【2023】シャドバのクロスオーバーとは?開催期間・おすすめデッキなど

クロスオーバー

シャドウバースのクロスオーバーについて、デッキ作成のルールや禁止・制限カードなどを紹介しています。歴代環境の振り返りも行なっているので、クロスオーバーを攻略したい方はぜひ参考にしてみてください。

クロスオーバーとは

クロスオーバーは、2クラス混合のデッキを組んで戦う特殊フォーマットです。不定期かつ期間限定で開催されます。

2クラス+ニュートラルのデッキ作成

クロスオーバー

デッキ作成では、異なる2クラスを「メインクラス」と「サブクラス」に指定し、40枚のデッキを組みます。最低でもメインクラスは24枚サブクラスは9枚のカードを入れる必要があり、それ以外の7枚はニュートラルも含めて自由枠です。また、カードプールは現行のローテーションと同じです。

期間限定のフォーマット

期間限定 クロスオーバー

クロスオーバーは2022年3月に初開催され、同年12月に第2回が行われました。過去2回のみですが9ヶ月も間隔が空いたため、あまり開催頻度は高くないと言えます。開催期間は約3週間です。

クロスオーバーで対戦できる機能(モード)はランクマッチ・フリーマッチ・ルームマッチ・ユーザー大会・プラクティスの5つです。ルームマッチではローテーションの全カードを使えるので、未所持のカードも含めて使いたい方は、ぜひルムマの相手を探してみましょう。

ランクマッチのシステム

クロスオーバー ランク

クロスオーバーの期間中は、ローテ/アンリミと同様のランクマッチも開催されます。勝つことでBPが加算され、A1以降の各ランクに達すると報酬を獲得でき、5000BPでMaster到達です。MasterからはMPが加算され、ランキング上位に入ると豪華報酬が得られます。

◆MPランキング報酬

  • 1位~1000位:プレミアムオーブ1個、新カードパックチケット20枚、レッドエーテル5000個
  • 1001位~10000位:プレミアムオーブ1個、新カードパックチケット10枚、レッドエーテル2500個

なお、第1回→第2回ではBP/MPが引き継がれずに0からスタートしたため、今後も開催されたらポイントはリセットされる可能性が高いです。また、ランク経験値はメインクラスにのみ加算されます。

【第1回】クロスオーバーの振り返り

初開催のクロスオーバーは、2022年3月1日~3月25日に行われました。ここでは当時の環境を振り返っているので、ぜひ1つの参考にしてみてください。

制限カードが事前に決定

クロスオーバー 制限カード

クロスオーバー限定で、クロノウィッチ竜の託宣は前もって1枚制限に指定されました。

クロノウィッチは、進化時に「破壊された自分のニュートラルでないフォロワー4種類」を出して進化させる能力を持ち、クラスを問わず活躍できる点が危惧されたと思われます。コストを下げるために早く引きたいカードなので、1枚制限によって再現性が低くなりました。

竜の託宣は、PP最大値を+1するドラゴンの定番カードです。PPを増やして後続につなげる動きはドラゴン以外でも強力で、その汎用性の高さが問題だったと思われます。クロノウィッチに比べると、制限による影響は小さめでした。

忠義の剣士・エリカが禁止

忠義の剣士・エリカ

2枚の制限カード付きで始まったクロスオーバー、まず台頭したのはロイヤルのエリカでした。他のカードが出るたびに+1/+0する疾走フォロワーなので、ネクロのアンデッドパレード絶叫の沈黙・ルルナイ(絶叫の拡散)など、1枚で複数フォロワーを並べるカードとは相性抜群です。

また、ロイヤルの採用フォロワーを絞ってエリカを確定サーチしたり、リアニメイトで使い回したりできたのも強力です。結果としてネクロ/ロイヤルの1強状態となり、デッキの軸であるエリカがクロスオーバーの禁止カードに指定されました。

しかし、その後もエリカの枠を別のフィニッシャーに変えることで、ネクロ/ロイヤルの組み合わせは環境に残っていました。

ロイヤルやウィッチなどが活躍

エリカの制限後は、次の5つのデッキが主に活躍しました(メイン/サブ)。

【連携ネクロ/ロイヤル】

暴威の武人・ジェノ

エリカの枠に暴威の武人・ジェノを採用し、連携数を稼いで勝利を目指すデッキ。葬送や突進などで自分のフォロワーを破壊することで、ジェノに疾走を付与して+1/+0していきます。エリカのようにジェノも確定サーチしたり、リアニメイトで使い回したりできるのが強力でした。

葬送と連携は相性が良く、葬送するために一度出したフォロワーも「場に出た」扱いにされるため、効率よく連携数を稼げます。ソウルコンダクターアンデッドパレードなど、葬送してフォロワーを出すカードは特に優秀です。

【カゲミツネクロ/ロイヤル】

ロストサムライ・カゲミツ

こちらも連携軸のネクロ/ロイヤルで、ロストサムライ・カゲミツのリアニメイトを軸としたデッキです。進化回数と連携を稼いでカゲミツを自動進化させ、疾走・全体ダメージによって大ダメージを狙います。

カゲミツ本体よりコストが低い絶叫の崇拝者(アクセラレート2)や、妖しき薬師・シャオなどでリアニメイトするのが特に強力でした。カゲミツ1体では最大6ダメージなので、複数並べることで決定力が高まります。

【ラティカウィッチ/エルフ】

万緑の回帰・ラティカ

ウィッチのスペルブーストと、エルフの万緑の回帰・ラティカを組み合わせたデッキです。低コストのスペルや、スペルブーストでコストが下がるカードを活かし、プレイ枚数を稼いでラティカによるOTKを狙います。

コストを下げたマギスの魔導師石英の魔女などのフォロワーは、プレイしてから手札に戻すことで、もう一度コストを下げてプレイできます。このように複雑なプレイが求められますが、上手く回れば5ターン目には勝てる爆発力がありました。

【混沌の流儀ドラゴン/ウィッチ】

混沌の流儀

PPブーストを進めて混沌の流儀をプレイし、両クラスの大型フォロワーを並べるデッキです。お互いの手札のコストをランダムにして、自分の高コストは軽くしつつ、相手のコストは乱してプレイングを阻害します。

運要素が強いものの、上記のラティカエルフネクロ/ロイヤルなどのコンボデッキに対しては、明確なメタ(対策)として活躍しました。アクセラレートで使えるイグニスドラゴン氷塊のゴーレムなどもあり、想像よりも扱いやすかった印象です。

【自然ドラゴン/ロイヤル】

ビクトリーブレイダー

PPブーストを進め、ロイヤルのビクトリーブレイダー銃士の誓いなどの高コストを使うデッキです。PPを+1できる勇躍の獣人・ジーナを中心に、自然カードを活かして立ち回りを安定させ、強力な盤面につなぎます。

他にも回復ビショップ/ヴァンプ連携ロイヤル/ネメシスなど、多様な組み合わせが見られました。突出したデッキもありましたが、禁止カードはエリカ1枚に留まっています。

【第2回】クロスオーバーの振り返り

2回目のクロスオーバーは、2022年12月8日~12月27日に行われました。前回に続いて当時の環境を振り返っているので、1つの参考になればと思います。

ロストサムライ・カゲミツが制限

ロストサムライ・カゲミツ 制限

今回も事前に1枚制限が設けられ、ロストサムライ・カゲミツが対象になりました。前回はネクロとの組み合わせで活躍したことを踏まえてか、今回はロイヤルをサブクラスにした場合のみ1枚制限がかけられます。

それ以外の制限はなく、前回は1枚制限だった竜の託宣と、まだスタン落ちしていなかったクロノウィッチも3枚使える状態でした。

禁止&制限カードが大量発生

久しぶりのクロスオーバーでしたが、蓋を開けてみると禁止・制限カードが多発し、変化の激しい環境となりました。ここからは3つの時期に分け、第2回クロスオーバーを振り返っていきます。

◆12月8日~12月14日

ホズミ禁止

12月14日にクロスオーバーで禁止・制限されたカードは次の通りです。

  • 化かし女将・ホズミ(禁止)
  • ロストサムライ・カゲミツ
  • セブンズフォースソーサラー
  • 竜の託宣
  • 銀色の清純・アルジャンテ
  • 大腕の沙汰
  • 棘の吸血鬼
  • 職人の一念

【ホズミエルフ/ネメシス】

化かし女将・ホズミ

ホズミはエルフ/ネメシスの組み合わせにより、化かし女将・ホズミ操り人形のコンボで4~5ターン目に強力な盤面を作ることができました。しかし肝心のホズミが禁止され、早々に姿を消すことになります。

【進化ロイヤル/ネクロ】

ロストサムライ・カゲミツ 進化後

サブクラスで制限を受けたカゲミツでしたが、相性の良いネクロをサブに据え、ロイヤルをメインにしても十分な活躍を見せました。その結果、メインでもサブでも1枚制限となり、安定感が落とされています。

【セブンズウィッチ/ドラゴン】

セブンズフォースソーサラー

ドラゴンをサブにしてPPブーストを進め、セブンズフォースソーサラーのOTKにつなげる構築も強力でしたが、こちらもデッキの軸が1枚制限となりました。また、今回は1枚制限が外れた竜の託宣も、結局は制限をかけられました。

【ディスカードドラゴン/ヴァンプ】

銀色の清純・アルジャンテ

手札を捨てるディスカードドラゴンと、手札0枚で真価を発揮するハンドレスヴァンプの組み合わせ。ドラゴンがメインならミッドレンジ、ヴァンプがメインならアグロ寄せの構築になり、どちらも強力でした。

その結果、ドラゴンは銀色の清純・アルジャンテ、ヴァンプは棘の吸血鬼が1枚制限に。いずれも手札を2枚捨てられる点で優秀でした。

【カラミティネクロ/ネメシス】

カラミティ・モード

ネメシスのカラミティ・モードを軸に、ネクロの葬送によって「破壊された5コスト以上のフォロワーの数」を稼ぐデッキ。直接召喚による盤面の強さと、体力の最大値を上げる効果を活かしたコントロールが強力でした。

ここでは葬送スペルの大腕の沙汰だけが制限され、カラミティ軸のデッキは生き残りました。

【威光ロイヤル/ネメシス】

職人の一念

ロイヤルの騎士王の威光を活かし、ネメシスの改良型・操り人形エンシェントアーティファクトなどに疾走を付与するデッキ。特に職人の一念は、武装強化もチョイスできる点で汎用性が高く、1枚制限の対象となりました。

◆12月14日~12月21日

ゴールデンウォーリアー禁止

上記の調整後も一部のデッキが突出してしまい、12月21日に2度目の禁止・制限カードが発表されました。

  • ゴールデンウォーリアー(禁止)
  • 霊体の侵入
  • 月下の跳躍
  • 劇毒の魔風・パズズ
  • インペリアルセイント
  • カラミティ・モード

【威光ロイヤル/ネクロ・ネメシス】

ゴールデンウォーリアー

威光ロイヤルは、職人の一念が制限を受けたネメシスのみならず、ネクロとの組み合わせでも大活躍。その結果、騎士王の威光を出すゴールデンウォーリアーが禁止され、環境から姿を消しました。また、ネクロのデッキ全般で使われた霊体の侵入も制限されています。

【ハンドレスヴァンプ/ドラゴン】

月下の跳躍

アルジャンテと棘の吸血鬼が制限されたものの、その後もデモンズグリード・パラセリゼを軸としたヴァンプ/ドラゴンは健在でした。今回は月下の跳躍が1枚制限となり、攻撃力が大幅に落とされています。

【パズズビショップ/ヴァンプ】

劇毒の魔風・パズズ

結晶ビショップをメインとして、ヴァンプの劇毒の魔風・パズズを軸に据えたデッキ。結晶によって序盤の動きが安定し、他の疾走フォロワーもあわせてパズズを強く使えました。こちらはデッキの軸であるパズズが制限され、決定力が大幅に落ちました。

【進化ネクロ/ビショップ】

インペリアルセイント

インペリアルセイントを破壊→リアニメイトし、さらに破壊して自動進化させるネクロ/ビショップのデッキ。肝心のインペリアルセイントが1枚制限となり、こちらも安定感が下がりました。霊体の侵入が制限されたことも影響しています。

【カラミティネクロ/ネメシス】

ジャスティス・タイラント

大腕の沙汰が制限されてもなお、かなりの安定感を誇っていたカラミティネクロ/ネメシス。今度はカラミティ・モードが制限されてしまい、デッキの軸を失ったも同然となりました。

終盤はウィッチ環境

ウーシンマスター・クオン

2度にわたって大幅な調整があったものの、ウィッチの制限はセブンズフォースソーサラー1枚に留まり、それ以外を軸にしたデッキは環境トップでした。

特にスペルウィッチ/ネメシスは相性が良く、ネメシスからは百獣獅子王・グライアス永久の盾・シオンなど、優秀なアクセラレート持ちが採用されました。最後はウーシンマスター・クオンに加え、疾走を持つ絶尽の崇拝者ジェットパックガンナーなどで勝利を目指します。

真理の大文豪・ユキシマ

また、ユキシマウィッチ/ロイヤルも有力でした。真理の大文豪・ユキシマを進化させて神速のクイックブレーダーにバフを乗せ、疾走2回攻撃でOTKを狙います。ユキシマは楽園への来訪、クイブレは戦地への呼び出しで確定サーチできるため、再現性の高いデッキでした。

まとめ

シャドバのクロスオーバーについて、開催内容や過去のデッキなどをご紹介しました。期待通りに強いクラスの組み合わせもあれば、意外な組み合わせが活躍することもあり、新鮮な気持ちで楽しめるフォーマットです。

また、禁止・制限カードを設けてランクマッチやJCGも開催されるため、本格的なバトルを楽しめます。次の予定は不明ですが、今後もクロスオーバーがあればぜひ参加してみてください。

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