シャドバのストラテジーピックとは?おすすめカードやクラス・報酬

シャドバの特殊フォーマットの一つに「ストラテジーピック」がありますよね。このフォーマットではどんなデッキを組んで、どのように戦えば良いのでしょうか?

今回は、過去の大会も振り返りつつ、ストラテジーピックについて解説していきます。初心者の人もぜひ参考にしてみてください。

ストラテジーピックとは?

Strategy Pick Cup Vol.2 9/16 15:00 〜 9/27 4:59

ストラテジーピックは、グランプリ・ルムマ限定の2Pickフォーマットです。通常の2Pickとは違い、「提示されるカードはクラス混合」で、「デッキタイプごとにカードが分布」されていることが特徴です。

クラス混合の2Pick

ストラテジーピックカップルール紹介

本来のシャドバは8クラスに分かれますが、ストラテジーピックでは1人のリーダーに2つ以上のクラスが混在しています。通常ならありえないカード同士の共演を見られるのが、このフォーマットの醍醐味の1つです。また、カードは全てプレミアム仕様です。

カードは「デッキタイプ」ごとに分布

カードは「デッキタイプ」ごとに分布

カードについては、1つのデッキタイプ(コンセプト)に沿って提示されます。例えば、エルフなら「プレイ枚数」というデッキタイプで、カードプールはエルフ・ネメシスです。他にもドラゴンは「自然」、ネクロは「ラストワード」など、そのデッキタイプに合うカードが集結しています。

3つのカードプールが存在

提示されるカードは、キーカード・カードプールA・カードプールBの3つに分かれます。まずキーカードは文字通りで、フィニッシャー候補となるカードが多いです。カードプールAとBの違いは曖昧ですが、そのデッキの採用候補となるカードが2つのプールに分かれています。

キーカード・カードプールA・カードプールBの3つ

また、通常の2Pickと同じように、カードの提示される順番は決まっています。それぞれのカードプールが出てくる順番は次のとおりです。

  • キーカード:1、8、15番目(3回)
  • カードプールA:2、4、6、9、11、13番目(6回)
  • カードプールB:3、5、7、9、12、14番目(6回)

2枚ずつピックして計30枚となります。また、カードプールの区分は特設サイトでも公開されています。

ストラテジーピック Vol.2の振り返り

説明だけでは分かりにくい点もあるので、実際にどんなカードがあるのか見ていきましょう。ここからは、前回の「Strategy Pick Cup Vol.2」の全デッキを振り返ります。今後も同じようなクラス分けで、グランプリが行われるかもしれません。

エルフ/プレイ枚数

クラス:エルフ・ネメシス

クラス:エルフ・ネメシス

エルフは第1回と同じクラス・デッキタイプです。

「ターン中のプレイ枚数」を参照するエルフにネメシスが加わったデッキ。ネメシスには、操り人形のようにコスト0のカードが多いので、エルフとの相性が良いです。そんな低コストのカードでプレイ枚数を稼ぎ、リノセウス万緑の回帰・ラティカなどでフィニッシュを狙います。

プレイ枚数のおすすめカード

  • 神鉄圧錬法
  • リノセウス
  • 万緑の回帰・ラティカ
  • ストリングマイスター
  • ウィンドフェアリー

リノセウス

リノセウスラティカの2大フィニッシャーは、どちらも強力です。また、操り人形を補充できるストリングマイスターや、ウィンドフェアリーなどのバウンスカードも、プレイ枚数を稼ぐのに役立ちます。

ロイヤル/トークン

クラス:ロイヤル・ネクロマンサー・ネメシス

クラス:ロイヤル・ネクロマンサー・ネメシス

ロイヤルは第1回と同じデッキタイプで、ネメシスが加わりました。

ロイヤルのナイト、ネクロのスケルトンのように、トークン・フォロワーを活かして戦うデッキ。連携数を稼いで炎獅子の大将軍を直接召喚させたり、破壊されたフォロワー数を稼いでシャドウリーパーのスタッツを上げたり、さまざまな戦術を取れます。

トークンのおすすめカード

  • 君臨する猛虎
  • 終撃の鉄腕・ガルヴァン
  • 雷滅卿・アルベール
  • シャドウリーパー
  • カースドクイーン・ナハト・ナハト

シャドウリーパー

破壊されたフォロワー数を稼ぐのがメインなので、アクセラレートでフォロワーを並べる君臨する猛虎や、スタッツが上昇するシャドウリーパーは最優先です。また、「破壊されたフォロワーのタイプ数」を参照するガルヴァンは、このカードプールなら最大16ダメージ与えられます。

ウィッチ/コンボ機械

クラス:エルフ・ウィッチ・ネクロマンサー・ヴァンパイア・ビショップ

クラス:エルフ・ウィッチ・ネクロマンサー・ヴァンパイア・ビショップ

ウィッチは第1回の「スペルブースト」に代わり、ビショップの「コンボ機械」が移動してきました。

複数の機械・カードをプレイして、疾走フォロワーによる大ダメージで勝利を目指します。悠久の真紅・モノや、ナーフ解除された螺旋の鉄腕・ダミアンなどのコストを踏み倒したり、スタッツを上げたりするコンボデッキです。

コンボ機械のおすすめカード

  • 悠久の真紅・モノ
  • 欠落の聖女・リモニウム
  • マシンブックソーサラー
  • 螺旋の鉄腕・ダミアン
  • 機械鞭の僧侶

悠久の真紅・モノ

コンボによる強力なフィニッシュを狙うなら、ダミアンよりもコストが低いモノのほうがおすすめ。マシンブックソーサラーリモニウムでコストを踏み倒し、機械鞭の僧侶でモノなどのスタッツを上げれば、一気に勝負を決められます。

ドラゴン/自然

クラス:ネメシス以外のクラス

クラス:ネメシス以外のクラス

ドラゴンは前回の「庭園」に代わり、ネクロマンサーの「自然」が移動してきました。

ナテラの大樹を中心に、ネメシス以外の自然・カードを活かして戦うデッキ。PPブーストを進めて、報復の白き刃・アニエスミストリナ&ベイリオンなどのパワーカードを早期に出す、ドラゴンならではの立ち回りが強力です。

自然のおすすめカード

  • 背徳の狂獣
  • 光耀の標・ミストリナ&ベイリオン
  • ライノスナイト・パトリック
  • 報復の白き刃・アニエス
  • 竜の託宣

背徳の狂獣を進化させると、カードを引くたびに1ダメージ与えられるので、立ち回りが大きく強化されます。その他、ナーフ前のミストリナ&ベイリオンや、ナーフ解除されたアニエスなど、強力な疾走フォロワーがキーカードでした。

ネクロマンサー/ラストワード

クラス:エルフ以外のクラス

クラス:エルフ以外のクラス

ネクロマンサーは前回の「自然」がドラゴンに移動し、新たなデッキタイプとなりました。

その名の通り、強力なラストワードを持つカードが集結したデッキ。「破壊されたラストワードを持つカード」が10枚に達したら、トート人外魔境・クリストフなどによって、盤面を制圧します。上手く回れば、クリストフとグランドナイト・ウィルバートを両立させることもできます。

ラストワードのおすすめカード

  • 忌まわしき再誕
  • トート
  • 鎖杖のネクロマンサー
  • 人外魔境・クリストフ
  • ストレイホロウ・イルガンノ

人外魔境・クリストフ

ラストワードネクロの主力であるトートクリストフは、このデッキでもキーカードです。鎖杖のネクロマンサーは、ラストワード破壊数が10枚以上なら疾走を持ちます。また、1枚でラストワード破壊数を稼げるイルガンノは、ネクロとの相性抜群です。

ヴァンパイア/フォロワー機械

クラス:ロイヤル・ネクロマンサー・ヴァンパイア・ネメシス

クラス:ロイヤル・ネクロマンサー・ヴァンパイア・ネメシス

ヴァンパイアは第1回と同じクラス・デッキタイプです。

4クラスの強力な機械・フォロワーを活かして戦うデッキ。爆発力の高い「コンボ機械」に対して、こちらは極致の創造主・ベルフォメット夜明けの吸血鬼・ノインなど、守護を活かして堅実に戦うことを得意としています。

フォロワー機械のおすすめカード

  • 真紅の抗戦者・モノ
  • エアリアルクラフト
  • 夜明けの吸血鬼・ノイン
  • 極致の創造主・ベルフォメット
  • 戦慄の侵略

大型フォロワーを展開するベルフォメットや、ファースト・ワンで疾走を持つ真紅の抗戦者・モノがフィニッシャー候補です。また、エアリアルクラフトは手札の機械・カードのコストを下げるという、重要な役割を果たします。

ビショップ/アミュレット

クラス:エルフ・ウィッチ・ネクロマンサー・ヴァンパイア・ビショップ・ネメシス

クラス:エルフ・ウィッチ・ネクロマンサー・ヴァンパイア・ビショップ・ネメシス

ビショップは前回の「コンボ機械」がウィッチに移動し、新たなデッキタイプとなりました。

アミュレットを主体とするビショップに、各クラスの結晶を持つカードやアミュレットが集まっています。ルインウェブスパイダーなどを結晶で置き、メルティングシュガー・セリーナスカルフェインでアミュレットを割れば、大型フォロワーで盤面を制圧できるでしょう。

アミュレットのおすすめカード

  • 小槌の勇士・スクナ
  • メルティングシュガー・セリーナ
  • スカルフェイン
  • ルインウェブスパイダー
  • マリシャスウォール

ルインウェブスパイダー

結晶を持つルインウェブスパイダーマリシャスウォールは、優先してピックしたいカードです。アミュレットを破壊するセリーナスカルフェインもキーカードとなります。また、スクナは「場を離れたアミュレットの種類」によって攻撃力が上がる疾走なので、フィニッシャーとして活用しましょう。

ネメシス/進化

クラス:ドラゴン以外のクラス

クラス:ドラゴン以外のクラス

ネメシスは前回の「ユニオンバースト」と名前は違うものの、デッキタイプは同じです。

EPを消費せずに進化できるカードや、進化回数によって効果を持つカードが中心のデッキ。神狼・シス魔導の申し子・フュンフなど、奥義・解放奥義を持つカードを軸に、進化によって奥義の発動ターンを早めてフィニッシュを狙います。無敗の剣聖・カゲミツなど、無償進化できるカードも活かします。

進化のおすすめカード

  • 魔導の申し子・フュンフ
  • 《世界》・ゼルガネイア
  • 神狼・シス
  • 無敗の剣聖・カゲミツ
  • テンペストスレイヤー

神狼・シス

奥義を持つカードは複数ありますが、中でも強力なのはシスフュンフです。また、バトル終盤に勝つことが目標のデッキなので、10ターン目に直接召喚されるゼルガネイアも活用できます。カゲミツテンペストスレイヤーは、無償進化できるうえに除去能力も優秀です。

強かったリーダー・デッキタイプ

強かったリーダー・デッキタイプ

8つのデッキタイプのうち、特に強いのはどれだったのでしょうか?ストラテジーピックで優勝した筆者の目線で、ランキングを付けてみました。

  1. コンボ機械
  2. 自然
  3. アミュレット
  4. ラストワード
  5. プレイ枚数
  6. 進化
  7. フォロワー機械
  8. トークン

最強と感じたのは「コンボ機械」でした。コンボパーツの悠久の真紅・モノマシンブックソーサラー機械鞭の僧侶などが揃っていれば、6ターン目あたりにはOTKを狙えます。プレイ難易度が高いものの、決定力の高さは抜群です。逆に、安定感を重視した「フォロワー機械」は微妙でした。

優勝デッキは「自然」

筆者のAグループ優勝デッキは「自然」です。ミストリナ&ベイリオンをはじめ、アニエス背徳の狂獣など、純粋なカードパワーで押し切るデッキでした。これらのカードが、PPブーストできるドラゴンに集まったのも強さの要因です。ランキングとしては、コンボ機械と同率といっても良いでしょう。

バーンダメージを与えるパニッシュメントスナイパーもフィニッシャーとして有用

「アミュレット」のデッキパワーも特筆すべきでした。大型のフォロワーを結晶で並べて、それらをスカルフェインで一気に割るのは、豪快かつ対策が難しいムーブです。また、疾走を持つスクナや、バーンダメージを与えるパニッシュメントスナイパーもフィニッシャーとして有用でした。

その他のデッキは、カード同士が上手く噛み合わないか、デッキパワーが低いという評価です。とはいえ、第1回からデッキタイプの変更があったように、今後のストラテジーピックもバランス調整される可能性はあります。

ストラテジーピックの報酬は?

ストラテジーピックで勝つと、どのような報酬が貰えるのでしょうか?ルピやカードパックチケットを除いて、過去の大会限定でもらえたアイテムをご紹介します。

第1回(Vol.1)

ストラテジーピックの報酬は?

第1回決勝の報酬は、メインストーリー「機械反乱編」に登場するモノテトラエンネアのスリーブ・エンブレムです。三姉妹が描かれたスリーブに加えて、「真紅の絆・モノ」「蒼の絆・テトラ」「紫紺の絆・エンネア」のエンブレムがもらえました。

第2回(Vol.2)

ストラテジーピックカップVol2

第2回決勝の報酬は、「運命相克編」に登場するマイザーセリーナのスリーブ・エンブレムです。幼馴染の2人が描かれたスリーブと、「それぞれの正義・マイザー」「それぞれの正義・セリーナ」のエンブレムがもらえました。

次のストラテジーピックカップはいつ?

グランプリではありませんが、ルームマッチで特殊フォーマットを遊べる期間が設けられました。期間は「2021年12月17日 12:00~2022年1月10日 04:59」で、次の4つのフォーマットをプレイできます。

  • ストラテジーピック
  • オールスター2Pick
  • ジェムオブフォーチュン
  • レガシーデッキ

ストラテジーピックカップについては、開催時期は決まっていません。ただし、第1回は2021年3月、第2回は2021年9月と来ているので、半年に1回ほどのペースと考えられます。特殊フォーマットの大会は、他にもオールスター2Pickなどがあり、そちらが開催されることもあります。

ストラテジーピックのルムマも開催

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ストラテジーピックカップの開催時は、グランプリ本番が始まる数日前からルームマッチでプレイできます。デッキを試せるのはもちろん、プレイするだけでグランプリチケットがもらえたりするので、ぜひネット上で対戦相手を募ってみましょう。

まとめ

ストラテジーピックについて詳しく紹介してきました。

さまざまなクラスのカードが1つのデッキに集結する、お祭りのようなフォーマットです。ここでしかできないバトルを純粋に楽しみつつ、グランプリでの勝利を目指しましょう。

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