【LoR】日韓戦代表決定トーナメントの総評&デッキ解説

2020年9月13日(日)に、日韓交流戦の日本メンバー3名を決めるための「日韓戦代表決定戦」が開催されました。

大会形式は、スイスドロー形式での予選と予選を勝ち抜いた8名による決勝トーナメントで争われ、スイスドロー・決勝トーナメントともに、コンクエスト形式のBO3の試合形式で行われました。

LoR日韓戦代表決定戦の大会結果

決勝トーナメントを勝ち抜いた「やまと」「ren」「legendam」の3選手が、日韓交流戦の代表メンバーとして選ばれました。

予選のスイスドローを、勝ち抜いた8名による決勝トーナメントによって争われ優勝した、やまと選手は予選のスイスドローからすべてのBO3で勝利を納め、圧倒的な実力で優勝しました。

プレイヤーの持ち込みデッキ統計

各プレイヤーが本大会に持ち込んだ、デッキ統計データを見ていきましょう。

◆スイスドロー持ち込みデッキ統計

最も持ち込みが多かったのは「ラックス/オレソル」です。新弾「霊峰の呼び声」で新しく出てきたアーキタイプで、現在も研究が進んでいます。

まだ正解の構築が固まっていないので、皆さんも是非使ってみて欲しいデッキです。2番目以降は、同じぐらいの持ち込み率でした。

そのなかでも、現環境で立ち位置がよい「DEEP」の持ち込みが思ったより少なかったのが、個人的には意外でした。

「DEEP」デッキは、プレイングの差が非常に出やすい難しさがあり、練度が低いプレイヤーからは敬遠される傾向にあるからだと思われます。

◆決勝トーナメント持ち込みデッキ統計

決勝トーナメントの、持ち込みデッキの中で注目なのは「留まりし者たち」デッキです。予選のスイスドローラウンドでは持ち込みが少なかったデッキですが、他のデッキを押しのけ決勝トーナメントに勝ち上がり、結果を残しました。

ちなみに優勝したやまと選手も、このデッキを持ち込みました。後で解説しますが、以前のタイプよりリストがリニューアルされている所にも注目です。

代表になった3選手のデッキ解説

それでは、代表になった3名のプレイヤーの持ち込みデッキを詳しく見ていきましょう。

◆やまと選手


デッキ1:スカウトラリー(ミスフォーチュン/クイン)
デッキコード:CEBQOAIAAEEQWFI5E4VQCAQGCYBQEAAGBEFAEAICAADQEAIADISQCAIBAAZQ

スカウトラリーは、序盤からユニットを数多く並べることでボードを制圧しながら、キーワード「スカウト」とシナジーのあるチャンピオン「ミス・フォーチュン」「クイン」のレベルアップを狙っていくデッキです。

「霊峰の呼び声」の拡張以前から、上位ティアを維持し続けてきたアーキタイプで、完成されたリストになっています。

デッキにもある通り「スライド」というカードの効果「奮起」(英語読みでラリー)を駆使して1ラウンドで複数回攻撃することで、相手ネクサスを詰めていくのが特徴的なデッキとなります。

このリストでは「レンジャーの決意」の採用枚数が2枚になっていますが、通常は3枚採用が多いです。このデッキタイプは、ドローソースを積んでいないため、軽いコストのスペルは後半の息切れにつながる恐れがあることから、採用枚数を抑えているものと思います。

最新環境では、トランドル/戦母デッキ等でみられる「蝕む嘆き」や「雪崩」といったカードをケアできるので、3枚積むという選択肢も十分にあります。

このリストでは「リポスト」の採用枚数が2枚になっていますが、これを3枚にする選択も十分にあります。現環境でよく見る「光輝の守護者」を、このデッキで1回の戦闘で突破するには「リポスト」が必須だからです。

「リポスト」は、それ以外の場面でもユニットの交換時に、大きなアドバンテージをもたらしてくれる良いカードです。

大会後に適用されたパッチ1.10で、序盤を支える「戦場の料理人」にナーフが入いり、現在は上記そのままのリストは通用しなくなってしまったので注意が必要です。

デッキ2:留まりし者たち(カリスタ)
デッキコード:CECAMAIFBMNB4KZQGEBAEBIEAYBQGBICAQDACAIBEIAQEAIFCAMQA

このリストは、以前までの留まりデッキより早いアグロプランを取れる構成となっています。

相手の事故を咎めるアグロプランを取ることができる上、相手がなんとかこっちの攻撃を捌いたとしても、デッキ名にもある強力なフィニッシャーの「留まりし者たち」でゲームエンドを狙える、2段構えの構成になっています。

「蜘蛛」タイプのシナジーが無いので「エリス」は採用せず、チャンピオンはカリスタだけで、エリスの枠を他のカードに割いています。

このデッキは、ユニットを横に横に広げやすいデッキなので、エリスから出る蜘蛛が盤面を圧迫しうるという理由もあると思います。

新環境になってから「留まりし者たち」デッキは注目度が下がっていたのですが、これを機にアグロプランの取れる留まりしものデッキを、大会シーンで目にすることが多くなると思われます。

◆ren選手


デッキ1:TF/GPバーン(ツイステッド・フェイト/ガングプランク)
デッキコード:CEBAWAQGAUEAWFA2DQQCCJRNHIAQEAYIAEAQEAYJAEBACAYWGM

スペルによる盤面除去力が強い中速デッキです。きっちりボードコントロールしてフィニッシャーの「ガングプランク」や「荒波のレックス」で試合を決めに行きます。

「ペテン師ヨードル」から補充できるものと合わせて「鉛の忠告」がデッキから6枚出てくることになるので「追撃」の条件を安定して満たすことができるようになり、レックスのプランを取りやすくなっています。

「波乗りのザップ」によるスペルサーチ「ブラックマーケットの商人」「ペテン師ヨードル」による強奪効果によって、ハンドの息切れもしにくい構成になっています。

1枚採用の「ノクサスギロチン」も注目カードで、大型ユニットのライフを削ってから破壊する良いオプションになります。

このデッキは、パッチ1.10でナーフの入った「ペテン師ヨードル」の影響が非常に大きいデッキなので、現在は安定感が下がってしまっています。使うなら最新のリストを探してきて使うことを、お勧めします。

デッキ2:トランドル/オレソル コントロール(トランドル/オレリオン・ソル)
デッキコード:CEBQIAYJCVKFMVYCAMAQEBQEAEAQYFBBGIBAGAYJANKWAAQDAECAQAA

このデッキは「霊峰の呼び声」から出てきたアーキタイプです。「雪崩」「氷震」といった強力なAOEの採用や、マナランプカードにより他のデッキより早い段階で、バリューの高いカードをプレイすることにより、アドバンテージを取っていけるデッキになります。

3ラウンド目までにランプを入れ、4ラウンド目に「トランドル」をプレイできれば、かなり盤面に圧をかけつつ中盤を支えてくれることになります。回復カードを多く採用しているので、レイトゲームに持ち込みやすいのも特徴になっています。

注目カードは「ソラリの祭司」です。このカードは、コストが4~6の天空カードを生成してくれるカードで、この4~6コスト帯の天空カードにかなり強いカードが集まっているので、後の強い動きにつなげることができます。

「龍の卵」→「終わりなき喪心」「オレリオン・ソル」→「回生の咆哮」という流れもキレイで、よく出来たリストだと思ったので私自身も、この大会後にラダーで何度も回してみました。

「霊峰の呼び声」で追加された要素を多く使ったデッキになりますので、皆さんも是非試してみてください。

◆legendam選手

デッキ1:TF/スウェイン コントロール(ツイステッド・フェイト/スウェイン)
デッキコード:CEBQKAQDAEBQOCAJAYBAMBAIDIOSMLICAEBS4NYAAEAQEBQ4

序盤は「火薬樽」×「スペル」や「恐襲の魔鴉」の強力な除去を駆使して盤面をつくり、最終的にはレベルアップした「スウェイン」と「軍艦リヴァイアサン」の同時着地が出来れば、相手は「スウェイン」のレベルアップ効果でスタンされてしまい、対戦相手はなす術なくネクサスのライフを詰め切られてしまいます。

今回のリストでは「サルベージ」の採用が3枚になっていますが、他のリストでは2枚以下に抑えられていることが多いです。おそらく、大会での安定感を鑑みたときに3枚採用の選択を取ったものと思われます。

除去スペルとユニットを、バランスよく採用したオーソドックスなコントロール系のデッキです。このアーキタイプは有名で、他にもデッキや回し方の解説が多く出回っているので、この記事では厚く取り扱いません。

デッキ2:ラックス/オレソル コントロール(ラックス/オレリオン・ソル)
デッキコード:CEBQOAYJDQRTGVCVK5MAIAIAB4NCCKQCAIAACCIAAEAQGCIX

新弾「霊峰の呼び声」の目玉デッキになります。早いデッキにも遅いデッキにも対応できる柔軟性があり、大会でもラダーでも多く見られるタイプのデッキになります。

速いデッキに対しては「ソラリの兵士」「ソラリの盾兵」で盤面に蓋をして、中盤はライフスティールを付与した「光輝の守護者」の着地を狙っていきます。

遅いデッキに対しては、相手の遅いペースに付き合って、終盤は「オレリオン・ソル」の効果で得た天空カードのパワーで、押し切るプランを取ることができます。

このリストでは「灼きつく光芒」の採用が1枚ですが、海外のリストでたまに見かけるチャンピオンに「レオナ」の選択をしているリストでは、デイブレイクシナジーもみて「灼きつく光芒」の採用枚数を増やしているものもあります。

多くのプレイヤーからナーフの声が叫ばれている「静寂」というカードがシンプルに強力で、沈黙効果により相手の思惑を外して簡単に盤面を、ひっくり返す事が出来る場面も多くなります。

まとめ

今大会で代表となった3名は9/26 (土)に行われます「日韓交流戦」に出場します。今回の記事を読むことで、本選をより楽しむことができたなら幸いです。

本選では、日韓各チームが6デッキを持ち込んでBO7形式で対戦が行われます。どのようなデッキが持ち込まれるか楽しみですね。

現環境で、トップレベルと間違いなくいえる試合を解説付きで見ることができますので、当日の公式配信を是非見ましょう。

日韓交流戦の詳細は以下から見ることができますので、気になる方は↓↓をチェックしてみて下さい。
第2回 日韓交流戦

頑張れ!ニッポン!

この記事の著者

jyori

jyori

デジタルカードゲームでe-sportsのすそ野を広げたいという思いから、日々配信や大会参加しています。
プレイするゲームは主にLoRです!

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