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シャドウバースにおいて、全クラスが使えるニュートラルのカード。今回は、ニュートラルに焦点を当てたデッキ構築や立ち回りを紹介しています。アンリミテッドとローテーションに分けているので、興味があるものをチェックしてみてください。
アンリミテッドでニュートラルデッキは組める?
かつては「ワンダーランド・ドリームズ」期のように、ニュートラル軸のデッキが大活躍した時期もありました。近年は見かけなくなりましたが、もし今のアンリミ環境でニュートラルを軸にするなら、どんなデッキが組めるでしょうか?
ニュートラルビショップ
第25弾パック「極天竜鳴」実装後のデッキレシピです。
ニュートラル(N)ビショップは、序盤からNフォロワーを展開して、コストが下がった黄金郷の獅子やイーグルマンをプレイするデッキです。フォロワーの展開力に長けており、上手く回れば4ターン目に強力な盤面を作れます。「ワンダーランド・ドリームズ」期に活躍したデッキの1つです。
◆黄金郷の獅子・イーグルマンの性能
黄金郷の獅子は、手札にあればNフォロワーが出るたびにコストが-1されるカードです。ファンファーレでは、手札の5コスト以下のアミュレットを場に出して破壊します。このとき、ラストワードでフォロワーを出すアミュレットを選択して、一気に展開するのが理想です。
イーグルマンは、同じくNフォロワーがでるたびにコスト-1のフォロワーです。低コストでスタッツ4/5の守護を出せるので、強力な盤面を作るのに貢献してくれます。
◆Nビショップと相性のいいカード
- マシンエンジェル:アクセラレート2でプロダクトマシーンを2体出せる。
- ゴブリンスクラム:3コストでゴブリンを2体出せる。
- ミラクルラフター・カルミア:進化後の攻撃時にフォロワー全体を+1/+1する。
- 気高き魔除け:ラストワードでバロン(5/4守護・選択不可)を出すアミュレット。1コストで直接プレイもしやすい。
- 宝石の輝き:1コストで気高き魔除けを確定サーチできる。
ニュートラルエルフ
第25弾パック「極天竜鳴」実装後のデッキレシピです。
Nエルフは、優秀な耐性と高スタッツを持つビューティ&ビーストを軸にしたデッキです。手札にNフォロワーを抱えつつ、エルフの双撃や心優しき木人などを活かして立ち回ります。また、森の女王・リザでビューティ&ビーストを確定サーチできます。
このデッキも「ワンダーランド・ドリームズ」期から登場しました。
◆ビューティ&ビーストの性能
手札が5枚以上なら+2/+2され、そのうちNカードが3枚以上なら、さらに「能力ダメージと破壊効果を無効」にするフォロワーです。条件を満たせば、スタッツ7/8で能力ダメージを受けず、確定破壊もされない強力なフォロワーと化します。
◆Nエルフと相性のいいカード
- エルフの双撃:ランダムなフォロワー2体に「手札のNカードの枚数」と同じダメージを与える。
- 心優しき木人:手札のNカードが3枚以上なら3/4守護になる。
- 森の女王・リザ:ラストワードでビューティ&ビーストを確定サーチできる。
- メタトロン:後攻4ターン目に進化して場に残れば、PPブーストして6PPにつながる。
- 癒しの奏者・アンリエット:攻撃済みのフォロワーを攻撃していない状態にする。ビューティ&ビーストを2回攻撃させられる。
相対的にパワー不足
上記のデッキは噛み合えば強力ですが、それ以上に強いデッキが多いのがアンリミ環境です。フォロワーの展開や決定力においても、より優れた構築があります。さまざまなNデッキが暴れた「ワンドリ」期のカードも、今の基準ではパワー不足と言えるでしょう。
ローテーションのニュートラル軸デッキ(極天竜鳴)
フラグラネクロの解説
ネクロマンスした値を20にして、ケルヌンノスから双極の生命・フラム=グラスを出すコンボデッキです。墓場を貯めつつ、友魂の少女・ルナや霊体の侵入などのネクロマンスを発動させます。最後はスケルトンレイダーも絡めて、リーダーの体力を削り切りましょう。
◆採用Nカード
- ジャーニーゴブリン
- 導く鐘・ベルエンジェル
- 干絶の飢餓・ギルネリーゼ
- 天使の恩寵
- 双極の生命・フラム=グラス
このデッキでは、大腕の沙汰でルナやルルナイなどを使い回すことを重視しています。そのため、採用するネクロのフォロワーを絞り、ニュートラル(N)を何枚か入れています。ギルネリーゼのドレインで回復しつつ、その他のNフォロワーは葬送に使うことも多いです。
◆序盤はドローを優先
まずはキーカードを引くために、御宿の幽霊犬や導く鐘・ベルエンジェルなどでドローを進めます。自分の場にフォロワーがいるなら、霊魂の統率で2枚ドローしつつ、ゴースト2体で攻撃しましょう。相手フォロワーの除去は、絶叫の沈黙・ルルナイに一任することが多いです。
◆大腕の沙汰でフォロワーを回収
大腕の沙汰は、1枚葬送して「破壊されたネクロのフォロワー2種類」を手札に加えるスペルです。ここでルナを回収し、ネクロマンス 6のEP回復を発動させましょう。また、1コストのルルナイを回収して除去に使ったり、一度出したケルヌンノスを手札に戻したりもできます。
◆疾走を活かしてフィニッシュ
ネクロマンスした値が20に達したら、ケルヌンノスのリアニメイト10でフラム=グラスを出せます。ここに、霊体の侵入(ゴースト進化)やスケルトンレイダーが同時に並べば、OTKも狙えるでしょう。
また、ネクロマンスした値が10以上なら、カースメーカー・スージーが直接召喚されて進化します。これでスケルトンレイダーのコストが下がれば、さらにOTKを狙いやすくなります。上手く回れば、ゴーストとスケルトンレイダーで押し切れる可能性も高いです。
共鳴ネメシスの解説
共鳴状態(デッキの枚数が偶数のとき)を活かして戦うデッキです。デッキからカードを引いたり、デッキにカードを戻したりして共鳴状態のオン・オフを切り替えます。外界の審判者・ノルンの効果でPPを回復しつつ、50PP消費でアルティメットバハムートを直接召喚させましょう。
◆採用Nカード
- 導く鐘・ベルエンジェル
- 干絶の飢餓・ギルネリーゼ
- 大望のミニゴブリンメイジ
- 降誕する干絶
- 終焉の地
- アルティメットバハムート(アルバハ)
アルバハを確定サーチする終焉の地や、アクセラレート5でデッキに返せるアルバハは、共鳴と相性がいいです。その他にも、手札が5枚以下なら毎ターンドローできる降誕する干絶をはじめ、優秀なドローソースを採用しています。
◆カシム&ローザで盤面処理
共鳴状態になるたび、カシムは相手全体に1ダメージ、ローザは全体1回複を発動します。進化時にはお互いを場に出せるので、ダメージを与えつつ回復するという動きが安定するコンビです。この2枚を置いてドローしつつ、盤面で押していきましょう。
◆ノルンでPP回復を発動
ノルンをプレイすると、共鳴状態になるたびにPPを1回復できるようになります。これで消費したPPを大幅に稼ぎ、アルバハを直接召喚させられれば理想的です。また、10回以上共鳴になれば、次元の超克者・ユアンの4ダメージで押し切れる場合もあるでしょう。
◆終焉の地→アルバハで制圧
PP回復があれば、終焉の地やアルバハ(アクセラレート)を2枚プレイして、消費したPPを一気に稼げます。これで50PPを消費し、アルバハの直接召喚で相手のデッキを5枚まで消滅させましょう。終焉の地があれば、相手のフォロワーも全破壊できます。
また、永久の盾・シオンで能力ダメージを無効化すれば、さらに耐久力が増して相手のリタイアを狙えるでしょう。もし、アルバハ同士のミラーマッチで先にデッキを消滅させられたら、時空の掌握者を進化させてデッキに補充できます。
コントロールエルフの解説
守護や回復で粘りながら、50PP消費でアルティメットバハムートを直接召喚させるデッキです。凍土の女王・ピアシィやユピテルなど、PPを消費して回復するカードが活かされます。ユピテルの効果を発揮させるために、5回進化することを意識しましょう。
◆採用Nカード
- マスターコック
- 干絶の飢餓・ギルネリーゼ
- グランスエンジェル
- 天使の恩寵
- ユピテル
- ジャイアントハッピーピッグ
- 終焉の地
- アルティメットバハムート
直接召喚がメインのアルバハやギルネリーゼをはじめ、長期戦を見据えたカードを採用しています。体力上限を上げるマスターコックや、ジャイアントハッピーピッグも強力です。相手の直接召喚を封じるグランスエンジェルは、メタカードとして活躍します。
◆フォロワー進化で盤面を強化
序盤はゆっくりと立ち上がり、進化ターンから本格的に動き出すことが多いです。生命の創世樹・ユグドラシルなどを進化させ、ブロッサムルナールを並べて強力な盤面を作りましょう。また、マスターコックを進化させ、体力上限を+2するのも有効です。
◆ピアシィやユピテルで盤面処理
ユピテルは、進化5回以上ならPPを4回復し、1体消滅・1枚ドロー・リーダー4回複を発動します。また、ピアシィはPP4回複・EP1回複を持ち、自分が進化するたびにフォロワー全体へ2ダメージを飛ばせます。これらを活かして盤面を処理し、消費したPPを稼ぎましょう。
◆アルバハで相手のデッキを消滅
50PPを消費したら、アルバハが直接召喚され、相手のデッキを残り5枚まで消滅させられます。豊富な除去や回復カードで終盤まで粘り、安定した形でアルバハ召喚を目指しましょう。終焉の地があれば、相手のフォロワーを全破壊してターンを返せます。
また、アルバハ同士のミラーマッチのように、相手の直接召喚を警戒するならグランスエンジェルを重宝しましょう。森の遊撃者などのバウンスによって、グランスエンジェルを毎ターン使い回せば、相手の直接召喚を許さない立ち回りができます。
マゼルベインドラゴンの解説
ほとんどのカードを1枚だけ採用し、絶大の唯我・マゼルベインの効果を発動させるデッキです。PPブーストを進めて早いターンにマゼルベインを起動させ、疾走やバーンダメージで積極的に攻めましょう。
◆採用Nカード
- 導く鐘・ベルエンジェル
- 干絶の飢餓・ギルネリーゼ
- メタトロン
- 再臨する絶大
- ブレイクタックル
- 天使の恩寵
- 伝統の花火師・フドー
- 黄昏の神槍・オーディン
- ユピテル
- 絶大の唯我・マゼルベイン
- ジャイアントハッピーピッグ
- 荒天の雷神
単体でも使いやすいカードを中心に、幅広く採用しています。ただし、再臨する絶大はマゼルベインと相性が良く、2枚採用しています。マゼルベイン起動後なら、実質0コストでランダム5ダメージ・1枚ドロー・EP2回復を狙えるのが強力です。
◆PPブーストしてマゼルベインを起動
マゼルベインの効果は、自分のデッキで重複するカードをすべて1枚にして、自分のデッキが残り20枚以上なら発動します。発動後は、自分の場に6コスト以下のフォロワーがいるならフォロワーに5ダメージ、6コスト以上のフォロワーがいるならリーダーに3ダメージが働きます。
つまり、6コストのフォロワーがいるなら両方とも発動するのが強力です。
◆6コストのフォロワーを中心にプレイ
上記の効果を発動させるため、黄昏の神槍・オーディンやストーンホエールなど、6コストのフォロワーで攻撃しましょう。再現性は低いデッキですが、上手く回れば毎ターン打点を飛ばして、リーダーの体力を削り切れるでしょう。
【人気投票】アリスとフラム=グラスが再録決定
不思議の探求者・アリスの情報
シャドバ6周年に際して行なわれた、ニュートラルのリメイクカードを決める人気投票。1位に輝いたのはアリスでした。
アリスは、第5弾パック「ワンダーランド・ドリームズ」に収録されたカードです。当時は、ファンファーレで自分の場と手札のNフォロワーを+1/+1する強烈な性能で、一時代を築きました。筆者も含めて、多くのプレイヤーにとってのトラウマといえるでしょう。
その結果、+1/+1の能力が+1/+0にナーフされました。それから2年以上が経った頃、進化時に+0/+1の能力が追加され、進化込みで以前のパワーを発揮できるようになって現在に至ります。ワンドリから5年以上経った今、アリスはどんな性能で帰ってくるのでしょうか?
フラム=グラスの情報
人気投票の2位にはフラム=グラス(フラグラ)がランクインし、こちらもリメイクが決まりました。
初代フラグラは、ターン開始時にツインプリズナー・フラムとツインプリズナー・グラスが揃っていれば、合体して場に出ます。7/7疾走・攻撃時に全体7ダメージという性能ですが、そもそも場に出すのが難しい、シャドバ屈指のロマンコンボです。
また、第24弾パック「天象の楽土」にて、フラムとグラスを融合する形でリメイクされました。融合が1種類なら相手の場のカードを全破壊し、2種類ならPPを6回復して実質2コストでプレイできます。元はリメイク前と同じ7/7/7スタッツでしたが、現在はナーフされて8/6/6です。
そして、早くも2度目のリメイクが決まって現在に至ります。次はどんな性能で収録されるのか、ぜひ期待しておきましょう。
まとめ
シャドバのニュートラルについて、おすすめのカードやデッキを紹介してきました。優秀なニュートラルは、クラスを問わず幅広く採用されるので、持っていなければ優先的に生成しましょう。この記事で気になるデッキがあれば、ぜひ組んでみてください!