LoL 2020 World Championship決勝前に知っておくべきチーム情報

前回記事でSNを3位にしたように、期待はしていましたが、まさかここまで強いとは・・・。ということでSuning(以下 SN)が決勝に上がってきました。

僕はシーズン2からLOLを始めて、シーズン4くらいからプロシーンをかなり見ているんですけど、周りに聞いてみると2015年のWCS決勝から、2018年のWCS決勝からプロシーンを観るようになったというような人がよくいます。

そういう「○○年のWCS決勝から観るようになった」という風な人が、今後この記事を読んでよりWCS決勝が楽しくなり「今までプロシーンとかあまり見ていなかったけど、今年のWCS決勝から観てみようかな」というような、記事になるといいなと思います。

私見も入っているので、その辺りは「違うだろ!」って思うのも楽しんでください。

決勝チーム紹介DAMWON Gaming

2019年のDAMWON Gaming(以下 DWG)はLCKの1部に上がって、わずか1年でWCSまで駆け上がった若いチームでした。

LCKには珍しく「フィジカルごり押しのミスの多いチーム」という評価で、全体的にレートが高く、フィジカルが高いチームだという評価を得ていました。

一方、ミスが頻発し安定しない試合展開が多く、特にNuguri選手は「アイソレーションデッド」いわゆる「孤独死」が断トツで多いことが話題になっていましたし、全体的にアグレッシブな動きが空回りする傾向にありました。

そしてG2に負けてWCSを去りました。しかし2020年、ADCにGhost選手が加入しました。

SANDBOX Gamingで一定の評価は得ていましたが、そこまで目立った選手でもありませんでした(あの頃のSBはOnFleek選手とKiin選手のサブに甘んじていたSummit選手がすごい!という評価だったような気がします)。

Ghost選手加入と共にDWGは少しづつミスが減り、特にADCが安定したことによって、Nuguri選手ShowMaker選手Canyon選手の3名が安定して爆発するという謎のずるい現象が起きだしました。

またサポートのBeryL選手本人が「うちのサポートはGhost。キャリーは俺」と言っていたように、パンテオンサポートを代名詞にキャリーしだしました。

Nuguri選手が「孤独死をしないNuguri」とかいう最強のトップレーナーになり(これは「ティルトしないでタンクを黙って使うThe shy」並です。日本で言えばグラブルをしていなかったNap選手の様なものです)、ShowMaker選手は観客の前で緊張する癖が、皮肉にもコロナによって観客が入らないので目立たなくなったようです。

安定したソロレーン2人に、放っておいても大丈夫なADCをお留守番させたサポートがジャングルと共に動き回ることによって、Canyon選手も世界一のジャングルへと名乗りをあげました。

そして最近なぜかGhost選手がキャリーするようになっている。それが今年世界一候補のDWGです。G2に復讐も果たした今、目指すはWCS優勝だけです!!

◆DWGとスクリムをしてはいけない

これは冗談の1つですが、世界中のチームがDWGとスクリムすると戦意を喪失すると話題になりました。とあるチームの選手は、DWGとスクリムした後、2週間賢者モードがやってくるので、スクリムを取らないほうがいいということまで言っていました。

LCKの決勝でもDRXをけちょんけちょんにし(WCSでもしましたが。DRX好きなのに・・・)その当時から、LPLチームとのスクリム結果でも話題になっていたので、決勝まで上がったのはみんなの予想通りと言えます。

◆レートがとにかく高い

2019年のEUWサーバーで上位を、DWGで独占したりしました。特に目立ったのがShowMaker選手で、KR1位2位を独占しました。しかもそのうち1つは、同じチャンピオンを使わず色々なチャンピオンを使い、90試合未満でチャレンジャーになったという話です。

◆お金大好きNuguri

Nuguri選手が1番最初に話題になったこと。それは「ねこばば」を好んで使っていたということです。一般的に他のルーンと比べて、レーニングが弱い傾向にあるねこばばで、なぜかレーニングを勝ってどんどん装備を揃えて止まらなくなってしまう。

そういったプレイヤーでした。僕が好きなのは、とある企画のチーム別クイズ大会で「俺が好きなアイテム!」でチームメイトに「カル!!!」と即答されていたことです。

◆チーム全体で面白いメタがある

先程のねこばばの話。実はShowmaker選手も途中から使っていました。最近だとアイオニアブーツ「CD靴」を、みんなで履くといったようなこともしていましたね。

BeryL選手の代名詞「パンテオンサポート」も、チーム単位で成功させたのはDWGが最初だったと思います。決勝戦でも変わったピックや、アイテムを期待してみたいですね。

決勝チーム紹介Suning

Suningというチームは、突然出てきた新星です。もちろん過去の選手を見ていけば「見たことあるような選手いるなぁ・・・」と思いますが、2019年も全く結果を出せず、それどころか2020年になっても、春のスタートダッシュを占うデマーシアカップでも20チーム中13~16位。2020年春も17チーム中11位です。

それが2020年夏に3位になり、そして今WCS決勝に行こうというのですからすごい成長ですよね。

◆ハングリー精神がすごい

ここで他のブログを紹介するのはどうかと思いますが、ぜひ「lol huanfeng」と「lol sofm」で検索していただきたい!!日本の甘えた環境と違い、成功しないと死ぬという環境で成功した人間はやっぱりいいですね。

なんか書こうと思いましたが、僕がどうこう言うよりも絶対に検索して記事を読んだ方が感動するし好きになると思うので、僕からは以上です。

◆Binがすごい!

Bin選手は中国国内で「The shyの後継者」という感じ?で話題になっていた新人です。コロナの影響なのか、春には全く結果が出せませんでした。

「戦いの中で成長している!」ではありませんが、今年の夏そしてまさにWCS中にも上手くなっているのが見て取れるほど、調子を上げています。

特に「オムニストーンイグナイトTPカミール」は、しびれましたね。「まさにBin!」とい感じでした。どこかの「オムニストーンサイオン」や「オムニストーンオーン 」とは違うんです。

◆SofMがすごい!

SofM選手は「フェイズラッシュジャーバン4世」や「騎士の誓いリーシン」昔なら「リテンプションオラフ」や細かいところを言えば「クッキーを持ったジャングル」など、変わったところに目が行きます。

しかし彼の本質は、そこではありません。ジャングラーなら、彼のジャングルルートとその選択に、しびれるはずです。彼の集団戦の突拍子もない動きは、後から見直すととても深いことをしています。

◆台湾の星SowrdArtとAngel

彼らは他の選手に埋もれて過小評価されています。特にAngel選手はシンドラもアカリもとても上手いのですが、比較対象がKnight選手とRookie選手なのはかわいそう!

SowrdArt選手も、昔あった台湾リーグのチームであるFWで活躍していた選手で、準決勝でTESのKarsa選手と元FW対決を制しました。

助っ人と言えば韓国人ですが、SNは台湾人とベトナム人を助っ人にした一風変わったチームでもあります。

◆主人公チーム感がすごい!

先程言ったように、Suningはとてつもないスピードで伸びています。僕はグループステージでも1位予想、前記事でもSNをちゃああああああんと3位予想しましたが、G2より下と思っていた人も多いのではないでしょうか?

今年のチームの戦力を考えるなら普通は、DWG≧TES≧JDGとなるはずです。その3チームと全てとBo5するわけです。

しかもトップは新人。ジャングルはベトナムの英雄、ミッドはチーム初期からいて、ADCも新人で、サポートはWCSに何度も出ている台湾の星。Bin選手は18歳で、huanfeng選手は19歳と本当に若いチームでもあります。

先程のハングリー精神も合わせて主人公チーム感がすごい・・・。そんなチームです。

決勝戦どうなるのかを予想

全く想像がつきません!!!!!!!!!と言ってもあれなので、なんで想像がつかないのか色々言っていきましょう。ちなみに想像がつく結果なら3-0でDWGが勝つと思います。

◆フィジカルがすごいすぎる

僕もある程度の見る目はあると思っているので「EUの2チームは絶対にフィジカルが足りていない」とか、それくらいなら分かるつもりではあります。

しかし2チームどっちがフィジカル強いか?と考えた時に「・・・どっち?」ってなるわけですよ。確かにノックアウトステージが始まる前なら「DWGの方が絶対に強い!」と言い切っていたと思います。

しかしSNは、TESにもJDGにも特に奇策で勝ったわけでもなく、純粋なフィジカル勝負で圧倒したのです。

「実はTESもJDGも大したことなくて、DWGが抜けていたWCSだった」という結果なら、3-0でDWGが勝つでしょう。しかし「前評判通りTESもJDGもDWGに肉薄する力を持っていた」という場合どうなるでしょうか?

その場合、DWGが得意とする「トップ・ミッド・ジャングル」でテンポが取れないという事態が考えられます。そうなると、試合の行方は全く分かりません。

◆ピックがわからない

DWGは、かなり余裕を残して決勝まで来ました。隠し玉をいくつかまだ隠し持っていると思います。

一方SNは、いくつか戦法を見せましたが「それのカウンターって何よ」という隠し玉が多く、特にSofM選手とBin選手の「パワーありきの隠し玉にカウンターなんて存在するのか?」と思います。

どちらのポケットピックが決勝戦の有利を取るのか、全く分かりません!!

◆トップ対決

Nuguri選手はケネンやセト、オーンのような集団戦でも強いチャンピオンをピックしています。しかしこれは集団戦がしたいというよりは、なんでもピック出来るし楽に勝とうという表れだと思っています。

実際、ルルの様なチャンピオンでもキャリーしましたし、カミールやフィオラのようなスプリットプッシュチャンピオンもピックしています。

一方、Bin選手はスプリットプッシュチャンピオンを、かなり多くピックしています。チームでもオーンを80%BANしていることからも「1vs1かかって来い‼」という風に組み立てています。

カミールは逆に87%BANされていることからも、カミールを開けた時のNuguri選手との対決は期待したいところです。

◆ジャングル対決

面白いのが、お互いリリアをピックしていないということです。TESとSNでもリリアはピックされなかったので、ここにきてリリアはリスクのあるピック、もしくは弱いピックだと思われているのかもしれません。

Canyon選手のプールが狭く見えるのは、単純に試合数が少ないのもありますし、余裕のある試合が多くリーシンやジャーバン4世といった、リスクのあるチャンピオンを必要としなかっただけだと思います。

基本的にはチームを信じて、ニダリーやグレイブスの様なピックで試合全体を押し込もうとするCanyon選手に対して、SofM選手はカウンターでキンドレッドやリーシンをピックしていく流れになると思います。

がしかし、ここにきてリリアがピックされるようなことがあれば、どうなるかわかりません。BANでグレイブスニダリーが消えるというパターンもあるはずなので、そこでこの2人の関係がどうなるかが見ものです。

◆ミッド対決

この2人は使うチャンピオンこそシンドラ以外は違うものの、したいことは同じという少し面白い対決です。

味方に素早くグローバルウルトで寄るチャンピオンに、Angel選手は「ガリオ」Showmaker選手は「ツイステッド・フェイト」を好んでピックしています。

相手メイジへのカウンターにAngel選手はアカリ、Showmaker選手はサイラスやエコーをピックしています。

ただShowmaker選手は、まだメイジの底を見せていないのに対して、Angel選手はゾーイを好んでピックしています。Showmaker選手の隠し玉が何かによって、ミッドの主導権は大きく変わるはずです。

◆ADC対決

お互いメタのレーニングの強い「アシェ・ジン・セナ」というチャンピオンを好んで使います。

Ghost選手はアフェリオスやケイトなど、後半の保険になるチャンピオンに加え、カリスタなどのレーニングから強くエンゲージのできるチャンピオンを、ピックしています。

LCKではドレイブンやシンドラ、ジグスのようなチャンピオンもピックしているので、そこに注目したいところです。

一方、huanfeng選手はエズリアルを好んでピックしていますし、ミスフォーチュンも得意としているようです。「自分でキャリーしてやるぞ!」という感じでしょうか。

お互いメタのチャンピオンは使いますが、そこから「チームに寄り添う」Ghost選手と「チームを勝ちに導く」huanfeng選手というような、マッチアップになっています。

◆SUP対決

印象としては「チームのバランスを取る」SowrdArt選手と「俺がキャリーなんだよ!」というBeryL選手という感じです。

実際データを見ても、経験値はかなりBeryL選手が落としているのにも関わらず、ダメージもゴールドもBeryL選手が大きく有利を作っています。

これはBeryL選手が大きくロームする分、経験値は落とすがキルに絡んで(というかキルを取って)、ゴールドを大きく伸ばしているからだと思われます。

BeryL選手のKDAが悪く見えるのは、チャンピオン的に集団戦で関われるのが1,2体になるからではないでしょうか?逆にバードのようなチャンピオンは、自分が殴らなくても回復するだけで、アシストがどんどん入って来ますからね。

「サイドに動いてキャリーをする」BeryL選手に対してSowrdArt選手が「どれだけフォローを入れれるのか」サポート対決の見どころになると思います。

最後に

あえて今回は予想しません。今シーズンLPLを全試合しっかり追ってきたので、SNが勝っても感無量という思いもあります。しかし一方で、LCKファンボーイの心が「そろそろDWG優勝でもいいんじゃないのか、やっぱり韓国最強なんだよ」という気持ちもあります。

どちらが勝っても嬉しい2チーム。強いて言うなら毎年決勝戦は、ワンサイドゲームのつまらないことが多いのでそれだけが心配です。

みなさんもWCS決勝戦を見て、もっともっとLOLを好きになりましょう。

追伸 来年の決勝はT1を応援したいよ!!

 

この記事の著者

syouko

syouko

学生時代はスポーツでプロを目指し、その後スポーツのコーチへ。
CIV4マルチという闇のゲームを4年したあとLOLにハマり、アマチュアチームの代表兼コーチとして1年半運営。
LOLを競技として捉えている人達を応援しています。

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