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シャドウバースの「ウィッチ」について、基本的な立ち回りやデッキレシピなどをまとめています。スペルブーストやスタックなど、独自のキーワードについても解説しているので、初心者の方もぜひ参考にしてみてください。
ウィッチのキーワード
- スペルブースト
- 土の秘術・スタック
- マナリア
- デッキが20枚以下
ウィッチ特有のキーワード4つについて、能力の詳細や主なカードを見ていきましょう。
スペルブースト
スペルブーストとは、自分がスペルをプレイするたびに反応する能力のことです。例えば「スペルブースト コスト-1」のカードが手札にあれば、スペル1枚でコストが1下がります。スペルブーストされた回数によって効果が増えるカードもあります。
また、カードの能力でスペルブーストを重ねることもできます。例えば「手札をスペルブーストするスペル」なら、そのスペルと効果を合わせて2回ブーストできます。
◆主なスペルブースト関連カード
- 次元の超越:スペルブースト コスト-1 このターンのあと、自分の追加ターンを行う。
- ギガントキマイラ:ファンファーレ 相手のフォロワーすべてと相手のリーダーに3ダメージを割りふって与える。スペルブースト +1ダメージ
- 陰陽の秘法:自分の手札の「スペルブーストを持つカード」1枚にスペルブーストを1回行う。
スタック・土の秘術
- スタック:場に出た「土の印・アミュレット」を1つにまとめる能力。
- 土の秘術:場にある土の印(スタック)を消費して発動する能力。
スタックとは、自分の場にある土の印の個数を表した数字のことです。スタックを持つ土の印は、場に出たときに他の土の印を消滅させ、消滅させた分だけスタックを+します。他の土の印を吸収するようなイメージで、盤面が埋まらないのがメリットです。
溜めたスタックは、土の秘術を発動することで消費されます。基本は土の秘術1回でスタックを1消費しますが、「土の秘術 2」を持つカードなら2消費します。
◆主なスタック・土の秘術関連カード
- 禁書庫の番人:結晶 1 ; 土の印 ; スタック 1 | ファンファーレ 土の秘術 相手のリーダーかフォロワー1体に3ダメージ。
- アシッドゴーレム:ファンファーレ 土の秘術 相手のリーダーに2ダメージ。土の秘術 2; 2ダメージではなく4ダメージ。土の秘術 3; 4ダメージではなく6ダメージ。
- スペリオルコントラクター:疾走 ファンファーレ このバトル中に消費した自分のスタックが7以上なら、聖なる王の獅子1体を出す。
マナリア
マナリアとはタイプの一種で、主にウィッチのカードがタイプ:マナリアを持っています。マナリア同士のシナジーが多く、マナリアウィッチが1つのデッキタイプとして存在しています。元ネタは「神撃のバハムート」初出のマナリア魔法学院です。
◆主なマナリア関連カード
- マナリアの魔導姫・アン:自分がマナリア・カードをプレイするたび、自分の手札のこのカードのコストを-1する。アンの大魔法:相手のリーダーか相手のフォロワー1体に「このバトル中にプレイした自分のマナリア・カードの枚数」と同じダメージ。
- マナリアナイト・オーウェン:ファンファーレ マナリア・フォロワー(自身を除く)をランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。
- 始まりの魔術・マナリア:ファンファーレ 自分の手札とデッキのスペルすべてはマナリア・タイプを持つ。
デッキが20枚以下
ウィッチには、自分のデッキが20枚以下なら効果を発揮するカードも多くあります。この能力は30枚のデッキで戦う2PickやOpen 6で活かしやすく、通常の構築戦でもドローソースやデッキ消滅カードを多く採用することで活かせます。通称アンダー20(U20)。
上記のマナリアとも関連性があり、第20弾パック「暗黒のウェルサ」のリメイクでアンとグレアがU20デッキの軸として収録されました。
◆主なU20関連カード
- 水晶の魔剣士:ファンファーレ スペルブーストを1回行う。自分のデッキが20枚以下なら、1回ではなく5回。
- レグニスロード・グレア:ファンファーレ フェイタルバーン1枚を手札に加える。自分のデッキをランダムに2枚消滅させる。消滅させる前に自分のデッキが20枚以下なら、+3/+3する。
- 魔眼の行使:相手のフォロワーすべてに3ダメージ与え、自分のリーダーを2回復。自分のデッキが20枚以下なら、3ではなく6ダメージ、2ではなく4回復。さらにカードを2枚引く。
ウィッチの特徴
- スペルブーストのコスト踏み倒し
- 能力ダメージによる空中戦
クラスの特徴としては上記2つが主に挙げられ、いずれもウィッチの強み・弱みに関係してきます。
スペルブーストのコスト踏み倒し
スペルブーストに関する能力の中でも、コストが下がるものは特に強力です。かつての環境でも次元の超越、次元の魔女・ドロシー、陰陽の開祖・クオンなどが活躍してきました。コストを踏み倒し、PP以上の立ち回りで相手を圧倒できます。
ただし、コスト10前後の重いカードが多いため、序盤に動きにくくなるリスクも高いです。逆に、コストが下がるカードを序盤に全く引けなければ、中盤以降の動きが弱くなってしまいます。このような手札事故はウィッチに限りませんが、1つの弱みと言えます。
能力ダメージによる空中戦
スペル・秘術・マナリアなど、大抵のデッキタイプは疾走やバーンダメージを手札に溜め込み、相手の体力を削り切るムーブが得意です。あまり盤面(フォロワー同士)の勝負には付き合わず、直接的なダメージで攻めるため、俗に空中戦とも呼ばれます。
ただし、戦術が分かり切っているぶん、簡単に対策されることもままあります。スペルをプレイ不可にするセレスト・マグナ(ネクロマンサー)や、能力ダメージをカットする永久の盾・シオン(ネメシス)などはウィッチの天敵です。
【ローテーション】主なデッキレシピ
- スペルウィッチ
- 八獄ウィッチ
- チェスウィッチ
- ユキシマウィッチ
- マナリアウィッチ
2023年3月のローテ環境における、ウィッチのデッキ構築と立ち回りを見ていきましょう。
スペルウィッチ
- 総エーテル:42,050
- デッキコード発行
◆スペルを活かしてドロー+除去
スペルウィッチは、スペルブーストで手札のコストを下げて勝利を目指すデッキです。豊富なドローソースで手札を揃え、チャクラムウィザードや万能の奇跡・メルティーナなどでスペルブーストを重ねていきます。特にチャクラムウィザードは、フォロワー除去の面でも優秀です。
◆シュマエルやブレードレインなどでOTK
最後はコストの下がった破式の執行者・シュマエルや、フォロワーを+3/+3するブレードレインなどで大ダメージを狙いましょう。シュマエルの確定サーチ用としてフレイアも重宝します。バーンダメージを与えるクラッシュレインや、キャットマジックも強力です。
八獄ウィッチ
- 総エーテル:93,050
- デッキコード発行
◆没頭の実験体を展開
八獄ウィッチは、場に出た没頭の実験体の数を稼ぐデッキです。没頭の実験体は、4体目から突進を持ち、6体目からは+3/+3と場に出るごとに強化されていきます。耽溺の咎人・セフィーと忘我の才媛にフォロワーを融合するため、デッキは40枚フォロワーで固めるのが基本です。
フォロワーを主体に盤面で戦うので、ウィッチとしては珍しいデッキタイプと言えます。
◆セフィーやユキシマなどでOTK
5体以上の実験体を出したら、最後は+3/+3された実験体を並べ、セフィーで疾走を付与してフィニッシュを狙います。また、回復で耐えつつドローした枚数を稼ぐことで、真理の大文豪・ユキシマのエンハンスでもOTKを狙えます。
チェスウィッチ
- 総エーテル:32,750
- デッキコード発行
◆マジカルポーンで除去
チェスウィッチは、場を離れたマジカルポーンの数を稼ぐデッキです。マジカルストラテジーやミスティッククイーン・メイティなどで1/1突進のマジカルポーンを出し、相手のフォロワーを除去していきます。8体以上のマジカルポーンが場を離れると、攻撃力が+1されます。
◆ミスティックキングで制圧
自分のターン終了時に場を離れたマジカルポーンが8体以上なら、コストの下がったミスティックキングで勝利を狙いましょう。13/13のスタッツと選択不可に加え、3/2疾走守護のマジカルポーンを展開できるため、強い盤面で圧倒できます。
ユキシマウィッチ
- 総エーテル:31,700
- デッキコード発行
◆ユキシマ進化で大量ドロー
ユキシマウィッチは、真理の大文豪・ユキシマを進化させ、豊富なドローソースで立ち回るデッキです。ユキシマの進化後は、1枚ドローするたびに相手のフォロワーに1ダメージ与えつつ、自分の手札のフォロワーをランダムに+1/+1できます。
◆管弦の魔術師やシュマエルでフィニッシュ
ユキシマの効果を活かして管弦の魔術師やシュマエルにバフをかけ、疾走で大ダメージを与えるのが主な勝ち筋です。一世の探究や願望の実現など、大量にドローできるカードを活かしてバフを乗せましょう。9PPまで耐えれば、ユキシマのエンハンスでも大ダメージを狙えます。
マナリアウィッチ
- 総エーテル:33,650
- デッキコード発行
◆スペルとマナリアを活用
マナリアウィッチは、マナリア・カードとスペルブーストで手札のコストを下げるデッキです。始まりの魔術・マナリアですべてのカードをマナリア化させ、マナリアの詠唱者・クレイグや双姫の大魔術のコストを下げて活用します。
◆双姫の大魔術でフィニッシュ
マナリアの双姫・アン&グレアから加わる双姫の大魔術は、「破壊されたマナリア・フォロワー」を並べて疾走を付与する20コストのスペルです。マナリアのスペルをプレイすれば2コスト低下するので、効率よくコストを下げてフィニッシュを狙いましょう。
【アンリミテッド】主なデッキレシピ
- 超越ウィッチ
- 秘術ウィッチ
- 混沌ウィッチ
アンリミ環境のウィッチについて、実際のデッキ構築と立ち回りを見ていきましょう。
超越ウィッチ
- 総エーテル:26,600
- デッキコード発行
◆スペルブーストで手札のコスト低下
超越ウィッチは、スペルブーストで次元の超越のコストを下げ、追加ターンでフィニッシュを狙うデッキです。グリモアソーサラーや石英の魔女など、豊富なスペルブースト要員を活かし、手札のコストを下げていきます。デッキが20枚以下なら、水晶の魔剣士による5回ブーストも強力です。
◆超越の追加ターンでフィニッシュ
コストの下がった超越をプレイし、追加ターンで勝利を狙いましょう。盤面にフォロワーを残した状態で次のターンを迎え、相手のリーダーに攻撃して体力を削り切ります。特に、攻撃力を上げたマジカルキャットを出せれば、より確実に大ダメージを与えられます。
秘術ウィッチ
- 総エーテル:66,800
- デッキコード発行
◆スタックを溜めて土の秘術で消費
秘術ウィッチは、スタックを溜めながら土の秘術によって立ち回るデッキです。結晶で土の印になるカードや、融合で土の印を出す工房の錬金術師・ノノなどを活かしてスタックを溜め、エクステンドマジックやオリハルコンゴーレムなどの土の秘術を発動させます。
◆消費スタック7以上でパワーアップ
土の秘術でスタックを7以上消費すると、スペリオルコントラクター、アストロジカルソーサラー、アストラルシャーマン・ライリーが強化されます。いずれも2コスト以下で強力な効果を持ち、虹の輝きで使い回せるのが強みです。
◆星見の望遠鏡が禁止カード化
2023年2月20日より、星見の望遠鏡がローテ/アンリミ初の禁止カードに指定されています。実質0コストでスタック1消費・1枚ドローができる優秀なカードなので、秘術ウィッチにとって大きな痛手でした。アストロジカルソーサラーから手札に加えることはできます。
混沌ウィッチ
- 総エーテル:57,650
- デッキコード発行
◆混沌の流儀をプレイ
混沌ウィッチは、お互いの手札のコストをランダムに変える混沌の流儀を軸としたデッキです。相手のプレイを妨害しつつ、こちらは大型フォロワーのコスト低下を狙います。序盤は干絶の飢餓・ギルネリーゼや、グランスエンジェルなどで耐久できれば理想的です。
◆高コストのカードを活用
混沌の流儀をプレイしたら、輪廻の女神や氷塊のゴーレムなどを出して制圧しましょう。無貌の魔女と次元の超越が手札にあれば、無貌の魔女で超越を増やす→進化して攻撃時10回スペルブースト→超越でずっと自分のターン、というコンボも実現します。
まとめ
シャドバのウィッチについて、主な特徴やデッキレシピなどを紹介してきました。不安定な面もありますが、スペルや能力ダメージを駆使して、テクニカルな勝負を楽しめるのがウィッチの魅力です。ぜひウィッチのデッキを組み、立ち回りを練習してみてください。