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【2024】GameFiとは?おすすめプロジェクト3選 | Eスポーツジャーナル

【2024】GameFiとは?おすすめプロジェクト3選

GameFiとは?

GameFiは、近年注目を集める造語で、ゲームと金融を融合させた新たな言葉です。

具体的には、ブロックチェーン技術を活用したゲームで、プレイヤーが収益を上げることができるビジネスモデルを指します。

Play-to-Earn(プレイして報酬を得る)と呼ばれる新しいジャンルのブロックチェーンゲームです。

Play-to-Earnでは、ゲームプレイによって得られるトークンがプレイヤーに報酬として還元される仕組みが構築されて、NFT(非代替性トークン)を活用します。

GameFiは、シンガポール拠点のグローバルゲームパブリッシャーMixMarvelの共同創設者であるマリー・マー氏が「GameFiとは革新的な金融とビジネスのゲーミフィケーションを創造することを意味するMixMarvelの新コンセプト」と解説され、この言葉が初めて使用されました。

特にGameFiが世界中で注目を浴びたのは、2021年にPlay-to-Earnゲーム「アクシーインフィニティ(Axie Infinity)」が大ヒットしたことが要因です。

Axie Infinityは、2018年にベトナムのゲームスタジオによって開発され、プレイヤーが1日のゲームプレイで得られる報酬が新興国の平均賃金を上回ったことで急速に普及しました。

新興国では、アクシーインフィニティが新たな収入源となり、プレイヤー数が急増しました。

GameFiはゲームと金融の融合を通じて、新たな経済的価値を創出する概念であり、その可能性は今後さらに多様な形で表れてくることが予想されます。

遊びながら稼ぐことができる

GameFiは、従来のゲームとは異なり、遊ぶことでお金を稼ぐことができます。

Play to Earnとも呼ばれ、プレイヤーにゲーム内で得た仮想通貨やNFTを現実のお金に変えることが可能です。

NFTは、ゲーム内および外部のNFTマーケットプレイスでユーザー同士が自由に取引できます。

これにより、所有するゲームアイテムを他のプレイヤーに売却することが可能となり、現実のお金を得ることが可能です。

仮想通貨やNFTの売買以外にも収益を上げる方法もあります。

例えば、スカラーシップと呼ばれるレンタル制度があります。

スカラーシップ制度とは、プレイヤーがNFTを購入出来ない場合、オーナーがNFTをプレイヤーに貸出ます。

プレイヤーはオーナーの代わりにプレイを行い、そこから得た収益の一部を貰い、オーナーはプレイ時間をかけることなく収益を獲得できる仕組みです。

GameFiは、伝統的なゲーム開発のエンターテインメント志向と異なり、プレイヤーと投資家の双方を引き寄せ、ゲームをより魅力的にし、ゲームプレイが資産形成の一環となるような仕組みを提供しています。

Play to Earnの新たなエコシステムにより、GameFi内のアイテムは通常のゲームアイテムとは異なり、実際の通貨を稼ぐ手段として機能します。

ゲーム内アイテムが資産になる

GameFiは、ゲーム内アイテムがNFTとして表現され、プレイヤーがゲームをプレイすることでNFTを入手できます。

プレイヤーはゲーム内での活動によって得たNFTを、NFTマーケットプレイスで取引することで利益を得ることが可能です。

NFTではキャラクター、コスチューム、武器、ペットなどのゲーム内アイテムがNFTとして扱われます。

プレイヤーはゲームを通じて得たアイテムを、NFTの仕組みを通じてリアルな価値に変換し、利益を得ることができます。

今まで価値を持たなかったゲーム内のデジタル情報が価値を持つようになりました。

なぜゲームをしながら稼げるのか

ゲームをしながら稼げる理由は、ゲーム内のアイテムがNFTとして表現されているからです。

プレイヤーはゲーム内でNFTを入手し、NFTマーケットプレイスで他のプレイヤーと取引することで利益を得ることが可能です。

ゲーム内で希少性のあるデジタルアセットの所有権を活用して、資産を形成できます。

また決済用途以外のゲーム用トークンが発行され、これらのトークンもゲーム内での取引や利用が可能です。

プレイヤーはトークンを活用して、ゲーム内外で収益を上げたり、他のトークンに価値を持たせたりすることで、多岐にわたる収益化が可能です。

メタバースや仮想空間における土地や建物などの資産をNFT化することで、プレイヤーはこれらのデジタルな資産を取引し、収益を上げることができるなど、不動産運用の新しい形態が生まれ多様な稼ぎ方が生まれています。

GameFiの稼ぎ方3選

この章ではGameFiの稼ぎ方を3つ紹介します。

  • ゲームをプレイしてトークンを獲得
  • NFTやトークンを売買
  • GameFi銘柄への投資

ゲームをプレイしてトークンを獲得

プレイヤーはゲーム内での活動により、仮想通貨やNFTを得て市場で取引することで実際の収益を上げることが可能です。

例えばゲーム内のクエストをクリアするとゲーム内トークンを獲得し、日本円に変換することで稼ぐことができます。

最近では、従来のゲームクエストのクリアにとどまらず、新たなトレンドとして、運動によって報酬を得る「Move to Earn」や、睡眠時間によって報酬を得る「Sleep to Earn」なども登場し、稼ぐ手段が多様化しています。

今後もゲームをプレイしてトークンを獲得する仕組みは更に進化し、新たな稼ぎ方や報酬の仕組みが生まれてくることが期待されるでしょう。

NFTやトークンを売買

多くのブロックチェーンゲームでは、プレイヤーがゲーム内で入手したNFTは、NFTマーケットプレイスで他のプレイヤーと二次売買が可能です。

NFTやトークンの入手方法は様々です。

ゲーム内でのプレイ報酬やクエスト達成によって入手できるほか、一部のゲームでは実際の通貨でNFTを購入することもあります。

どの方法でNFTを入手したとしても、そのNFTを売却することで収益を得る機会が生まれるでしょう。

獲得時のコストよりも高い価格でNFTを売却することで、売買差益を得ることができる可能性があります。

 

GameFi銘柄への投資

GameFi銘柄への投資において、数多くのブロックチェーンゲームが存在し、それに連動する仮想通貨やトークンも複数の選択肢があります。

以下は、その中でメジャーな3つのGameFi銘柄についての紹介です。

The Sandbox (SAND)

トークン名 SAND
運営 Animoca Brands
価格(2024年1月現在) 69.14円
公式サイト https://jp.sandbox.game/
ホワイトペーパー https://installers.sandbox.game/The_Sandbox_Whitepaper_2020.pdf

The Sandboxは、仮想世界のメタバースを作成し、所有することができるプラットフォームです。

プレイヤーはSANDトークンを使用して土地を購入し、独自の仮想空間を構築できます。

SANDトークンはプラットフォーム内での取引、ゲーム内アセットの購入などに利用され、仮想空間でのクリエイティブな活動を支援します。

GameFi、メタバース銘柄の人気通貨として、今後も使用が拡大される可能性が高いでしょう。

Enjin Coin (ENJ)

トークン名 ENJ
運営 ENJIN社
価格(2024年1月現在) 43.74円
公式サイト https://enjin.io/
ホワイトペーパー https://docs.enjin.io/

Enjin Coinは、ゲーム内アセットを管理するためのブロックチェーンプラットフォームを提供しています。

ENJトークンは、プレイヤーが所有するゲームアイテムやアセットにバリューを与え、アセットの取引や管理に使用されます。

Enjinは、多くのゲームプロジェクトと提携しており、ENJトークンはゲーム内外で広く受け入れられています。

今後のGameFiの拡大とともに需要が拡大されるでしょう。

Decentraland (MANA)

トークン名 Decentraland (MANA)
運営 Decentraland Foundation
価格(2024年1月現在) 68.22円
公式サイト https://decentraland.org/
ホワイトペーパー https://docs.decentraland.org/player/general/whitepaper/

Decentralandは、仮想空間におけるメタバースのプラットフォームで、プレイヤーは仮想世界内で土地を所有し、様々なアクティビティを行います。

MANAトークンはこのプラットフォーム内での土地の取引や仮想アセットの購入に使用されます。Decentralandは、仮想空間での不動産運用としての可能性があります。

おすすめのGameFiプロジェクト3選

この章ではおすすめのGameFiプロジェクトを3つ紹介します。

  • Axie Infinity
  • Job Tribes
  • STEPN

それぞれ解説していきます。

Axie Infinity(アクシーインフィニティ)

ゲームタイトル Axie Infinity
トークン名 AXS
運営 Sky Mavis
価格(2024年1月現在) 1103.12円
公式サイト https://axieinfinity.com/
ホワイトペーパー https://whitepaper.axieinfinity.com/

GameFiの中でも注目されているプロジェクトの一つが、「Axie Infinity」です。このNFTゲームは、2018年にベトナムで誕生し、世界中で大きな注目を集めています。

ゲーム内容は、Axieと呼ばれるモンスターを集め、コンピュータや他のプレイヤーと対戦するというものです。

通常の対戦ゲームに加えて、土地の保有やアイテムの製造など、多様な要素が組み込まれています。

Axie Infinityでは、スカラーシップ制度により、プレイ以外でも収益を得ることが可能です。

2021年には、Axie InfinityがNFTゲームとして大きな流行を巻き起こし、特にゲーム内通貨であるAxie Infinity (AXS) とSmooth Love Potion (SLP) が取引されました。

これらの通貨は、ゲーム内での活動に対する報酬としてプレイヤーに与えられます。

Job Tribes(ジョブトライブス)

ゲームタイトル Job Tribes
トークン名 DEAP coin
運営 Digital Entertainment Asset Pte.Ltd.
価格(2024年1月現在) 0.47円
公式サイト https://dea.sg/jp/
ホワイトペーパー https://playmining.gitbook.io/howaitopp/

JobTribes(ジョブトライブス)は、デジタルエンターテインメントアセット(DEA社)が運営するNFTゲームです。

NFTとして発行されるカードデッキに組み込み、クエストをクリアすることで仮想通貨DWAPコインが獲得できます。

JobTribesもスカラーシップ制度を導入しており、所有するNFTカードを他のプレイヤーに貸したり、売買したりすることが可能です。

DEA社はシンガポールで2021年1月にJobTribesをリリースし、その中には日本人も在籍しており、ゲームは日本語にも対応しています。

STEPN(ステップン)

ゲームタイトル STEPN
トークン名 GST,GMT
運営 Eureka Entertainment Ltd.
価格(2024年1月現在) GST=1.81円 GMT=40.03円
公式サイト https://www.stepn.com/
ホワイトペーパー https://whitepaper.stepn.com/

STEPNは、歩くことでトークンがもらえるな「Move to Earn」アプリです。

スマートフォンがGPSと連動してユーザーの移動を感知すると、トークンがユーザーに付与されます。

ゲームを始めるためには、およそ6,000円前後(2024年1月現在)の最低価格の靴を購入する必要があり、これらの靴を保有した状態で移動することでSTEPN上にトークン(GST,GMT)が付与され、稼ぐことができる仕組みです。

保有している靴のスペックやランクによってもらえるトークンが変化し、また、靴の保有数によって歩ける時間も変動します。

スマートフォンがあれば、単に歩くだけで稼げるという手軽さが、話題となり日本を中心にSTEPNは世界中で大人気となりました。

STEPNは2021年12月にサービスを開始し、Move to Earnのパイオニアとして注目を集めています。

ユーザーは健康促進と同時に仮想通貨を獲得できるため、多くのプレイヤーに支持されています。

GameFiの将来性はあるのか

NFTの世界では、国内の大手ゲームメーカーも積極的な参入を発表しています。

セガやKONAMIを始め国内の大手ゲームメーカーは軒並みGameFi領域に参入しており、2024年に各社がゲームタイトルを発表すると言われています。

日本は世界中に認知されているIPコンテンツが幅広くあり、GameFiでIPコンテンツのNFT化を行う事で世界中のファンから人気になる可能性が高く、日本に有利な領域です。

しかし、GameFiはゲーム性と金融の融合であるため、単純に面白いゲームをつくることだけではなく、経済圏を構築する必要があるため、複雑な領域です。

DeFi、NFT、ブロックチェーン技術を組み合わせたGameFiは、従来のゲームと比較して画期的であり、巨大な市場であるため、巨大なゲームメーカーであるユービーアイソフト、スクウェア・エニックス、エピック・ゲームズなども、GameFiへの展開計画を発表しています。

現在、DappRadarによれば、ブロックチェーンゲームのプレイヤー数は1日あたり109万人(2022年2月13日現在)と推定されており、将来的には、GameFiが拡大し、より多くのプレイヤーが参加することが予想されます。

通信環境の向上、多くの企業の参入、メタバースの進化などがその要因として挙げられます。

日本だけでなく、世界中でプレイできるゲームが増える中、GameFiは今後も注目を集め、新しいゲームコンテンツや持続可能なゲーム内経済が生まれることが期待されています。

GameFiの注意点

NFT市場が着実に成長する中で、法整備の進捗が追いついておらず、現状では不完全な状態が課題とされています。

NFTは新しい財産の形であり、所有権や知的財産に関するルールが十分に確立されていないため、ユーザーの保護やセキュリティの観点から見て、まだリスクの高いマーケットと考えられています。

NFT市場の拡大に伴い、政府による法整備や事業者によるルールの整備が求められています。

また、GameFiには課題があり、それは手数料とトランザクションの処理能力であるスケーラビリティ問題です。

特にイーサリアムをベースにしたGameFiは、需要が高まるほどスケーラビリティの問題がより顕著になります。

これらの対処法は、既存のイーサリアム互換のブロックチェーンに移行するなど、各プロジェクトが対応していますが明確な解決細工が出ていないことが現状です。

NFTゲームの中には、NFTへの投資が過熱したことにより、NFTの価格が高騰し、純粋にゲームを楽しみたいプレイヤーが初期費用を捻出できずに参加できない状況が見受けられます。

特に、土地を購入して行動するメタバースのGameFiでは、膨大な費用がかかるため、投資家以外のプレイヤーが参加しにくい状況もあります。

また新規参入者が増えるにつれ、詐欺が横行しています。TwitterやDiscordに届いたリンクをクリックしたことで、所有しているNFTが盗まれてしまったなどの事件が頻発しているため、各個人がリテラシーを高めて自衛することが求められます。

GameFiの成長と共に、これらの課題を解決し、一般のゲーマーが気軽に参加できる環境の整備や、プレイヤーがゲームを本当に楽しむことができる仕組みづくりが求められます。

GameFiの成長には期待が寄せられていますが、これらの課題に真摯に取り組むことが、より健全で持続可能な市場の構築につながるでしょう。

まとめ

本記事では、GameFiについて解説してきました。

GameFiは遊びながら稼ぐことができる新たな領域で近年盛り上がりを見せています。

今後さらに大手企業が参入することで、GameFiへの期待が高まるにつれ、更に世界中で注目されていく可能性が高い分野と言えるでしょう。

今後のGameFiブームに備えて、GameFiの理解を深めて、ご自身の興味のあるプロジェクトのトークンを購入してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

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