分がスペルをプレイしたときにマジカルポーンを1体出し、フォロワーをプレイしたときはマジカルストラテジーを1枚手札に加えるフォロワーです。進化時には0コストのマジカルポーンを手札に加えるので、主に進化ターンで効果を発揮します。
◆マジカルナイト
マジカルナイトは、マジカルポーンを2体出す疾走フォロワーです。自分のマジカルポーンが場を離れるたびに、手札でコストが-1されます。ミスティックキングにつなげる1枚として有用です。
◆マジカルルーク
マジカルルークは、マジカルポーンを2体出す守護フォロワーです。進化時にはリーダー回復とPP1回復を持つので、実質2コストで運用できます。
マリガン・立ち回り
◆マリガンでキープするカード
- マジカルストラテジー
- マジカルルーク
- マジカルナイト
- 知恵の光
- 一世の探究
- ミスティッククイーン・メイティ(後攻時)
ドローしつつポーンを出せるマジカルストラテジーや、安定してポーンを2体出せるマジカルルークは優先度が高いです。後攻なら、進化込みで3体のポーンを出せるメイティをキープしましょう。その他には、低コストのドロソもあると立ち回りが安定します。
◆マジカルポーン展開とドローを優先
序盤はポーンを展開しつつ、手札が枯渇しないようにドローを進めていきます。一世の探究や天使の恩寵などで、ミスティックキングをはじめとしたキーカードを引き込みましょう。マジカルナイトのコストが下がれば、さらにポーンを出しながら疾走でダメージを与えられます。
予見の魔術師は、1コストのフォロワーをもう1体出せるので、ポーンとの相性が良いフォロワーです。これを上記のカードと一緒に出せれば、より効率的に場を離れたポーンの数を稼げます。
◆ミスティックキングで制圧
8体のポーンが場を離れたら、5コストになったミスティックキングで勝利を目指しましょう。8体離れた後のポーンはスタッツ2/1になり、キングの効果で+1/+0されて疾走・守護を持つので、3/2疾走・守護のポーンが4体並ぶことになります。上手く回れば、5ターン目には着地できるでしょう。
3点疾走×4=進化込みで14点ですが、ブレードレインもあれば打点をさらに伸ばせるので、より確実にフィニッシュを決められます。20点を出すのは難しいですが、ミスティックキングが13/13で場に残りやすいので、次のターンに持ち越してフィニッシュを狙う手もあります。
ユキシマウィッチのレシピ
ユキシマウィッチで13連勝!!
爆速で回ったネメシス以外には対応できます!シャドバおもろ#シャドバ連勝 #シャドバ pic.twitter.com/Q9vUfpTUPC— そめちめす (@Rinon_sometimes) October 4, 2022
ユキシマウィッチは、真理の大文豪・ユキシマを進化させ、ドローによって立ち回るデッキです。ドローした枚数分、相手のフォロワーにダメージを与えつつ、手札の疾走フォロワーをバフして大ダメージを狙います。
主な採用カード
◆真理の大文豪・ユキシマ
ユキシマは、進化時効果で自分が1枚ドローするたびに相手のフォロワーに1点飛ばし、手札のフォロワーを+1/+1できるフォロワーです。エンハンス9では、「そのバトル中に引いたカードの枚数」と同じダメージを相手に与えます。
◆管弦の魔術師
管弦の魔術師は、「自分がデッキから引いたカード」が15枚以上なら疾走・守護・ドレインを持つフォロワーです。ユキシマの効果で大量のバフをかけて、フィニッシャーとして使いましょう。
◆一世の探究
一世の探究は、手札を1枚捨てて2枚ドローするスペルです。「自分がデッキから引いたカード」が15枚以上なら、追加でもう2枚ドローできます。引いたカードの枚数を稼ぎたいユキシマウィッチには欠かせない1枚です。
◆楽園への来訪
楽園への来訪は、宴楽・カードを2種類サーチできるスペルです。ユキシマ・管弦の魔術師・一世の探究と、キーカード3枚が「宴楽」なので、十分にサーチ能力を活かせます。
◆ゴブリンの奇襲
ゴブリンの奇襲は、自分のターン終了時にPP0かつ相手のフォロワーがいるなら、手札からランダムに3点を飛ばして消滅するスペルです。序盤~ユキシマを出すターンまでに、隙を潰す1枚として活躍します。
マリガン・立ち回り
◆マリガンでキープするカード
- 真理の大文豪・ユキシマ
- 楽園への来訪
デッキの軸であるユキシマは、最優先でキープして進化させましょう。確定サーチではないですが、より確実にユキシマを引くために楽園への来訪もキープします。どちらも引けなければ、最低でもドロソを持っておけると心強いです。
◆ユキシマの効果でフォロワー除去+バフ
序盤は楽園への来訪も活かして、進化ターンまでにユキシマを引ければ理想的です。進化ターンの隙は大きいですが、ゴブリンの奇襲があれば安全に進化させやすいでしょう。その後は、とにかくドローを重ねて相手のフォロワーを残さず処理しましょう。
また、管弦の魔術師を引き込んでバフを進めることも重要です。ユキシマと同じ宴楽カードなので、楽園への来訪でのサーチも活かして引きましょう。早いターンに引いて大量にドローできれば、その分スタッツを上げて疾走によるダメージを伸ばせます。
◆管弦の魔術師かユキシマでフィニッシュ
十分にバフできたら、管弦の魔術師を疾走させてフィニッシュを狙いましょう。20点削り切れなくてもドレインが付いているので、回復で粘りながら次のターン以降に持ち越せます。守護で阻まれても、天使の加護で守護を無視しながらリーダーに攻撃できます。
9ターン目が近づいたら、ユキシマのエンハンス9によるフィニッシュも視野に入ります。2枚目以降のユキシマは、管弦の魔術師へのバフがばらけて邪魔になりやすいですが、エンハンスで使うことも頭に入れておきましょう。
まとめ
シャドバのウィッチについて、連勝デッキを参考に立ち回りを解説しました。デッキ構築は一例ですので、環境の流れやプレイヤーの好みによって採用カードは変わります。またチェスウィッチが強化されたように、能力調整でも環境は大きく変わります。
ぜひこの記事や他のプレイヤーを参考に、環境に合った強力なウィッチのデッキを使ってみてください。