DFM大好きおじさんが考察!LJL 2020 Summer Splitで調子の悪い原因とは?

この記事は、沖縄の虎があった時代のLJLすら知らない「にわか丸出し」のDFM大好きおじさんが、個人的な主観丸出しで色々あーだこーだ言うだけの記事です。

スーパーウィーク4戦を1勝3敗、そして8チーム中5位、5勝7敗と負け越しているというのは、DFMファンにとってはショッキングな状態であります。

こんな状態を憂いたDFMファンの1人のつぶやきとして、この記事を読んでいただければ幸いです。

先にキレイゴトを言っておく

僕は「DFMファン」である前に「LJLファン」です。なのでDFMの現状がとても悲しい一方で、LJLファン的にはいいことでもあるのです。まず「LJLファンおじさん」として「キレイゴト」を先に述べておきましょう。

◆周りのレベルが上がった

今年のLJLはレベルが上がりました。SGはドリームチームですし、V3もbugi選手がフィットしてきてかなり良くなってきています。CGAも、Yunika選手が週を追うごとに上手くなっていて、今年はかなり期待できますよね。

SHGもコーチが変わり、SGとDFMに連勝しました。BCだってRoki選手引退でどうなるかと思いましたが、最近ではエンジンがかかってきました。新人がここまで頑張れているのは、LJLファンとしては本当にうれしいことですよね。

◆DFMが新しいことに挑戦している

DFMは国内では無敵でしたが、国際戦でもっと結果を残すには何か変化が必要でした。

しかもDFMはかなりLCKのような「消極的で、中盤以降にしっかり勝ち切る」という流れを受けていますが、最近ではLPLの「序盤からどんどんリスクを取っていく」というスタイルが、世界的にメタになってきています。

なので監督も変わり、ピックもDFMは挑戦的にしていました。挑戦する時、今までと違うことをするので、足踏みしてしまうこともありますし、失敗することだってあるでしょう。

キレイゴトを否定する

ここからは「DFMは世界で通用しなければ!」と思っている「DFM大好きおじさん」として話していきます。

◆周りのレベルが上がった…?

周りのレベルは確かに上がりましたよ?でも、コロナの影響で韓国人選手が合流できないことなどもあって、SHGは明らかに戦力的には落ちましたよね?RJもBCもAXIZも、どう見ても戦力的に落ちたじゃないですか。

「それらのチームが成長した」と言えばその通りだと思いますが、そんなものDFMだって成長しないといけないんですよ。

その成長しないことを「弱くなった」というんですよね?CGAやV3は明らかな成長を感じますが、SGはAXIZとSHGに負けるなど空回りしています。

SHGもトップが変わり、AXIZも急遽Day1選手の加入。BCも急遽Roki選手の引退などで、チームを立て直しています。

チームの立て直しは上手くいっているので、来年は確かに期待できます。しかし、LJL 2020 Summer Splitはどうでしょうか?

「今年の夏いきなり変えたら、いきなり強くなったぜ!」という可能性は、もちろんあります。しかしそういうことはレアケースで、普通は最低でも1シーズンはかかると思います。

つまり7チーム中2チームしか、実質のところパワーアップしていない可能性が高いのです。そんな中、今の順位は明らかに問題だと思います。

◆DFMが新しいことに挑戦している?

確かにDFMは今シーズン、挑戦的なピックをしていました。しかし、春もしていましたよね?春も確かにSGに負けるなどはしましたが、しっかり優勝しました。

つまりこの時点では、DFMは苦しみこそしたものの、成長していたのです。しかしなぜこの夏はこんなにもダメなんでしょう?

世界大会がある場合、行ったチームは調子を崩すというようなこともありますが、今年はそんなことはありません。

V3戦も、監督ではなかったということで正直あまりいいピックだとは思いませんでしたが、各自の得意チャンプが出ていたと思います。

なのにV3に何もできずに負けたのです。もちろんV3が強かったと言えばそれまでですが、DFMはそれを言い訳にしていいチームではありません。ましてやSHGとBCに負けて、AXIZに苦戦していいわけがないのです。

DFM不調の原因(1):AXIZ戦で見る「マクロ的判断のあやふやさ」

全試合振り返るのは現実的ではないので、この試合だけに絞ってマクロ面を見ていきましょう。特にこの試合は「勝っていた試合」です。

もっといえば「簡単に勝てる試合」なのです。なのにも拘わらず、最後に奇跡的にエルダードラゴンをスティールしたことによって、何とか勝てた試合になってしまいました。

LOLというゲームは「負けている側がリスクを取らないと勝てない」「勝っている側は100%有利になる行動が取れる」そういうゲームです。それを大前提に、どうして苦戦したのか説明していきます。

◆トップに2人ボットに3人????

セトはトップに。グレイブスはボットに

この場面なぜか、セトはトップにいます。なぜ?ドラゴンがスポーンしていますし、普通はボット側にいるべきです。

もちろんこの場面「ドラゴンを囮にしてトップで大きく試合を動かす」という判断は、ありです。しかし、それなら最低でもグレイブスがトップ側にいるべきでしょう。

ただ1つ「もしかしてそういう考えなのかな?」というのがあるとすれば、この場面「マルファイトのウルトを使わせる」という、チーム判断をしているのかな?とも思いました。

実際その後も、マルファイトを狙うシーンは多く見れました。しかし冷静に考えてください。

この場面お互いにTPがあって、3700ゴールド差もあったのです。マルファイトのウルトは確かに強いですが、ウーコンのウルトも負けていません。

ゴールド差を考えれば5vs5は、望むところでしょう。ましてやドラゴンがスポーンする前ならともかく、こういった状態でする行動では絶対にありません。

◆ドラゴンを4つ取るのが、今のメタで1番安全な行動では? 

解説のリールベルトさんも苦言 
この場面の前に、DFMはバロンを触っています。確かに「ドラゴン3つ目の圧力を使って、バロンを取る行動」というのはありです。しかし、それをするならAXIZ側の構成がすることです。

カイサはバロンが速いですし、バロンで釣った後の反転がとても強い構成ですからね。また、インファーナルソウルを獲得すればもちろん強いですが「取れば試合が決まる」・・・というほどの、構成ではありません。

しかしDFMはどうですか?実際、この次のドラゴンでインファーナルドレイクを獲得し、インファーナルソウルを手に入れたら、コグマウとエズリアルのダメージは本当に馬鹿げたものでした。

つまりDFMはわざわざ「バロンを取る」ということをしなくても、ドラゴン4つ取ればそれだけで「勝ち」だったのです。

だからこの試合、ヘラルドにもこだわらず、ゆっくりエズリアルにゴールドと経験値を集めながら「ドラゴン3つ」を優先して、取り切ったのではないのですか?

もちろんあのバロンを触っても、この4つ目のドラゴンが取れるのならばいいです。ですが、結果論で話しているのかもしれませんが、4つ目のドラゴンを簡単に渡してしまいました。

これは「リスクとリターン」が釣り合っていない行動です。

なぜならあの場面、なんなら相手に「バロンを渡してドラゴンを取る」という行動をしても、安全に勝てていたからです。もちろん避けたい行動ではありますけどね。

ただ相手からしても、リスクをかなり負う行動です。「相手にドラゴンソウルを渡す間にバロンを取りきる」という判断の失敗は、試合の終わりを意味していました。

つまりDFMはドラゴンにこだわるだけで「取れば勝ち」「相手がドラゴンに来るなら相手はドラゴンスティールまで考えて強引に突っ込まないといけない、さらに視界でもこちらは有利」「バロンを渡しても勝ち。もしそのリスクを爆発させれば試合はそのまま勝利」という状況だったのです。

◆マクロのあやふやさの集大成、なぜ3本目を狙った?

普通に弱いチームが勝てない理由のマクロ
この場面、僕は普通にショックでした。なぜなら「強いチーム」は、こんな行動を絶対にしないからです。あまり言いたくないですが、この行動は僕が教えてるアマチュアの子たちがしても普通に怒ります。ありえません。

まず状況を整理しましょう。DFMは、構成的にもポークに強みがあります。特にインファーナルソウルを手に入れたことによって、にらみ合いで簡単に有利を築くことができていました。

また、トップのインヒビターは折れていました。スーパーミニオンが押しかけるので、相手は1人トップから離れることが難しい状態でした。

ドラゴンソウルの影響で、トップの1vs1もかなり有利を作れていました。これにより、相手がトップを捨ててTPすれば、そのままウーコンがトップを押し切るだけで、ネクサスを割ることもできていました。

そういう圧力があるので、マルファイトのTPはかなり使いづらい状態でした。ドラゴンも残り1分を切っていました。つまり無理してタワーを折らなくても、ドラゴンで睨み合うだけで簡単に勝てたのです。

一方負ける条件としては、にらみ合いが出来ず強引に入られることです。なので「マルファイトに圧力をかけて失敗した」ことや「ドラゴン4つ目を簡単に渡した」ことは、その負け筋を怖がったからとも取れます。

でも、なら「なぜこの場面は怖がってないの?」とも言えますよね。怖がって相手に有利を渡す場面は、あったくらいなのに。

紆余曲折を経て、結果あとは「勝つだけ」の場面で「なぜ怖がらないのか?」という話になります 。マクロの統一感の無さが、見える試合でした。

DFMの不調の原因(2):BC戦で見る「オブジェクトのファイト判断の悪さ」

先に動画を3つ見ていきましょう。

ヘラルド
ヘラルド2回目
ドラゴンファイト

本当は他の試合でも気になるシーンはいっぱいあったのですが、BC戦だけで3つもあったので、もうこれでいいかなという感じです。この試合DFMは構成的に、序盤に寄っていました。ボリベアもそうですし、カリスタやレネクトンもそうです。

なのでこの3つのファイトは構成的には「絶対に勝てないファイト」「するべきではなかったファイト」ではありません。

先にソロQで「異常にオブジェクトの価値が高いと勘違いしている人」が多いので言っておきますが「ヘラルドは320ゴールド」そして「ドラゴンを取って1デッドは完全に損」ということを頭に入れて、この説明を聞いてください。

◆味方の距離感が見えていない

ヘラルド1回目は、カリスタが先に寄れるのにファイトを始めてしまいました。逆にヘラルド2回目は、レネクトンがいないのに当たりきってしまいました。

1回目のヘラルドの場合、カリスタが寄り切る前にファイトすること自体は良いのですが、デッドまでは行ってはいけませんよね?

その後カリスタの寄りで、4vs4を作り直してヘラルドこそ取りましたが、2キル目を相手に献上しました。

2回目のヘラルドではレネクトンがいないのにも関わらず、相手に良いエンゲージを決められて4vs5の形で負けてしまいました。

◆集団戦の形がイメージできていない

「3つのシーン」全てにおいて、Proud選手とEugeo選手の素晴らしいCCが決まったことが、敗因になっています。

もちろんそれを決めた2選手は、褒められるべきものです。ただ一方で、それをイメージできていないDFMには、問題があると思います。特にアリスターの位置は、もっと頭に入れて戦うべきでした。

◆オブジェクトにこだわりすぎている

この試合に限らないのですが、今のDFMはドラゴンやヘラルドを取ろうとして、相手にキルを渡してる試合が非常に多いです。オブジェクトを使って、ファイトの判断をするところまでは良いのです。

しかし、それに勝ち切っていないのは「オブジェクトに触る」というところまでは、コール出来ていても「そのあとの反転のイメージの共有」もしくは「反転での勝ち方のイメージ」ができていないと言えるでしょう。

DFMの不調の原因(3):ピック

このスーパーウィークの4つの試合です。先に言っておきますが、ピックは結果論の部分が多いです。成功すればいいピック、失敗すれば悪いピックと言われることは日常茶飯事です。

好き嫌いで語ることもできます。なのでここでは「結果論」と「好き嫌い」で語っています。急遽代打のGismoさんということで、仕方ない部分もあります。あくまで主観で「あーだこーだ」言っていると思ってください。

◆V3戦

さて、まずV3戦。この試合は上記でもあまり良くないと言いましたし、本人もツイッターでよくないと言っていました。

具体的にはRevolさんも言っていたように、レートゲームに寄りすぎていたことです。特にカジックスが見えている中、このピックはよくない・・・。

Steal選手のトランドルは、もう息ができない状態になるでしょうし、それによってカジックスが育ってしまうと、ジグスもまともにポジショニングが取れません。

◆SHG戦

SHG戦は、シンドラが良くないと思います。ナーフ前ならよかったのですが、今のシンドラはLCKでは使いこなせず、LPLでは使いこなせるという感じの評価です。

簡単に言えば「アグレッシブにファイトを作り勝ち切るチームでは強い」が「安全にレートゲームで勝つチームでは弱い」という評価です。

DFMが「アグレッシブなチーム作り」をしているのは確かです。特に「サイドレーンだけではなく、ミッドからもゲームを作るチームを目指す」ということを、目標にしていました。

しかし、それならV3戦のピックはしてはいけないでしょう。特に今は調子が悪いのですから「昔のレートゲームしっかり勝ち切るスタイル」に戻すのか、それとも「今チャレンジしているアグレッシブなスタイル」にするのかは、統一するべきです。

◆BC戦

カリスタを再びピックしました。アシェに対してカリスタはアシェが有利なので、レーンを見ているのではなくて、アグレッシブな試合展開を見ているとみて、間違いないでしょう。

なのにもかかわらず、タリックとカルマをピックしました?カリスタというチャンピオンは「オールイン」を基本的には、狙うべきです。特に、タリックと合わせた時はそうでしょう。

確かにカルマも、タリックもオールインに向いているチャンピオンです。しかし2人を同時にピックしてしまうと、それは「ロングファイト」が強い構成になってしまうのです。

例えばカリスタのところが、アフェリオスやASヴァルス。シヴィアやエズリアルだったらいかがでしょうか?一定の距離を測りながら、DPS勝負で勝てる気がしませんか?

もしタリックの場所を変えるなら「レネクトンと一緒にオールインして相手のキャリーの息の根を止める」。例えば「レオナ」や「ラカン」のようなチャンピオン。

または「フック系でゲームメイクできるチャンピオン」選ぶべきです。フック系はBANされちゃってますし、アリスターに対して出すのは飛び込むチャンピオンも、少し現実味がないのであまりよくない気はしますが・・・。

なので僕は「アリスターをレーンで圧倒できるピック」がいいと思います。カルマの場所を変えるなら、タリックのウルトを貰いながら相手のバックラインに、特攻するチャンピオンを選ぶべきです。

個人的にはカルマをサポートにおいて、そういったピックでも面白かったのかもしれません。もしくは、ガリオを叩き潰すピックをしていれば、オブジェクトファイトでも有利なポジショニングを得られたはずです。

◆AXIZ戦

正直文句ありません。グレイブスやっとピックしたか・・・という感じです。実際に序盤圧勝していましたし、DFMらしいピックとはV3戦のような「得意チャンピオン使わせとけばいいわ」というような、ピックではありません。

個人的にDFMらしさとは「メタチャンピオンを先出しすればしっかり仕事をするサイドレーン」と「メタチャンピオンへのカウンターをしっかり用意している5人。しかもよくわからんチャンピオンも可」から来るものだと思っています。

DFMの不調原因(4):コミュニケーションエラー

実際にコールを聞いているわけではありませんが、それじゃなくても、コミュニケーションエラーが起きているのが、わかるくらい多いです。

◆小さなミスが頻発している

DFMの特徴として、大きなミスはするけど小さなミスはしないという、傾向にありました。

「神は細部に宿る」ではないですが、DFMはここぞという場面では失敗しなかったですし、その小さなミスをしないことが、大逆転につながる場面はいくつでもありました。

しかし今は「CCチェーンのスキルをどちらが先に打つか」といった問題から「ファイトにどちらが先に寄るのか。どういったルートをお互いに取っているのか」と言ったような、細かいミスが本当に多いです。

◆トレードの意識が足りていない

大きなミスといいましたが、DFMは「ミスをするべくして勝っていたチーム」といえます。これでわかる人は、LOLの理解度が高いです。要するに「ミスをしていい場面でミスをしていた」ということです。

例えば「トップで強気に押し続けて死んだ」といった時、必ずDFMはボットサイドでアクションを起こしていました。

もちろんトップで起きたミスが続くと、チーム的には不利になってしまいます。しかし、どこかでその「強気なプレイ」が成功した場合、一気にチームは有利になっていました。

しかし、今のDFMは「ミスが起きてそれで終わり」という場面が非常に多いです。これは「強気なプレイ」自体が悪いのではなくて「強気なプレイをするタイミング」が悪いのです。

最後に

散々書いてきましたが、僕が1番思うのは「モチベーションの維持」なのかなと思います。

プロを続けていく上で「モチベーションの高さ」というのは、非常に大切です。DFMは長年その「モチベーション」を高く維持してきたチームであると思います。

しかし「何をモチベーションにしているのだろう?」と思った時、他のチームは「LJL優勝」であるのに対して、DFMは「世界(WCS)で活躍すること」でしょう。

しかし今年はコロナの影響でMSIがありませんでした。WCSの開催も怪しいものです。ファンたちの期待や、応援の声は選手たちに届きにくい状況です。

更にここまで調子が悪ければ「例えLJL優勝しても世界で通用するの?」と思っても仕方ないと思います。

しかし僕は思うのです。2018年のSKTが、そしてFakerがあそこまで落ちぶれても、2019年、2020年と復活しました。

DFMもRPG(PGM)にけちょんけちょんに負けて、世界戦に行けなかった時期が続いたことだってあります。

でも彼らは復活しました。絶対に今回だって、終わってみれば「DFMの優勝」で終わると信じているんです。

そんな「DFM大好きおじさん」でした。こんな記事を、最後まで読んでくれる人がいるかわかりませんが、ありがとうございました。

PS

4000文字予定が7200文字オーバーになりました。

この記事の著者

syouko

syouko

学生時代はスポーツでプロを目指し、その後スポーツのコーチへ。
CIV4マルチという闇のゲームを4年したあとLOLにハマり、アマチュアチームの代表兼コーチとして1年半運営。
LOLを競技として捉えている人達を応援しています。

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