- 2020-7-3
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はじめに
レジェンド・オブ・ルーンテラパッチ1.4で、ランクシーズン「追撃の時」が2020年6月24日(水)に終了し、同時に新たなランクシーズン「好運の時」がスタートしました。
新たなランクシーズンの最序盤は、環境が安定しづらく「ランクの上げ時だ」と考えている人も多いと思います。
本記事はランクが少し低めの方や、カードに対する知識量が少ない初心者の方に向けた記事になっています。
比較的安価で組むことが出来、なおかつ時間をかけずに勝ちを拾いに行けるジャギドの親方&フォン・イップ教授アグロの構築紹介と、プレイ解説をしていきたいと思います。
代替カードの案も載せていますので、是非最後まで読んでもらえると嬉しいです。よろしくお願いします!
【ルーンテラ攻略】新シーズン好運の時デッキのキーカード
◆ジャギドの親方
新セット「迫り来る波涛」で追加された、ビルジウォーター地域のエピックカードです。追撃を達成することで、あらゆる場所にいるコストが1の味方に+1/+0のバフを行います。
3コストという軽量ユニットでありながら得られる効果は絶大で、デッキの大半を1コストで構成しているこのデッキにおいて、1度の追撃発動で相手とのアドバンテージ差をかなりつけることが出来ます。積極的な追撃発動が肝です。
◆フォン・イップ教授
コスト1の味方を召喚するときに、+2/+2のバフを行うピルトーヴァー&ゾウンのレアカードです。ジャギドの親方と違い、体力までバフするというのは、とても魅力的です。
しかし、この効果はフォン・イップ教授が自らの場にいるときにしか、発動しません。厳しい条件だからこそ、得られるアドバンテージが大きいカードになっています。
上手くフォン・イップ教授を使うことが、このデッキ全体を上手く使うことに繋がります。
【ルーンテラ攻略】新シーズン好運の時デッキ構築と解説
◆構築の趣旨
注目カードで説明した2種類のカードを使い自分の1コストの味方をバフして、盤面を横に広げつつアグロ戦術を取り相手のネクサスを削り切るデッキになっています。如何にして自らのユニットをバフするか、アドバンテージを稼いでいくかが鍵になります。
◆各カード解説
大まかに分けて解説を行っていきます。分け方は、1.チャンピオンカード 2.ユニットカード 3.スペルカード の3種類です。
チャンピオン
◆フィズ
ビルジウォーター地域の1コストチャンピオンカードです。レベルアップ条件は、自分がゲーム中にスペルを6枚使った時。
レベルアップ前、後どちらもスペルを使うとそのラウンド中は、イルーシブを手に入れることが出来るので、これを活かしてアグロムーブをしていきます。
フィズを対象指定したスペルやスキルは、スペルを使うことで効果を打ち消すことが出来ます。これは本家LoLのフィズを再現しているポイントで、とても丁寧に作りこまれていることが窺えますね。
◆ティーモ
ピルトーヴァー&ゾウン地域の1コストチャンピオンカードです。レベルアップ条件は、相手のデッキに「毒キノコ」を15枚植え付けること。素でイルーシブを持っているので、最序盤から相手のネクサスを削りに行くことが出来ます。
毒キノコは、ネクサスストライクで相手のデッキに5枚植え付けることができ、レベルアップ後からはネクサスストライクで相手デッキの「毒キノコ」の数を2倍にします。
この「毒キノコ」のついたカードを相手が引いた場合、毒キノコ1枚につき自分のネクサスに1ダメージ与えることが出来るので(相手が引くので相手がダメージを受ける)、ジャギドの親方や、その他追撃の効果を発動させることが出来る便利な1枚です。
ユニット
注目ユニットは、上述のジャギドの親方とフォン・イップ教授の2種類。その他は、1コストユニットで構成しています。その中でも特に注目したいのが、こちらのカード。
◆海賊の射撃手
味方の攻撃時に相手ネクサスに1ダメージを与える効果を持っており、ジャギドの親方の追撃を発動させやすくなるほか、相手のネクサスに直接ダメージを与えるのでリーサルにグンと近づける1枚ですね。
スペル
◆鉛の忠告
0コストバーストスペルで、相手のネクサスに1ダメージを与えます。ジャギドの親方の追撃を発動させられると同時に、フィズのレベルアップ補助、対象指定無効補助になる便利なカードです。
◆ダブルトラブル
3コストスロウスペルで、ランダムな地域から2枚の1コストユニットを召喚するカードです。1コストを2枚出すために3コストを払うというのは、もったいなく感じる人も多いかもしれませんが、なんといってもこのカードはスペルカードです。
スペルマナのみで唱えられる3コストというのはとても使い勝手がよく、マナジェムが空でも一気に横展開出来るので非常に強いカードだと思っています。
【ルーンテラ攻略】プレイ解説
◆マリガン
マリガンはフォン・イップ教授を優先的に探しに行きます。理由としてはドローソースがないことが挙げられ、ドローソースがない以上デッキ内の大半のカードはバトル中に拝むことすらないからです。
手札を大きく入れ替えられるマリガン時に、少しでもフォン・イップ教授を探しに行き、アドバンテージを得るということが目的です。理想としては、フォン・イップ教授の他が1コストユニットであるということですね。
もう1枚のキーカード、ジャギドの親方は追撃を達成することの出来るカードと一緒にハンドにあるときのみキープしてもいいと思います。
鉛の忠告が理想ですが、その他にも海賊の射撃手やティーモ、フィズなどと組み合わせてキープしてもいいと思います。
◆先攻と後攻のプレイの違い
大前提としてLoRは、既存カードゲームのようなターン制バトルを廃止しています。ゲームによっては、相手のプレイにいくらか干渉することが出来ますが、それでもあくまで自分のターンのみなどの、制限がつくことがしばしばです。
そんな中LoRは、ターン制を廃止した革新的な作りになっていますが似たようなシステム「アタックトークン」が、存在します。
本記事ではアタックトークンを1ラウンド目に保有している方を先攻、2ラウンド目に保有している方を後攻と定義した上で解説を行っていきます。
ジャギドの親方など、フォン・イップ教授アグロは基本先攻有利デッキです。現環境(記事執筆時点)は、アグロタイプのミラーでない限り1ラウンド目にユニットが出てくることが少ないという、特徴があります。
その為、1ラウンド目に確実にユニットを召喚することの出来るこのデッキは、1ラウンド目から相手ネクサスにダメージを与えやすいです。
では「後攻では為す術がないのか?」というと、それは違います。後攻の場合、1ラウンド目にユニットを置いておき、2ラウンド目開始直後アタックトークンを使用することで先攻と同じような動きが出来ます。
また、相手のデッキタイプ次第では先攻よりも横にユニットを広げた状態で、ダメージを与えることが可能です。
◆プレイ解説
いよいよ本題であるプレイ解説です。と言っても、実のところ気をつけることはあまりないのが現状です。フィーリングに頼って、コスト通りカードを使うだけでも強い盤面を作り出せて、そのまま勝ち切ることが出来ます。
そんなデッキの中でも気を付けたいのが、3ラウンド目と4ラウンド目になります。このラウンドはジャギドの親方、フォン・イップ教授が場に着地する最速ラウンドになるので、いくつか気にしておくべきポイントがあります。
ジャギドの親方ならば当たり前ですが「追撃を達成できるか」です。ジャギドの親方の能力は追撃を発動できなければ腐ってしまいますし、出来ていない状態で投げてもただの3コストバニラです。
フォン・イップ教授であれば「出したターンでどれだけ展開できるか」が肝です。フォン・イップ教授は、効果が強力なゆえにスタッツが低い傾向にあります。なので出した返しのターンで、相手に除去されてしまっては元も子もありません。
「本当にこの場面はこのカードでいいのかな?」「今のこの手札ならこういうムーブが取れるな」など、少し考えるだけでもこのデッキがさらに上手く扱えるようになると思いますし、ひいてはLoRが上手くなると思います。
少し意識するだけでも「ジャギドの親方のた為に、鉛の忠告を残しておこう」「4ラウンド目のフォン・イップ教授が見えているから、3ラウンド目はスペルマナを少し貯めこもう」などが、自然と出来るようになると思います。
このデッキは多くが低コストカードで構成されており、ドローソースも入っていないのでリソースが尽きてしまえば、そこで攻め手を緩めることになります。
ですから出来るだけスペルマナを貯めこみつつ、盤面を6枚広げたらよっぽどのことがない限り、手札は温存して立ち回るほうが試合を有利に運ぶことが出来ます。
代替カード案
今回記事に載せているデッキリストの1部ユニットや、スペルカードは必ずしも必須という訳ではなく、あくまで筆者自身の好みでもありますので、自由に入れ替えていただいても全然問題ありません。
参考までに代替カードの案を、紹介させてもらいます。
追撃のポロ プールシャーク シェルショッカー レイニングバレット 偽りの発砲 ごちゃごちゃオモチャ箱
以上6種類のカードを代替案としてご紹介いたします。
◆追撃のポロ
追撃のポロは、多少のランダム要素は絡みますがジャギドの親方とくっつきがよく、得られたキーワード能力次第ではかなり強いユニットに化けることが出来ます。
◆プールシャーク
ドローソースが足りない、と感じるのであればプールシャークを採用してみるといいと思います。デッキのマナカーブが前に寄っているので「引いてきて使えずそのまま消滅してしまう」なんてことには、なりにくいと思います。
◆シェルショッカー
スペルマナを上手く溜め込むことが出来ない場合は、シェルショッカーを入れましょう。出すだけでスペルマナを回復するので、盤面を広げつつ有利を作ることが可能です。
◆レイニングバレット、偽りの発砲
この2枚は追撃達成と盤面処理を兼ねたカードです。環境的に、盤面を強く作るデッキが増えた場合に入れておくと、何かと役に立つと思います。
◆ごちゃごちゃオモチャ箱
このカードは即席工作にスペル詠唱以外の役割を持たせつつ、デッキの回転速度を上げることが出来る貴重な1枚です。ただ長い目で見ると、ハンドは1枚減っているのでその点は注意してください。
◆代替カードを入れ替える際の注意点
カードを入れ替える場合は「デッキ内のカードと、このカードにはシナジーがあるから入れ替えよう」という明確な動議がない限り、大抵失敗することが多いので注意しましょう。
代替カードを入れるにあたり、デッキから抜かなければならないカードというものが必ず存在しますが、まずはチャンピオンから抜いてみてもいいと思います。
「資産が足りずデッキが作れない!」という理由で代替カードを入れるならば、ティーモから抜いてみましょう。
ティーモは、1コストイルーシブという理由で採用しているところが大きく、あまりレベルアップに期待していないこともあり、あってもなくてもあまり変わらないというのが実情です。
まとめ
今回の記事はいかがだったでしょうか?紹介した構築は、チャンピオンカードが足りなくても作れるというところに魅力があると、筆者は感じています。
アグロ構築のため、1試合1試合が短くラダーを回すのに適したデッキになっていると思います。あまり深く考えず、まずは自分のフィーリングを信じて回してみてくださいね。
キーカードはジャギドの親方とフォン・イップ教授
基本は先攻有利、でも後攻もプレイで補える
マリガンはフォン・イップ教授を探しに行く
代替カードはティーモから交換していく
以上の4点が今回のまとめになります。それでは今回は、このあたりで筆を置かせていただこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!