LJL 2020 Summer Split優勝を果たしたV3 EsportsのRaina選手へのロングインタビュー

去年もインタビューさせていただいて、チームを移った今年もインタビューさせていただけることになったRaina選手。

↓↓前回のインタビューはコチラをチェック↓↓

前回もかなり突っ込んだ質問をさせてもらいましたが、今回もぶっちゃけてもらってます!かなりボリュームも多い記事になったので、前置きはこれくらいにしていきましょう!

隔離を終えた選手の防護服へのサイン

―― 今回もお願いします。早速ですがこういう言い方は変かもしれませんが、去年よりもかなり出世しましたよね? 

Raina選手:どうですかね(笑)

―― ファンミーティングが今年あれば、すごい行列になっていたはずですよ!去年のLJLの決勝では「選手はいないんですか?」と言われた事件を考えれば、すごい出世です(笑) 

Raina選手:ちょうど1年前の今頃は、名前が知られてなかったのでそういうこともありましたね(笑)なのに今年は優勝してWCSに行っている。「何があるかわからないんだな」と思いました。

―― じゃあ来年は「選手はどこですか?」とは聞かれませんかね? 

Raina選手:言われないと信じています(笑)でもネタで言われたら、なんて答えたらいいんですかね?僕はTaka(Taka選手)のように和気あいあいと話せないので。。。

―― じゃあこれは記事にしちゃいましょう!来年ファンミーティングで言う人がいると面白いので 

Raina選手:いいですけど(笑)でも実際言われたらどうしたらいいんですかね?正解は何だと思いますか?

―― ノリ突込みじゃないですか?期待してます(笑)去年のインタビューではジムはサボりがちで、マッサージによく行っていると言っていましたが、今年はどうされてますか? 

Raina選手:ジムは相変わらずサボってます。プールがあるジムが好きなんですけど、それが遠いんですよね・・・だから最近は行ってません。マッサージは月1くらいで、ゲーミングハウスまでチームが用意してくれた、カラダファクトリー様が来てくれています。マッサージというか整体なんですよね。骨の位置を治してくれるというか。

痛いんですよ本当に(笑)「本当にいてえええ!やめてくれえええ!拷問じゃん!」ってくらい(笑)でもその後が本当に楽になるので、みんなもっと来て欲しいって言っていますね。みんな前かがみなので、すぐに戻っちゃうんですよ。

―― チームを移る時はどんなことがありましたか? 

Raina選手:Sengoku Gamingは、最後まで悩んでくれたと言ってくれていました。実際、僕のFAってかなり遅かったんですよね。でもEnty選手に追い出される形になりました。追い出されたって言い方はどうかと思うんですけど、これは僕がもしチームを作る立場でも絶対にEnty選手を選ぶと思うし、仕方ないことですよね。

そんな中、V3 Esportsから声がかかったのはすごく驚きました。あの当時の僕は、まだ1年しかやっていなかったし、チームも下位にいましたからね。「俺を取ってくれるんだ」と思いました。V3 Esportsは、去年2位になったような上位のチームでしたから。

他のチームからも声はかかっていたんですけど、V3 Esportsは連絡が来た瞬間に「すぐ話したいです!そちらまで行きます!」とすごい熱意を感じて、それですぐにV3 Esportsに決めました。

―― Revolさんを中心に、わかっている人はみんな評価していましたよ!契約をする時には誰がいましたか? 

Raina選手:その時はまだAce選手とPaz選手だけしか決まってなかったんですけど、この2人の日本人がいれば優勝を狙えると思いました。きっと後の2人の助っ人も、いい選手を取ってきてくれると信じていましたし、チャンスっていつ来るかわからないじゃないですか?1度しか来ないチャンスもありますよね。年齢的にもここがラストチャンス、これを逃すともう優勝できないんじゃないか。「優勝するなら今年しかないな!」と思っていました。

―― 今年でRaina選手とEnty選手の評価はひっくり返ったという声もありますよね? 

Raina選手:結構周りにも言われるんですけど、絶対そんなことはないですよ。Enty選手のことをなめすぎです。勝っているチームのサポートって、そういう風に上手く映るだけだと思いますね。もちろん勝っている部分もあると自覚していますが、まだまだ敵わないなと思っています。

―― じゃあちょっと意地悪な質問ですけど、Sengoku GamingにRaina選手が残って、Enty選手がV3 Esportsにいたらどうなっていたと思いますか? 

Raina選手:V3 Esportsが優勝したと思います。というより今年のV3 Esportsは、僕じゃなくても優勝できるメンバーだったと思いますよ。それくらい恵まれたメンバーでしたし、それは入ったときから思っています。

―― 去年OdduGi選手に教えてもらったと言っていましたが、今年の相方はプロとしては新人のArcher選手ですよね。教えてもらいましたか?教えましたか? 

Raina選手:圧倒的に教えられた率が高かったですね。特にレーニングを教えてもらいました。Archer選手は極度の負けず嫌いで、それで感情的になってしまうことも多かったです。そうなったら「負けるわけにはいかない!」ってなって、一生懸命頑張りましたね。

「俺がダメージ出すためには肉壁になれ!死んでもいい!そしたら俺が絶対ダメージ出すから!」みたいに正直「無茶ぶりだろ!」って思うことはあったのですが、それでも頑張りました。ただ、フィジカルが高くないと出来ないプレイなんかに関しては、納得してもらう部分もありました。

―― 教えた部分はありますか? 


WCSで出たお菓子

Raina選手:チームゲームに関しては、Archer選手は初めてのプロだったので、その辺りは教えました。ただ「本当にフィジカルだけで育ってきたんだな」と思うことがあって、例えばスカトルにCCをかけると、柔らかくなることを知らなかったり。

あとBugi選手も、バロンへのダメージが下がるデバフを知らなかったり・・・。「それ知らないでチャレンジャーなったの?」ってなっていましたね(笑)

―― 前回はダイア1とマスターを行ったり来たりしていたと言っていましたが、今年はいかがですか? 

Raina選手:レートは、ほとんどマスターにいました。グランドマスターとマスターを、行ったり来たりしていたような感じですね。たまにマスターから落ちても1日で戻せたり。

ただチャレンジャーは、きついですね。グランドマスター時代には、チャレンジャーともマッチしていましたが、まだちょっとレベルが違うなと感じました。

―― 中国スーパーサーバーではいかがでしたか?

Raina選手:WildTurtle選手とよくマッチしたのは、よく覚えてます。貰えたアカウントのMMRがチャレンジャーでした。最初は「あれ?KRサーバーの方がレベル高いかな?」と思いましたが、1000LPを超えるような本当の上の方は「フィジカルやべぇわ」と感じました。上の方は、韓国サーバーと変わらないように思えます。

―― V3 EsportsとSengoku Gamingとの違いはありますか?

Raina選手:ゲーミングハウスの違いはありますね。ご飯とか。今年V3 Esportsも、ゲーミングハウスが移るらしいので。ぶっちゃけちゃうと・・・Sengoku Gamingのほうが広くてよかったですね。

―― 選手だけではなく、コーチも変わりましたがその辺りはいかがですか?

Raina選手:どちらがいいとかはないですが、Sengoku Gaming時代のPoohManDuコーチは「正解はこれだろ!」って感じで結構厳しかったですが、今のSonコーチはこちらの考えも理解してくれる優しい感じです。

―― ゲーミングハウスでの小話教えてください

Raina選手:僕が結構いたずら好きで、ゴキブリのおもちゃとか買って置いておくとSonコーチが特に「うわあああ!!」ってめちゃくちゃ驚くんです(笑)それでどう見ても本物のゴキブリが現れてたら、僕が疑われるようになって(笑)だからHW4NGコーチから「やっちゃだめだよ~」って、おもちゃ禁止令が出ました。

―― ではそろそろLJLの話に移りますが、生活リズムとかはどうですか?

Raina選手:3~4時に寝て、13時ごろに起きるのを繰り返す感じです。でもLJLの開始時間が13時なので、会場入りが11時ってことを考えると9時起床になるんですよ。だからみんな5日前から合わせようとするんですけど、大体合わせれないですね。13時開始は、ゲーマーにはきついです・・・。僕とかPaz選手とかは前日に渋谷でホテルを取って、ギリギリまで寝るってことをしていました。

―― チームの雰囲気はどうでしたか?

Raina選手:今年は意見を出しまくる人が多かったですね。特に韓国人2人から「あぁしよう、こうしよう」ってめちゃくちゃ出るんで。それで意見の違いが多かったり、感情的になって衝突したりも何度もしました。それで何回も話し合って乗り越えたからこそ、夏の強さにつながったんだと思います。

―― 春は8勝6敗で、夏の強さを考えると少し空回りしている様に感じますよね?

Raina選手:そうですね。春は、まだ上手くまとまっていなかったように思えます。夏に比べると、ファイトの仕方が下手だったかなと思います。Bugi選手の結構苦茶なコールが多かったんですけど、それが治ったのか、それとも僕たちがそれに合わせれるようになったのかわからないんですけど、夏は集団戦も序盤の少数戦も上手くなったと感じましたね。

―― 僕が印象残ってるのはトップ側で3vs4なのにBugi選手がクアドラキル取ったシーンです

Raina選手:あれもBugi選手が「行ける!」って言うので闘ったんですけど、こっちは「絶対それサポートも行ってるよ!!」ってコールしてて。「大丈夫かよ」って思ってたら、勝ったので驚きましたね。スクリムでも、ああいうファイトが多くて、特にトップ側の3vs3とかはチームのみんなは強く意識していたと思います。

―― 夏によくなった理由は何だと思いますか? 

Raina選手:まずスクリム相手が変わりました。春は日本のチームが多かったんですけど、夏からは海外のチーム、特に最後の方はベトナムのチームとのスクリムが多かったです。

他にはコーチも変わりました。春はHW4NGコーチでしたが、夏からはSonコーチに変わりました。そうやってるうちに、夏は気付いたら連勝していたという感じですね。

個人的なことでいうと、部屋替えで1人部屋を勝ち取ったので、練習の時間も増やせたし、効率もよくなりました。

―― 今シーズンのメタはチームに合っていたと思いますか? 

Raina選手:今のメタってファームしてても負けている側は相手に追いつけないので、ファイトに勝ったほうがずっとそのまま経験値有利の差を持ちます。解説にも言われてたんですけど、ファーストブラッド率がとても良くて。そういうところも含めて、僕たちにはメタが合っていたと思います。

―― サポートキャリーメタでもありましたよね? 

Raina選手:チャンピオンプールが求められるメタでしたよね。特にバードとかは全然できなかったので、すごく練習しました。

―― 実際リーグ戦プレイオフ等のピックを見返してどうですか?また去年のEvi選手のインタビューではレオナが強いと言っていたのに、どうしてピックしなかったんですか? 

Raina選手:リーグでスレッシュが多いのは、アフェリオスとスレッシュがセットと思っていたからですね。プレイオフの魔導書ブリッツは、ソロQでもメイジへの後出しですごく調子がよかったので。実際、スクリムでも試して「バードへの後出し」ということを、みんなで話し合っていたのでピックしました。

アフターショックと違って、魔導書はかなりアグレッシブにプレイする感じですね。レオナはなんでだろう・・・。多分、春の1戦目にピックして負けてから、何故かチームでやろうって感じになりませんでしたね。

―― レオナがメタだっただけに、もったいないですね 

Raina選手:でもあの試合は、構成からして無茶苦茶だったんですよ。特にBugi選手が急に「ダイアナピックしたい!」とか言い出して。1回も練習でピックしていなかったのに。今でも「急にダイアナピック」ってネタにしていじってます(笑)

―― 連勝していた時の空気はどんな感じでしたか? 

Raina選手:なんか気づいたら勝っていて、意識はあまりしていませんでしたね。でも夏の6戦目にDFMに勝った時「俺たち行けるな!」という風になりました。やはりDFMに勝つということは、特別でしたね。あの試合も序盤負けていたけど、耐えて逆転できたので自信がもてました。

―― プレイオフ1戦目Sengoku Gamingでしたが、対策等はありましたか? 

Raina選手:勝てば即決勝に行けるので、かなり対策を練りました。ただカリスタはBANしてくるだろうと読んでたのに、2戦目からBANしてこなくて読みを外しました。

スクリムでも練習していなかったんですけど、Archer選手が自信があるというのでピックして2戦目は負けてしまったんですけど、3戦目はさっき言った魔導書ブリッツとカリスタの組み合わせで勝って、勢いに乗れました。

―― 優勝が決まるDFM戦いかがでしたか? 

Raina選手:DFMがトーナメントの1番下からになったじゃないですか。みんなDFMは不調だって言っていました。でも僕たちは、DFMが1番強いと思っていたので「頼むからDFM誰か倒してくれ~」って思ってました(笑)だからBurning coreが追い詰めた時「倒してくれ!」って祈ってました。ただ惜しくもDFMが勝ったので「あぁこれは絶対にDFMが上がってくるな」と思い、ずっとDFM対策をとっていました。

―― ということは1位通過の有利はかなりありましたか? 

Raina選手:そうですね。ピックを見れたのは大きかったです。特に大きかったのは、レオナの勝率が100%で「これまずくないですか?」といって、みんなで相談してBANすることにしました。しかも僕たちの試合でも、ファーストピックにレオナを出してきて、僕たち負けてるんですよね。そんなにも優先度が高いのかと思って。5戦目に僕たちがレオナを取り上げたことに、繋がっていたりします。

―― 途中からニーコもBANしていますよね? 

Raina選手:本当にニーコうざかったんですよ。特に3戦目。「BANいらないんじゃないか?」という声もあったんですけど、みんなで相談してBANすることに決めました。

ただ今度は今までBANしていたチャンピオン、何を削るかという話になって思い切ってレネクトンとケイトリン両方オープンしました。

「相手はArcherにケイトリンを取らせたくないから、ケイトリンを取ってくるはずだ!」という読みと、もう1つはその頃スクリムでもケイトリンがオープンすることは、ほとんどなかったので「ケイトリンは練習できていないだろう」という読みであけて、その代わりレネクトンを取りました。

―― 5戦目のスワップはびっくりしました。「最後に持ってくるのか!」って 

Raina選手:あれは僕もびっくりしました(笑)ピックを始めた段階では、スワップは予定になかったんです。サイオンも普通に運用するつもりでした。でもジンが見えたりとかして「これスワップできるな」という流れになり、最後はArcher選手がスワップするかどうかを決めました。

―― 試合としてはどうでしたか? 

Raina選手:ラカンがトップのダイブケアしてきたりして、かなり上手くやられました。

僕たちはADCを育てるための動きをしていましたが、DFMもADCに経験値を独り占めさせる動きをさせていたので、僕たちよりもADCが育つ流れにされたんです。でも最初のファイトに勝てたので、そのまま勝つことが出来ました。

―― 優勝した瞬間はいかがでしたか? 

Raina選手:「俺たちが優勝したの?」「俺でいいの?」という感じでした。多分Ace選手も同じ感じだったと思います。

僕自身、謙遜してるわけとかじゃなくて、まだまだ上手いと思ってません。客観的に見て自分が何をできていて、出来ていないかをずっと考えていないと成長できないじゃないですか。だからこそ、こんな自分でも優勝できたことが、とても嬉しかったです。

―― WCSに行っていかがでしたか? 

Raina選手:まず優勝して、WCSに行くのが決まってから「そっか!優勝したからWCS出るんだ!今までWCSを観ているだけだったのに?」ってなりました。その時から、ビビらず全力でやりきろうと決めていました。それでも1戦目は緊張しましたけど・・・。

他の試合も、やりきったとは言えないかもしれません。格上のチーム相手には、僕たちのやりたいことをやらせてもらえないなと感じました。

―― 終わってみればグループBは死のグループでした。4枠中上がれる最大の3チームがグループステージにあがり、更にグループステージ3位が2チームなわけですから 

Raina選手:僕たちがグループAだったらって話は、結構ありますよね。実際Aグループとのスクリムは、ほとんど勝っていたんですよ。Team liquidとかには負け越していましたが、それでも勝てた試合もあったので。

でもだからこそ「俺たち行けるな!」って思ってしまったんですよね。スクリムで調子がよかった積極的にファイトを起こす構成や、ファイターを使う構成をしましたが、それが上手くいきませんでした。スクリムでは上手くいったんですけど、対策を取っている本当に強いチームには通用しませんでしたね。

あとは「このチームにはこういう対策を取ろう」というようなことも、できてませんでした。実力不足だと思っていますが、研究不足はありました。例えばUnicorns Of Love戦では、オリアナが出た時にミッドだと思ってしまいました。

―― WCSでの戦い方に苦戦したという感じですか? 

Raina選手:強い相手にはもっと構成にタンクを入れたり、集団戦を強くみたりしたほうがよかったのかもしれません。でもそれって結果論なんですよね。スクリムでは調子が良かったわけですから。ただ、もっと自分たちを客観的に見る必要はあったかなと思います。今後は、この経験を活かしたいです。

―― LJLと世界の違いはありましたか? 

Raina選手:LJLが、どうとかいうことはないんですけど、各国の1位はやっぱり強いなと思いました。当たり前ですけど(笑)単純に学ぶことが多かったです。フィジカルもすごいですし「もっとレーニングから戦いたい」って思っても、上手くいなされたり。特にUnicorns Of LoveのサポートSanTaS選手は、本当にフィジカルが高く感じました。

―― WCSで楽しかったことはありますか? 

Raina選手:今まで見ていた選手とプレイできたのは楽しかったです。心残りがあるとすれば、Biofrost選手と会えなかったことですね。ソロQでマッチすらしなかったんですよ。なんで好きかはわからないんですけど、多分TSMがイケイケの時に見ていたからかな?TSMが0-6なのは、少し悲しかったです・・・。

―― WCSで記憶に残っていることはありますか? 

Raina選手:もっとレーニングを、上手くやりたかったなということが1番ですね。負けた後は「ここに出れる可能性があったのに!もっと上手くやっていれば!」という悔しさから、プレイインステージのBO5は見れませんでした。グループステージが始まってからは、見れましたけど。でも、実際にやってみてLGDを含めて、絶対に勝てない相手ではないとわかりました。

WCS前、春と夏の間に休みが短かったので「長期的な休みが欲しいな」とは思っていました。しかしWCSが終わってみて、これからの自分たちの成長次第だと思えたので、今でもモチベーションは高いです。結局、長い休みになってもLOL をやっています。

―― 噂では警察を呼ばれたと聞きました 

Raina選手:呼ばれてはないですよ(笑)隔離されていたホテルは、部屋から出ちゃいけなかったんですけど、サブの子が食事を取るときに外に出た後オートロックで締め出されちゃって。それでウロウロしてたら、防犯カメラで見ていた警察からRiotに注意が行ったという感じです。

―― 隔離中のホテル暮らしはいかがでしたか? 

Raina選手:みんなずっと1人だったり、食べ物がまずかったりしてきつそうでしたが、僕は快適でしたよ。確かにちょっとあれな食べ物も出てきましたけど・・・。美味しいものもあったんでね。部屋も広いし、ベッドも最高だったし。

強いて言うなら、丸テーブルでプレイしないといけなかったのはきつかったですね。用意できなかったみたいなので仕方ないですけど、あれはみんなから不評でした。

―― それではサポートの細かい話も聞いていこうと思います。サポートでもジャングルの位置を意識するのは大事ですか? 

Raina選手:もうそれは当たり前なくらい大事で、それで戦える戦えないが全然変わってくるので。Archer選手と一緒に今、戦えるかどうかを話し合いながらやっています。ジャングルの位置がわからないときはBugi選手に予測を聞いてみて、それを基にプレッシャーをかけて相手が下がったり前に出たりする動きで、相手がどこにいるかの予測精度を上げていきます。

だから僕は日本サーバーでサブ垢をするときは、ジャングルとADCをしています。他のレーンの目線が絶対大事だと思うので。特にジャングルとADCは、サポートと密接な関係があるので意識しています。

―― 演技力というやつですね? 

Raina選手:そうですね。ただ、上手いチームになってくると相手も、演技力を上手に利用して色々やってきます。特に海外のチームは、そういうことをやってくるチームが多いですね。

―― ソロQでもそうやって考えてプレイしているんですか? 

Raina選手:いやソロQでは、レーニングのことを集中してバチバチにやりあってます。もちろん、それはやっちゃいけないだろってプレイはしないようにしていますが、ミッドからのロームに気づかなかったりとかはあります。

―― ソロQのレートの上げ方を教えてください。やっぱりDUOですか?

Raina選手:いや、KRではほとんどDUOしていませんね。さっきも言ったように「レーニングに勝ったら試合も勝ち」「レーニングに負けたら試合に勝ちにくくなる」という意識でやっています。それをみんなわかっているから、KRはレートが高くなればなるほどレーンが上手いです。

―― KRのBOTレーンはレベル2で全てサモナースペルが落ちるって聞きましたが本当ですか? 

Raina選手:そういう試合も多いですね。何よりKRの人たちは、インベードが大好きです。インベードって1つの戦術なんですよ。特にソロQのインベードは回線落ちや、タバコを吸っていたりトイレ行っていたり、裏画面見ていたりスマホ見たりで、人がいないことが多いので、インベードは行ったもの勝ちです。

だから僕は言いたいです。日本サーバーに限らず、どこのサーバーでもそうだと思うんですけど、トイレとかタバコは試合前に終わらせるべきです。どうしようもない場合以外で、試合開始で放置するのは犯罪です!特にADCがいないと、僕1人でBOTサイド全てを警戒しないといけないんですよ。「早く来てくれよ~」っていつも思ってます(笑)

―― レーニングのコツを教えてください 

Raina選手:自分が使っているチャンピオンは、どこが強いか理解するべきです。例えば「レオナVSノーチラス」だとすると、基本的にレオナが有利だと言われているんですね。でも、ノーチが勝てるタイミングもあります。

例えばレオナは、どのスキルも強いですが、特にWが強いと思っています。ということは逆に言えば、Wが取られる前のレベル1とかなら勝てるタイミングもあります。

あとはアフターショックなどの有無や、スキルのCDも大事です。このマッチアップならレベル1フックからレオナを捕まえると、Qでアフターショックを発動する前に捕まえることができます。その間にADCも殴れるなら、そこで有利を取ることができますよね?

その有利を使い、その後のレーニングも主導権を取り続ければ、不利なマッチアップでも勝つことができます。そうやって相手のフラッシュやヒールを落とし、ジャングルを呼んでダイブすること等が出来れば、その有利はもっと広がります。有利を取ったらジャングルを呼びましょう。

―― じゃあもう少し細かいところに突っ込ませていただきます。最近Revolさんが「ジャングルとサポートが一緒に動かない動き」が大事だと言っていますがその辺りはどうですか? 
Raina選手:基本的には、ジャングルとサポートは一緒に動きます。ただ相手がリコールしているタイミングとかは、結構奥まで1人で置きに行けるタイミングがありますよね。

あとは、序盤に自分が先に倒されてしまった時とかは、今ならホームガードの様な足が速くなっている状態で復活するので、それを利用して相手よりも先に動いて、相手ジャングル内までワードを置きに行けたりするタイミングを、作ることもできます。そういう細かいところで1人で動くことができれば、それだけテンポを取ることができますよね。

―― 今シーズンは「サポートがベイトする動き」も多いですよね。あれについても教えてください 

Raina選手:あれは人次第じゃないですか?(笑)とても難しいです。どのロールでも、できることだと思います。

例えばADCでもフラッシュやクレンズ、サッシュがあるときは、相手を釣ってフォーカスさせて、それを味方がカウンターして突っ込んできた相手1人を、みんなでフォーカスして返すみたいな。上手いADCはみんなこれが上手ですし、日本ではなかなかできる人はいないと思います。

―― 今後の抱負をお願いします 

Raina選手:今年ですごく貴重な経験がいっぱいできたので、先程も言いましたがモチベーションは下がってなくて、むしろ上がっています。なので長期的に休まないようにオフシーズンでも練習を怠らず、来年もっとパワーアップした姿を見せたいと思っています。

そして来シーズンMSIがあるかはわかりませんが、優勝してMSIもWCSも出て、自分を客観的に見ても「日本一のサポートになれたな」と思えるくらい実力を上げたいです。

―― ファンに一言 

Raina選手:世界大会中は、変にプレッシャーなっちゃいけないと思って見なかったんですけど、経験したことないような量の応援が来ていたんですね。とても嬉しかったんですけど、その分期待に応えれなかったのは、とても悔しかったです。なので来年こそ、もう1度優勝して「世界でLJLは通用するんだぞ!」というところを、ファンのみんなに見せたいです。

皆さんの応援が励みになって、力になっています。応援されることが本当に嬉しいです。来年も応援お願いします。V3 Esportsに所属できたことを、オーナースタッフ含め感謝し、誇りに思っています。

最後に

今年のV3 Esportsの勢いは、本当にすごいものがありましたよね。WCSも「行けるかも!」と思えた瞬間もありました(個人的にはLGDが悪いよLGDが!)。来年も期待したいところです(DFMファンとしては決勝3-2でDFMが勝ってほしい!)。

今年はコロナの影響もあって、オンラインインタビューだったのでライナさんの写真があまり使えなくてちょっと物足りないな・・・と思ったので、僕のお気に入りのこの写真を使いたいと思います。

来年もインタビューよろしくと言ってくれたので、来年こそおいしいものを食べているRaina選手を写真で撮りながら、もっと突っ込んだ話ができるといいですね。

この記事の著者

syouko

syouko

学生時代はスポーツでプロを目指し、その後スポーツのコーチへ。
CIV4マルチという闇のゲームを4年したあとLOLにハマり、アマチュアチームの代表兼コーチとして1年半運営。
LOLを競技として捉えている人達を応援しています。

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